日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

そして希望

2011-01-01 | たより
No.3740

飛躍しよう一気(百姓一揆)という
ダジャレのつもりだったんだけど…
とは、
鈴木サトさんの絵手紙
「里のギャラリィ」132から。

関連 → 「たまご新聞」No.652
下記、その本文から転載です。
 いま、糖尿病を抱えている人が増えています。私の身近にもたくさんいます。さらに将来、もっともっと増えてしまうと警鐘を鳴らしている知り合いの保健師さんを、何年か前に本紙で紹介したことがあります。
 で、きょうの絵手紙よろしく、そうとう飛躍するけど、“糖尿病が増えるほど、世界平和が近づくかもしれない”という話。
 って、ナンノコッチャ?
 まずは、玉子の配達先 Sskさん方での立ち話から。たびたび本紙でも記事にしてきたTPP(環太平洋経済連携協定)について私が危惧したのに対し、Sskさんは異論を呈されました。どうせならTPPに参加して、経済も地域も徹底的にダメになるのでなければ、日本人の大多数は自分の問題として真剣には考えないだろうというのです。
 所詮、そこに行き着くまで人は動かないというのが、Sskさん。ひどくなっていく過程でまず犠牲になるのは弱い人からだし、すでに現状がそうなっていることに心が痛むし、人の理性を信じて、少しでも改善のために力をつくしたいと願う私。説明は省略しますが、私とSskさんとの意見のちがいは埋まりませんでした。
 それでも、食料と農業をめぐる現状を憂える点では一致していると思います。さらに、これまた飛躍するけど、いよいよ食べ物がなくなったら人は戦争を起こすし、それが人の本能だという点でも、残念ながら共通認識だったかもしれません。
 ところが、翌々日。ひらいた新聞のコラムに目を引かれました。上記の残念な共通認識を、私のほうは改められるかもしれない。そんな希望が見えたような気がする内容です。
 つまり、遺伝的体質と食生活とのギャップが、糖尿病を増やしている。いっぽうで、心を病む人も増えているが、これは“協奏”の遺伝的体質と、現代社会で強いられる“競争”とのギャップがあるからではないかというのです。
 と、はなはだ舌足らずですが、年の初めに、希望ある仮説として紹介しました。どうぞ新しい年もよろしくお願いいたします。
というわけで、
「たまご新聞」の新年第1号でした。  
(近ごろのバックナンバー)
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