隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1866.東京湾岸奪還プロジェクト

2019年01月12日 | 冒険
東京湾岸奪還プロジェクト
ブレイクスルー・トライアル2
読 了 日 2018/09/05
著  者 伊園旬
出 版 社 宝島社
形  態 文庫
ページ数 318
発 行 日 2011/07/21
I S B N 978-4-7966-8421-7

 

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端技術やIT知識を駆使して、目的を達成するといった冒険小説といえばいいのか。著者のデビュー作にして、「このミス大賞」受賞作の、『ブレイクスルー・トライアル』を読んだのは、記録によれば2013年4月となっているから、6年も前になるのか。この文庫も最近買ったものではなく、記憶は確かではないが、おそらく数年前の事だろう。
僕の気まぐれな読書は、積ン読の蔵書の古さを増していくばかりで、今更せっせと読んだところで、一向にその数は減らないような気がしている。いつも同じことを言うようだが、それでも誰に迷惑をかけるわけではないから、僕自身にしてもそれほど痛痒を感じてはいないのだが。
前述のようにこうした先端技術の応酬によるサスペンス・ストーリーは、そうした知識をを持ち合わせていない僕をも、なぜか興奮の坩堝へと引き込むのだ。なんというか、ストーリーの登場人物と同等の知識を得たような気にさせるからなのだろう。つまり、知識欲を満足させるのだ。
何しろ昔勤務していた会社が所属していた、経営コンサルタントグループの講師として活躍していた、著名な先生の勧めで始めたパソコンで、曲がりなりにもプログラミングの面白さを経験したことが、その後のパソコンの扱いにも大きく影響しており、そうしたこともこのようなストーリーに惹かれる要因の一つかもしれない。

 

 

話は変わるが、僕は今年11月の誕生日で80歳を迎える。今でこそ80歳といってもそれほどの年寄とは言えないかもしれないが、75歳が後期高齢者の入り口だというから、80歳も立派な老人といっていいだろう。にもかかわらず、僕は知的障碍者の息子が入所している施設、グループホームあけぼの荘を運営する、社会福祉法人薄光会の運営協議会の委員や、保護者・家族の会の役員などをしている。
特に施設を利用する障害者の親、あるいは兄弟姉妹の組織である保護者・家族の会の役員は、当初の親の高齢化により、その息子や娘、つまり障害者の兄弟・姉妹に代替わりしつつあるのだが、役員になり手がいないのだ。だから、いったん役員を引き受けると、何年にもわたって務めることになるから、そうしたことも引き受け手がなくなるという負のスパイラルを生むことになる。
80歳にもなる人間がそうした役員を続けるのは、恥ずかしいではないかと思うのだが、いかがだろう。

 

 

か月も前に読んだ本について何を書けばいいのだろうと、いささか戸惑いのようなものを感じながら、まあ、いい加減なことを書いているが、昨年、冬の入り口には暖冬などということも言っていたが、厳しい寒さが続く毎日で、どうやら僕の両足の親指に霜焼けができたようだ。
子供の頃は両手両足の霜焼けに苦労したものだが、何しろ朝起きると膨れ上がった両手は、拳骨が握れないほどだったから、その痛痒さもさることながら、鉛筆を握れないことも学校生活にも影響して散々なものだった。今考えると手足の毛細血管の血流がスムーズでなかったことが原因だろうが、それよりも栄養失調が主な要因ではなかったかと感じている。
ということで、現在も僕の貧しい食生活は、両足に霜焼けなるものを発生させているのだろう、という結論になるのである。お粗末!

 

 

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