水産北海道ブログ

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秋サケ沿岸漁獲速報(11月10日現在) 道1,477万尾・73%、網走599万尾・65%、岩手20万尾・20%

2019-11-15 10:20:52 | ニュース

 本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、11月上旬で約1,477万尾と前年より27%上少なく、10月末からの上積みは43万尾にとどまった。主産地の網走管内が35%減と大きく伸び悩でいる。本州でも岩手県でいぜん8割減の大不漁が続いている。道漁連の日報でも4万3千㌧台にとどまり、最終的には5万㌧を切る歴史的な減産が確実視される。

 道連合海区漁業調整委員会によると、11月10日現在の秋サケ漁獲は全道で1,476万9,971尾と前年同期の73.2%。不漁だった前年同期を540万尾下回っている。漁獲金額は277億2,623万円と同65.0%。漁獲量、漁獲金額とも失速しており、平成9年以来の300億円を切る心配が出ている。当時は魚価が㎏当たり188円と低迷、15万4千㌧を水揚げしたにもかかわらず、290億円に落ち込んだ。

 網走海区漁業調整委員会によると、11月10日現在の秋サケ漁獲は598万7,342尾で、前年同期の65.4%、重量は2万559㌧・同71.8%。金額は117億7,558万円・同57.4%。平均目回りは3.43㎏、単価は573円/㎏。

 岩手県農林水産部によると、岩手県沿岸の秋サケ漁獲は、11月10日現在で20万尾(前年同期比20%)、580㌧(同22%)、3億6,800万円(同24%)、平均単価は780円/㎏(同108%)、平均目回り2.90㎏(同109%)となっている。


2019年11月12月(火)発行/北海道漁協系統通信6443号

2019-11-15 10:19:33 | 系統通信

日ロ地先沖合漁業交渉に向け要請行動
年内の妥結、漁業協力費の軽減求める

道議会水産林務委員会
日米貿易協定に伴う政策大綱改定で国に万全の対策要請

全さんまが10月末の水揚げ状況発表
単価高で北海道の水揚げ金額62億円と前年の55%
2017年の7万7千㌧を下回る史上最低がほぼ確実

令和元年度 日本水産学会北海道支部大会
資源管理・秋サケの課題など最新の研究成果を発表

第9回「わが村は美しく 北海道」運動
歯舞地区マリンビジョン協議会に特別賞

水産庁が漁船の安全対策優良団体を表彰
羅臼漁協がブロンズ賞受賞

北海道地方発明表彰 運上船舶工業に特許庁長官賞


北日本漁業経済学会の仙台大会シンポの様子をお伝えします

2019-11-10 16:45:33 | 月刊水産北海道

研究者、専門家、行政、漁協、団体のほか、元気な漁業者の方々も参加頂き、白熱したシンポになりました。

今回の漁業法改正、水産庁の政省令策定を考える材料になれば幸いです。