奇談蒐集家 | ||
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読 了 日 | 2008/01/30 | |
著 者 | 太田忠司 | |
出 版 社 | 東京創元社 | |
形 態 | 単行本 | |
ページ数 | 248 | |
発 行 日 | 2008/01/15 | |
ISBN | 4-488-01229-8 |
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々東京創元社が企画する著者のサイン本のネット販売。これまでも、案内メールで、これはと思うサイン本があると、乏しい小遣いを割いて何冊か買ってきたが、本書も安楽椅子探偵というコピーにつられて購入。
著者の名前だけは知っていたが、作品を読むのは初めて。
「奇談を求む・・・」という新聞広告を見て、高額の報酬との文句にも魅力を感じて、指定された場所に行くと「Strawbury Hill」と書かれたプレートを打ち付けたドアの古めかしい建物があった。ドアを開けると落ち着いた雰囲気のバーらしく、身なりのいいバーテンが出迎えてくれる。バーテンの案内で奥の部屋に通されると奇談蒐集家を名乗る男がいた。
という共通の幕開きでストーリーが始まる。
奇談を携えて訪れるのは、男女6人。中には小学生の男の子までいる。彼らの持ち寄る奇談がその奇談蒐集家の気に入るかどうかが、報酬の支払いにかかっているのだが・・・。
写真にはわざと入れなかったのだが、本書にはオレンジ色の帯がかかっており、安楽椅子探偵登場という大きな文字と共に、その下には、注釈まで付け加えられている。と書いてしまえば帯の写真を入れなかった意味がなくなってしまうが、ネタバレではないから良いとしようか?
つまり作中で6人が我こそ奇談の体験者であると、奇談蒐集家の許で話した奇談が、奇談蒐集家の助手という人物にあっさりと謎解きをされてしまうということなのである。 だが、それだけでは終らないところに本書のもう一つの面白さが隠されている。
# | タイトル | 発行月・号 |
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1 | 自分の陰に刺された男 | Vol.12 |
2 | 古道具屋の姫君 | Vol.14 |
3 | 不器用な魔術師 | Vol.16 |
4 | 水色の魔人 | Vol.18 |
5 | 冬薔薇の館 | Vol.20 |
6 | 金眼銀眼邪眼 | Vol.22 |
7 | すべては奇談のために | 書き下ろし |
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