復讐の時間割 | ||
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読了日 | 2021/12/14 | |
著 者 | 和久峻三 | |
出版社 | 角川書店 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 244 | |
発行日 | 1987/11/10 | |
ISBN | 978-4-04-142175-6 |
がこの本を買ったのは平成になってからだと思うが定かではない。だが、昭和62年(1987年)の発行と言う文庫は420円の定価の印刷があり時代を感じさせる。藤田まこと氏の当たり役で20作以上のドラマにもなった「京都殺人案内」と言うシリーズ作品の1冊で、僕はドラマの藤田まこと氏の演技に惹かれて原作を読む気になったのだ。と言うのはかなり前の事で、最初に読んだのは2005年の『死体の指にダイヤ』、続いて2009年の『妖星のいけにえ』だった。
ドラマは全作見ているが、残念ながら原作のドラマ化は少なく、ほとんどはキャラクターを借りたオリジナル脚本だったが、藤田氏の当たり役と書いたように、彼の演技は独特のキャラクターと醸し出される雰囲気が、ドラマをリアルに見せていた。
が、例によって僕はまだ原作の一部しか読んでなくて、シリーズは新シリーズになっているが、旧シリーズにも未読作品がいくつか残っているはずだ。いつ来るか分からない“いつかその内”読もうと思っている。
本書は表題作と、“夕顔の女”との2編が収録されており、1篇が半分くらいだから中編集と言えるか。確か表題作の方がドラマになっていたと記憶しているが、僕の記憶はあてにならない。
先述のようにドラマは大部分がオリジナル脚本によるものだから、本編のドラマ化はどれかあまり明確ではない。ドラマのエンドロールを詳細に観れば、分かるのだろうがそこまで確かめたこともないから、まあ、分からなくても何の支障もない。
昭和のスターたちは次々と姿を消しており、藤田まこと氏もその例外ではなく、2010年2月大動脈瘤破裂でこの世を去った、享年77歳。今の時代だからまだシリーズの新作が期待できたのに残念だった。
“てなもんや三度笠”に出ていた頃の、ひょうきんな演技からは想像できなかった刑事役は、リアリティに溢れる適役と思われた。
読んだ順にブログに登録できていない。本の内容を忘れたり、うろ覚えだったりして、中にはもう一度図書館に資料の貸し出しを求めたりするから、順不同になってデータの管理が難しくなっている。本書も昨年末に読み終っていたのだが、遅くなったのはただ単に文章が書けなかっただけに過ぎない。
もうしばらくは順不同の状態が続く。それでも順不同は僕だけの問題で、ブログの読者には関わりのないことだから、気にせずに読むだろう。
し雲が広がっているが、当地方木更津方面は少し晴れ間もあって、穏やかな日差しが降りそそいでいる。(昨日3月31日の事だ)春本番と言った陽気はなんとも言えず、心穏やかにしてくれる。今年の女子プロゴルフのテレビ中継は、今までと異なり時間が長くとられて、観戦者を喜ばせている、例えば今回3月31日に開催されるヤマハレディースオープン葛城は、4月3日までの4日間行われるが、3月31日の13時55分からテレビ朝日で放映されて、全4日間の競技が放映されるのだ。
こうした試みは従来日本女子オープンゴルフ選手権のみ、NHKで行われていたと記憶している。今期3月3日に始まったヤマハレディースオープンは初日のファーストラウンドは放送されなかったが、セカンドラウンドから最終ラウンドまでの3日間は放送された。
別に視聴者優遇のための方針に変更したわけではないだろうが、一観戦者としては誠にありがたい。特に贔屓の選手のみならず、成績の上位選手の活躍の行方を観ることが出来るのは嬉しいことだと、こうした番組編成を歓迎する。
# | タイトル |
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1 | 復讐の時間割り |
2 | 夕顔の女 |
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