隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0129.黄金を抱いて翔べ

2001年09月17日 | 冒険
黄金を抱いて翔べ
読 了 日 2001/09/06
著  者 高村薫
出 版 社 新潮社
形  態 文庫
ページ数 358
発 行 日 2000/01/20
ISBN 4-10-134711-5

 

上の著者名をクリックすると、今まで読ん だ著者の作品一覧へ移動します。

 

行本店の地下深く眠る6トンの金塊を奪取せよ!大阪の街でしたたかに生きる6人の男たちが企んだ、大胆不敵 な金塊強奪計画。
ハイテクを駆使した鉄壁の防御システムは、果たして突破可能か?変電所が炎に包まれ、制御室は爆破され、世紀の奪取作戦の 火蓋が切って落とされた。

ざっと概要を見ただけでも、スリルとサスペンスに満ちた面白い小説だと感じるが、いろいろ読んでいると、肌に合わない作 品というのはどうしても出てくるものだ。
日本推理サスペンス大賞受賞ということで読み始めた。企てに加わるキャラクターたちのくどいような描写が続く所は、本来 本筋に続くアプローチの部分で、わくわくしながら読み進めるところなのだが、性に合わないという先入観からか、いまいち入 り込めないままストーリーが進む。
だがそれでも、次第に緊張感を増していくあたりは、さすがに受賞作だけあって読みどころである。面白くないというわけではないのだ が・・・僕の感性に合わないというのはいかんともしがたい(大した感性でもないが)。残念!

 

 

にほんブロ  グ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿