推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

キンダっこ

2014-10-24 23:35:25 | 日記
FNP26はオープンしたての新居体育館に会場を移して行いました。
全てが新しい上に過剰とも言える照明のおかげで館内はまぶしかったです。
今まで「闇に隠れて生きる」みたいな感じだったので、明るさにビビりました。


さて、今回は5人で練習です。
奇数メンバーだとどうしても1人手持ち無沙汰になってしまうのが悩みです。
木人でもあればいいんですがね(笑。


1人余ってしまった時は、推手や対練をやっているのを見物するのがおすすめです。
他のペアを脇から見ていると客観的に分析できるので、自分の番になった時にそれを生かせます。
「見取り稽古」も重要な練習なのです。

今回のテーマは「擒拿(キンダ)」です。
擒拿とは中国武術の関節を極めたり、相手に捕まった時に外したりする技の事で、どの流派にも必ずあります。
一見打撃の型に見えても擒拿の意味があったりしますので、「これは打つ技」「これは擒拿の技」と区別が出来ません。

特に太極拳は超接近戦を得意とするため、擒拿は欠かせない要素です。

HKさんとのセッションでは推手の流れの中で腕をロックする擒拿と、それを受け流すのをやってみました。
完全に極まってしまうと逃げられないので、相手の意図を察知してスーッと逃げるのがコツです。

掴み技が超得意なKKさんには陳式の擒拿の技をいくつかレクチャーして頂きました。
指の掴み方とか、手首や肘を曲げる方向、掛けるタイミングなど、わりと繊細な気遣いが必要です。
特に掛ける前の「何気なさ」というのが重要で、手をスルスルと忍ばせて配置し、一瞬の内に極めるので、技を知らないと逃げられません。
極めた後は引きずり落として投げたり、更にロックして身動き取れない様にします。


HDさん、Aさんとは「ヌルヌル擒拿推手」をやってみました。
両手でゆーっくりと推手しながら、一方が擒拿を仕掛けます。
もう一方はそれを察して流れに逆らわない様にヌルリとそれをかわし、擒拿で反撃に行きます。
それをさらにニュルリと流して返す・・・の繰り返しです。


これのポイントは「ゆっくりヌルヌル」と「流れに逆らわない」です。
バッ!と掛けに行くと、相手は本能的にバッ!と逃げようとするため、技が掛からないし、瞬間的に外そうとしてケガに至る危険もあります。
ゆっくり流れにそってやることで安全に、しかもスムーズに技のやり取りが出来ます。

敵に後ろから抱えられた時は、脇腹を指でブスッ!と刺したり、抱えている相手の指を一本もいだり、逃れようと逆らわず相手に寄されかかったりして対処します。

その他には一本足で浮いた足同士を絡ませ崩しあう「足推手」もやってみました。
(足だから推手じゃないですが)
バランスと巧みな足技が養えます。


という感じでいつも通り楽しく練習しました。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。


来月のFNPは14日28日の2回を予定しています。
そして、12月は5日、12日、26日、の3回のFNP、最終日曜日28日のハートフルプッシング、と山盛り企画しておりますので、どうぞお好きなだけご参加ください(笑。


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