文字数の関係で、その2です。
帰命寺横丁の夏の感想
児童書です。ある夏の日に不思議な女の子を見つけてしまったカズ。学校で地域の古地図を調べたら、自宅の周りが「帰命寺横丁」と呼ばれていて、それを調べることに。祈れば生き返ると言われる帰命寺様、謎の女の子あかりを必死で守ろうとするカズが格好良かったです。作中の「月は左にある」、これがとっても素敵な作品で面白い。83歳になってまた生きる希望を持ったお婆さんも素敵でした。大人が読んでも良いですね。
読了日:9月24日 著者:柏葉幸子,佐竹美保
はるか遠く、彼方の君へ (一般書)の感想
1987年生まれの若い作家さんの作品。修学旅行中の3人の高校生が、京都の博物館で「草薙の剣」を見ているときに突然気を失って飛ばされたのは源平合戦の最中の時代。歴史上の人物が魅力的に描かれ、3人の戸惑いと成長ぶりが面白く、主人公夕鷹の変化が一番素敵だった。この若さでこのクオリティの作品を描かれるとは、先がとても楽しみ。タイトル、とても素晴らしく、納得です。
読了日:9月25日 著者:安澄加奈
フィッシュストーリーの感想
4編の短編。表題のフィッシュストーリーが良かったです。時空を超えた奇蹟、こんなつながりって、あったら素敵ですよね。ポテチも良かった。今村の母がとても魅力的、こんなお母さん良いですね~!
読了日:9月26日 著者:伊坂幸太郎
我慢ならない女の感想
作家樺山ひろ江とそれを支える姪明子。ひろ江の作品が作中作として出てくるが、とても面白い。付き合い難くて扱いにくいこの作家と秘書役明子のコンビ、書きたいものを生み出す作家の苦しみ、売れるものを書かせたいと言う編集者の思い、読書好きとしては、作家さんの創作力に常に畏敬の念を持っているので、とても興味深く楽しい読書になりました。桂さん、すごい!
読了日:9月26日 著者:桂望実
かつどん協議会の感想
これは原さんの初期の作品。ちょっと私には合わなかったようです。残念!面白い視点で描かれていることは確かです。
読了日:9月27日 著者:原宏一
四龍海城の感想
道東のとある海岸近くにあると言う「四龍海城」。拉致されたり、迷い込んだりしてしまうと出ることが出来ないと言う。門番は出城料を支払えばこの城を出ることが出来ると言う。何とも不思議なファンタジー、ラストは切なくて少し哀しい。健太郎のひと夏の成長譚とも言えるのかしら。
読了日:9月28日 著者:乾ルカ
八月の魔法使いの感想
8月15日、世間はお盆休みの真っただ中。家庭用の洗剤メーカー「オニセン」の会議室で起こったことは、魔法なのか?!会社の権力争いを扱ったお話なのに、そんなにドロドロしてなくて、読みやすかったです。事故報告書の中身が面白くて爆笑。
読了日:9月28日 著者:石持浅海
どんまいっ! (幻冬舎文庫)の感想
キャメル、マッハ、ゲイリー、この3人の男子高校生のトリプルデートから約30年。6人の話とその周辺の話を交えた連作短編。会話が面白くて時々爆笑、これはうっかり外で読むと危ないかも?気分転換に軽く読むのには良い本かと思います。でも、サーっと読めたけれど、内容は忘れてしまうかもしれませんね。
読了日:9月29日 著者:椰月美智子
ヴェサリウスの柩の感想
麻見さんのデビュー作。国立大学医学部の解剖学研究室を舞台にした、不気味な脅迫事件と殺人事件。かなりグロテスクな記述も多くて少し苦戦…。でも、一気に読ませる筆力はさすがです。犯人は誰だろうと謎を追いかけながらの読書が出来ました。
読了日:9月30日 著者:麻見和史
サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ (ミステリ・フロンティア)の感想
シリーズ第3弾も安定の面白さ!タイトルの「サイン会はいかが?」が良かったです。「君と語る永遠」「ヤギさんの忘れもの」も好き。多絵ちゃん、ますます推理が冴えてますね。不器用なところもご愛敬。
読了日:9月30日 著者:大崎梢
読書メーター
帰命寺横丁の夏の感想
児童書です。ある夏の日に不思議な女の子を見つけてしまったカズ。学校で地域の古地図を調べたら、自宅の周りが「帰命寺横丁」と呼ばれていて、それを調べることに。祈れば生き返ると言われる帰命寺様、謎の女の子あかりを必死で守ろうとするカズが格好良かったです。作中の「月は左にある」、これがとっても素敵な作品で面白い。83歳になってまた生きる希望を持ったお婆さんも素敵でした。大人が読んでも良いですね。
読了日:9月24日 著者:柏葉幸子,佐竹美保
はるか遠く、彼方の君へ (一般書)の感想
1987年生まれの若い作家さんの作品。修学旅行中の3人の高校生が、京都の博物館で「草薙の剣」を見ているときに突然気を失って飛ばされたのは源平合戦の最中の時代。歴史上の人物が魅力的に描かれ、3人の戸惑いと成長ぶりが面白く、主人公夕鷹の変化が一番素敵だった。この若さでこのクオリティの作品を描かれるとは、先がとても楽しみ。タイトル、とても素晴らしく、納得です。
読了日:9月25日 著者:安澄加奈
フィッシュストーリーの感想
4編の短編。表題のフィッシュストーリーが良かったです。時空を超えた奇蹟、こんなつながりって、あったら素敵ですよね。ポテチも良かった。今村の母がとても魅力的、こんなお母さん良いですね~!
読了日:9月26日 著者:伊坂幸太郎
我慢ならない女の感想
作家樺山ひろ江とそれを支える姪明子。ひろ江の作品が作中作として出てくるが、とても面白い。付き合い難くて扱いにくいこの作家と秘書役明子のコンビ、書きたいものを生み出す作家の苦しみ、売れるものを書かせたいと言う編集者の思い、読書好きとしては、作家さんの創作力に常に畏敬の念を持っているので、とても興味深く楽しい読書になりました。桂さん、すごい!
読了日:9月26日 著者:桂望実
かつどん協議会の感想
これは原さんの初期の作品。ちょっと私には合わなかったようです。残念!面白い視点で描かれていることは確かです。
読了日:9月27日 著者:原宏一
四龍海城の感想
道東のとある海岸近くにあると言う「四龍海城」。拉致されたり、迷い込んだりしてしまうと出ることが出来ないと言う。門番は出城料を支払えばこの城を出ることが出来ると言う。何とも不思議なファンタジー、ラストは切なくて少し哀しい。健太郎のひと夏の成長譚とも言えるのかしら。
読了日:9月28日 著者:乾ルカ
八月の魔法使いの感想
8月15日、世間はお盆休みの真っただ中。家庭用の洗剤メーカー「オニセン」の会議室で起こったことは、魔法なのか?!会社の権力争いを扱ったお話なのに、そんなにドロドロしてなくて、読みやすかったです。事故報告書の中身が面白くて爆笑。
読了日:9月28日 著者:石持浅海
どんまいっ! (幻冬舎文庫)の感想
キャメル、マッハ、ゲイリー、この3人の男子高校生のトリプルデートから約30年。6人の話とその周辺の話を交えた連作短編。会話が面白くて時々爆笑、これはうっかり外で読むと危ないかも?気分転換に軽く読むのには良い本かと思います。でも、サーっと読めたけれど、内容は忘れてしまうかもしれませんね。
読了日:9月29日 著者:椰月美智子
ヴェサリウスの柩の感想
麻見さんのデビュー作。国立大学医学部の解剖学研究室を舞台にした、不気味な脅迫事件と殺人事件。かなりグロテスクな記述も多くて少し苦戦…。でも、一気に読ませる筆力はさすがです。犯人は誰だろうと謎を追いかけながらの読書が出来ました。
読了日:9月30日 著者:麻見和史
サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ (ミステリ・フロンティア)の感想
シリーズ第3弾も安定の面白さ!タイトルの「サイン会はいかが?」が良かったです。「君と語る永遠」「ヤギさんの忘れもの」も好き。多絵ちゃん、ますます推理が冴えてますね。不器用なところもご愛敬。
読了日:9月30日 著者:大崎梢
読書メーター