推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

風の通り道

2017-06-05 22:02:28 | 日記
太平洋戦争が始まる前、日本とアメリカの海軍はお互いを仮想的としてシュミレーションを繰り返していました。
図上演習といって地図の上で敵と戦うゲームみたいなのをやる訳ですが、日本側は負けそうになると審判が
「今のは✕✕なので日本の勝ち」
と言って、ルールを変えては日本の勝利にしていました。
しかも、自分たちが攻撃したい所だけを選んでシュミレーションしていたので、守る場面をあまり想定していなかったそうです。

それに比べてアメリカ海軍の図上演習は負けたら素直にそれを認め、何で負けたのか?どうすれば良かったのか?という事を徹底的に研究したそうです。
さらに、日本と戦争になった時に考えられるあらゆるシーンを考え、実に2000回にも及ぶ綿密なシュミレーションをしており、実際に戦争が始まったらその図上演習通りに戦うだけでよかったのです。

結果は皆さんもご存知の通りです。
国力の差がどうこうよりも、そもそも日本の軍隊はマジメに国を守る気がなかった、と言われても仕方ないでしょう。

武術の対練においても、負けた時に「今のは相手が~~だったから、本当は俺の勝ちだ」みたいな言い訳するより、素直に負けを認めて対策をする方が現実的です。
これが出来なくてひどい目に遭う事は、70年前に実証済みですからね(笑。


さて6月に入って蒸し暑くなるかと思いきや、日曜日は爽やかな行楽日和でした。
愛知練習会の会場は風通しが良くて寒いぐらいでしたが(笑。
6人のメンバーが揃いました。
ありがとうございます!

さっそく3組で推手開始。
管理人は最初SNさんと単推手をメインにお願い致しました。

今回はのんびりムードで、みんなバシバシやらずに静かに推手していました。
風が心地よくてお昼寝するのにも良い環境でしたし(笑。

Nさんとは対練型を重点的にお願いしました。
これに習熟している人達の演武はジャッキーチェンの殺陣を太極拳的にやっているみたいで不思議な感じです。
スピード感はあるのに「粘」や「走」をかけていて、ヌルヌル・スルスルしています(笑。
我々はまずは形をしっかり覚えるところからです。

最後にNNさんと各種推手と剣のレクチャーをお願いいたしました。
マイナー太極拳の剣は基本的に楊式の54式と形は同じですが、独自の身法を使ったり、なんとなく「あいまい」な形にしたりします。
管理人は「やる気がない感じ」と表現しています(笑。

型の質問をする時に「こういうやつ」とか「あれ」とか言っても分からないので、技の名前を書き出して「剣譜」にしてみました。
「鳳凰●●」という技が割りと地味だったりで、名前と形のギャップがあるのはご愛嬌です(笑。


こんな所で、6月最初の日曜練習会は心地良く終了致しました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。


さて、6月11日(日)はいよいよ推手サークルジャンボリーです。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。
どうぞ宜しくお願い致します。




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