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降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★上下真っ二つ紙面の先駆は……。

2014年03月21日 | 新聞/小説

【 写真は本文と直接関係ありません。
3月16日付の続きというか、関連というか…… 】

昨年末の社告を見て、知人( 注・中年、笑 )の整理と話した。
昨年2013年12月29日付の東京新聞( 中日新聞東京本社発行 )
「1月から新紙面/紙面構成の改革概要」
( ↑ 概要とは論文みたいですねぇ…… )
という社告の、ある部分を見て
「あれ、これって、インテリジェントブルー題字に変えた、1991年の毎日新聞と似てね( ↑ 語尾上げ )」

東京2面社告「新年もっと読みやすく」を見ると( 以下、抜粋です )
▽「文字が大きく」縦に2.8%拡大、扁平から正方に近い活字に。
▽「1段が広く」段と段の間も広げて、1行10文字詰めから12字詰めにして、1ページ12段区切りに。
▽「折り目ぴったり」畳んで読める紙面。
新紙面では6段目と7段目の境目で折れるため、一部の紙面を上下に分けた編集に変えて、折っても読みやすい新聞に。
▽その他の面も、記事をなるべく一つのかたまりになるように配置
これまでの慣例にとらわれず、分かりやすく見やすいものに。
( ↑ 上から下に記事をダラダラ流してきた「これまでの慣例」を見直してブロック編集ということですね )


①1ページ15段編成から、12段編成にする。
②紙面上部6段目で区切り( →記事をいったん止める )、
下部6段と分ける( ←真っ二つのハラキリ、いわゆる北半球・南半球型レイアウトのこと )。

①は、現在の朝日・読売・毎日パターンに移行ということ。
②は、毎日新聞が先駆。
1991年刷新前の毎日新聞は1段15倍&15段編成だったが、
刷新後は1段分を捨てて、組み部分上下に天地7倍の横組みボックスをつくり実質9.5~14段組みにした。
インテリジェントブルー刷新紙面はけっこう話題になり、朝日新聞がメディア面で
「毎日新聞と同じレイアウトでつくりました」
という特集記事も出た。
朝日整理部のエールだったのかしらん。

現在、1ページ15段編成の新聞は( 首都圏では )日経だけになった。



(≧∇≦)

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