プライベート・アイ Private Eyes |
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読 了 日 | 2009/2/14 |
著 者 | ジョナサン・ケラーマン Jonathan Kellerman |
訳 者 | 北澤和彦 |
出 版 社 | 新潮社 |
形 態 | 文庫 |
ページ数 | (上)432、(下)428 |
発 行 日 | 1996/07/01 |
ISBN | 4-10-229607-7 4-10-229608-5 |
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ういう翻訳書は、翻訳権とかいろいろと出版事情があるのだろうが、その辺の所はよく判らないので戸惑うこともある。ジョナサン・ケラーマンの著書を読むようになったのは、扶桑社の文庫で「大きな枝の折れるとき」が最初で、その後、同文庫の「歪んだ果実」(11.参照)、「グラスキャニオン」(4.参照)と読み次いで、シリーズはそれだけと思っていたところ、ある古書店で、新潮文庫の「少女ホリーの埋もれた怒り」(17.参照)や「サイレント・パートナー」(36.参照)を見つけて、驚きと喜びを同時に味わった。こういう風に、同じ作家の本が複数の出版社から出ることもあるのだということをはじめて知った。
今回の事件は、幼いときアレックスの患者だったメリッサからの電話で、彼女の母親が顔に酸をかけられるという事件に出会ってから極端な広場恐怖症にかかり外出できなくなったという。東部の大学に合格したものの、母を置いて家を出られないという彼女の相談だったが・・・・。
元・児童臨床心理医アレックス・デラウェアのシリーズは、回を追うごとに恋人との間がだめになったり、環境の変化がアレックスに影響を及ぼしたりするが、親友の殺人課刑事マイロの協力が事件解明への重要な要素となっている。
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