隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0041.偽証するおうむ

2000年04月20日 | リーガル
偽証するおうむ
THE CASE OF THE PERJURED PARROT
読了日 2000/4/20
著 者 E・S・ガードナー
Erle Stanley Gardner
訳 者 宇野利泰
出版社 早川書房
形 態 HPB415
ページ数 185
発行日 1958/10/15
ISBN 4-15-000415-3

 

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若い頃お世話になった早川ポケットミステリーだ。一時期このアール・スタンリー・ガードナーにも凝ってずいぶん読んだつもりだが、どのくらい読んだか、内容がどうだったか、記憶も薄れてしまった。

 

裸一貫からたたき上げて、億万長者になり現在は引退していたフレモント・C・セイビンが、自分の山小屋で至近距離からの銃弾で心臓を打ち抜かれて死亡した。死体のそばにおうむが居たが、セイビンの飼っていたおうむではなかった。セイビンの息子と、セイビンの後妻は遺産相続問題でもめる。

 

最近は、普通の書店でこのHPB(早川ポケットミステリーブック)を置いているところが少ない。だから、古書店で見かけると欲しいものがないかと真剣になって探す。
ガードナーのメイスンシリーズを手に取ると、昔、雑誌のインタビュー記事か何かで、女優の日色ともゑ氏の談話があり、彼女の父上がこのシリーズを好んで読んだという。そして、前に読んだ本をまた買ってくることもあり、それを云うと、「読んだ傍から忘れてしまうから良いのだ」といったそうだ。その影響で日色氏もペリー・メイスンシリーズをよく読んだそうだ。しかし、アメリカでドラマ化されたものが、こちらで放送されたのを見て、抱いていたイメージと、主演のレイモンド・バーのイメージがかけ離れており、がっかりしたという。
ドラマについては、またの機会にじっくりと書いてみたいと思う。

 

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