すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「地方創生」と“おせっかい”と

2015年11月25日 | 日々思うこと

今日は頚城の山々もきっと白くなったのではと思うほど朝から寒い一日です。一ヶ月程前にご近所の柚子の木の持ち主から、何時ごろ収穫するのかと聞かれたので「11月に入ってからでは」と安易に答えてしまい気になっていました。

その後、柚子の実はどんどん大きくなって畑の下へゴロゴロと落っこちているのでつい先日、愛犬との散歩中に「もう収穫してもよいのでは」と言うと、利用方法が分からないからとたくさんいただきました。先ずはお風呂に入れて香りを楽しみましたが、あまりにも大きくなって実をたくさん付けたので来年は不作なのではと案じてしまいます。

案じるといえば昨日、シリア北部を飛行していたロシア軍の戦闘機がトルコ軍の戦闘機からミサイルで攻撃されたというニュースです。それぞれの国の言い分があるものの、墜落したロシア軍機のパイロット2人は墜落直前にパラシュートで脱出降下し、下から反政府組織に銃撃され一人が死亡ということですが、パラシュートで降下する戦闘機の乗務員を下から射撃するのは「ジュネーブ条約」に違反です。これでロシアとトルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)との関係が悪化するのではと、つい余計な心配です。

先日の上京で、いつも立ち寄る東京駅構内サウスコートのお店の一角で、「そのままたべるきのこ」という鳥取市内の椎茸協同組合の珍しいスナック(?)を試食です。鳥取で採れた“きのこ”を乾燥し化学調味料や酸化防止剤などは使わずに、その旨みをそのまま活かしたもので、小さな8センチ四方ほどの箱で500円でした。何よりも鳥取から来た若い女性が雑踏の中で一生懸命に説明するので同情し、「大きな声で丁寧に説明すると売れるわよ」と、ここでも私はつい余計な“おせっかい”です。

今夜10時からのNHK「見せます!地方のプライド~“縮小日本”への戦略~」は、2040年には自治体の半数が「消滅」するという予測の中で、地方が活力を取り戻すには何が必要か、グルメ、観光、移住などを切り札に「地方創生」に取り組む地域の姿を見つめたスペシャル番組です。NHKの全国の放送局が徹底取材で、特産グルメを考案する北海道の高校生シェフや山陰地方の5つの自治体などを紹介で、鳥取のガンバリが伝わって「そのままたべるきのこ」と重ねました。

そして日本の少子高齢は予想よりも急速に進み「地方創生」の切り札は“若者・バカ者・よそ者”であることを再認識で、これまでと同じことを継続するだけでなく新しい発想で取り組まねばならないことを痛感する寒い一日の終わりです。


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