燃えるように赤い彼岸花と真っ白な彼岸花が、列をなして菩提寺の入口に咲いています。
まさに彼岸中、ピッタリこの時期にに咲くんですね。
毒花、しびれ花、かみそり花など、地方によっていろいろな呼ばれ方があるようですが、私の住むこの地では、死に花とか、縁起が悪い花といわれていたことを思い出します。
茎には毒があり、あぜ道では農作物を害虫から守る役割もあるとか。
作られたイメージは、小さな子供らが毒を知らずに、安易にこの花を摘まないようにとの配慮からなのでしょうか?
今ではヒガンバナの群生地が観光のスポットになっていたり、あぜ道に咲くヒガンバナを見るために、観光バスが訪れるなどと様相も変わってきました。
別名マンジュシャゲは、仏教伝説では「天界に咲く花で、お目出度いことが起こる前兆」と言われ、リコリスと呼ばれる名は「ギリシャ神話の海の女神」と言われるらしい。
花には何の罪もないのに、ひとが勝手にいろいろ言ってきたんですね。
燃えるようなヒガンバナ、好きです!!