隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0549.探偵はバーにいる

2005年02月06日 | ハードボイルド

 

探偵はバーにいる
読 了 日 2005/02/06
著  者 東直己
出 版 社 早川書房
形  態 文庫
ページ数 394
発  :行日 1995/08/15
ISBN 4-15-030521/8

 

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者の作品を読むのはこれで2冊目だが、本書がデビュー作とのこと。結構前からこの作品について、タイトルだけは知っていたが、ハードボイルドということと、例の食わず嫌いも多少あって敬遠していた。
このところ読書のスピードもそこそこアップしてきているので、この際呼んでおこうかといった感じで読む。
北大出身で、札幌在住の著者は作品のすべてが北海道を舞台としたものらしい。本作も札幌とその周辺、ススキノが舞台となっている。写真で観る著者の風貌と、主人公の「俺」がダブって見える。

バーに出入りする「俺」のところへ大学の後輩が相談事を持ちかける発端から、暴力沙汰や殺人事件に巻き込まれていくストーリーだ。ハードボイルド特有の主人公にストイックなところが見えず、軽い乗りで物語りはすすむ。

 

 

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