ごんぎつねも通ったはずの川堤燃えあがるようにヒガンバナ咲く 中村桃子
名にし負わば違わず咲きし彼岸花ごんぎつねの里真っ赤に染めて 伊東紀美子
里にいでて手袋買ひし子狐の童話のあはれ雪降るゆふべ 皇后様
朝日歌壇に昨年並んだ2首の歌と、美智子皇后様の歌。
「ごんぎつね」、この短い話は幼い子どもたちに、やさしさや哀しさを、どれほど心のうちに沈めてきたか。
南吉は古びることなく、人の心を洗い、ふくらます。
以上は今日の朝日「天声人語」から。
わが子たちも小学校で学んだ、新見南吉の「ごんぎつね」は、国民的童話のようだ。
教室で学んだ子は6千人を超えるという。
新聞は必ず「天声人語」から読んでいるが、心がほっこりするこんなコラムは、朝から心地よい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます