10月13日から14日にかけて関東・東北地方を襲った台風19号は、気象庁が「これまでに経験したことがないような大雨」が降るおそれがある、とたびたび警告したように、各地に未曽有の大災害をもたらした。豪雨は中部地方の千曲川まで氾濫させ、長野県に大きな災害を与えた。
河川は氾濫し堤防は決壊し、大量の水が建物や田畑を襲った。まさに「これまでに経験したことがない」大雨であり、その結果の浸水・洪水であった。
階下のかなりの高さまで浸水した家屋が多く、泥を含んだ水の後始末は困難を極めたものである。水に浸かった車や家電製品はもはや使い物にならないというのも、はなはだ困ったことだ。洗浄して修理するという方法はとれないものだろうか。廃棄せざるを得なくなった大量の器物の処理も、簡単ではない。
この豪雨が地球温暖化の結果によるものだとすると、今後ますますこうした豪雨被害が繰り返されることが考えられ、その対策が急がれる。
実朝ではないが、「八大龍王雨やめたまへ」と祈りたい思いである。
実朝ではないが、「八大龍王雨やめたまへ」と祈りたい思いである。