すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

都知事選と「脱原発」政策

2014年01月11日 | 日々思うこと

23日告示の都知事選、人気投票化の中で知名度抜群といわれる舛添元厚生労働相が出馬表明で「無所属で立候補」と言いながら自民党が推薦というのでアレッツと思いました。確か舛添氏は自民党の政権転落後に、党を猛批判して離党したある意味では“裏切り者”で除名処分・・・、都知事選となると選挙の構図がずいぶんと変わってくるようです。

細川元首相が「脱原発」を掲げ立候補を決断したことで、圧倒的に優位と見られてきた舛添氏ですが、その構図が一変する可能性が出てきました。細川氏に「脱原発」を提唱する小泉元首相が支援の場合には、元首相連合が台風の目となる可能性ありとメディアは一段と騒がしくなってきました。そんな中で昨日の甘利経済財政担当大臣の記者会見、細川元首相の出馬について感想を求められると「殿、ご乱心」と不愉快なる発言で、「安定的で安全なエネルギーの供給を確保することが政治の責務だ」と強調です。さらに「エネルギー政策は国策として国民益を考えながら取り組んでいかなければならない、都知事選での原発の争点化は適切ではない」と述べていました。

さらに
自民党の石破茂幹事長も「原発政策は一義的には国政の課題だ」と指摘しており、東京都内に原発があるわけでもなく本来は都知事選の争点にはなりえないと言わんばかりです。となると電力消費が一番東京都に集中する、その都知事選はエネルギー政策にノータッチでよいのか、2020年東京五輪に向けて“業界の壁”を超える世界一のスマートシティを目指す公約があってもよいのではないでしょうか。 

2014

ところで若杉 冽(わかすぎ れつ)著の小説『原発ホワイトアウト』、まだ半分ほどですがよくぞここまで調べて書き上げたと言う感想です。著者は東京大学法学部卒業で霞ヶ関の省庁に勤務とあって、昨年9月初版からつまらぬ“犯人探し”のようですが本書はとにかく面白いです。続きはまた後日に・・・。