誰もわたしを愛さない | ||
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読了日 | 2005/2/8 | |
著 者 | 樋口有介 | |
出版社 | 講談社 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 426 | |
発行日 | 2001/10/15 | |
ISBN | 4-06-273286-6 |
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刑事のルポライター・柚木草平シリーズの長編第3作だ。例によって手に入ったものから読むので、順不同になる。
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一人娘の加奈子との会話が楽しい。寄稿先の編集者・石田からシティーホテルで絞殺された女についての調査とルポを依頼される。殺されたのは女子高生だという。そして柚木の担当が小高直海と言う新入社員に替わった。ちょっと小生意気なと思った新人は、思いのほか優秀で、柚木とのコンビは、仕事をスムーズに進めることが出来るか?
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犯罪の動機という点では兎も角として、中ほどで犯人が推定できてしまう筋運びがちょっといただけないような気がするのと、柚木が気を引かれる相棒に余り魅力を感じないのは、僕の偏見か?それとも年をとったせい?
ちょっと前までには考えられないハードボイルドを続けて読むような読み方をしているが、藤原伊織氏の乱歩賞受賞作「テロリストのパラソル」から始まり、石田衣良氏のIWGPシリーズ、原氏の沢崎シリーズ等々に触発されて、ハードボイルドの魅力に目覚めたのか?
結局、登場人物や、文章に魅力があれば、ジャンルを問わず読む気を起こさせるという単純な問題か!
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