杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

哀れ姉弟

2010年08月08日 | 日記
お中元と残暑見舞いを送るため、いよてつ 高島屋へ出かけた。
派手やかな人々の群れの中に、小さなお子さんの手を引いた
親子連れを多く見かけた。

悲しい思い出は封印したいと思っているのだが ?
目にする母子連れを見ると、どうしても先日の大阪2幼児死体遺棄
事件が思い出されて胸が塞がれる。

帰りの西側駐車場までのトラベ-タ-で、ちょうど私の前後に母と
子の3人連れが並んだ。
下の子は男の子で2~3歳、その前を歩くのは1~2歳年上の
お兄ちゃんというところか、そして私の後に若いお母さん・・・

下の子が、私に寄りかかるように無邪気に顔を見上げる !
少しバランスを壊して私に倒れ掛かる ?
「危ないよ ! 大丈夫かい ?」 愛想の良い子供である。
お母さんが危ないと見たのか、私の横を遠慮気味に通り過ぎて、
下の子の手を引いた、足を跳ねながら3人は遠ざかった。

このような可愛い姉と弟が、あのように無残な死を迎えようとは
私は、あの大阪の悲しい事件を振り返っていた。
1ケ月間に渡る、締め切ったマンションでの猛暑の中の姉妹の姿を
追ってみた・・・!?

<暑くて喉が渇く、水が飲みたい、ご飯が食べたい ?>

暑さから逃れるために戸を、窓を開けようとしたであろう !
喉が渇く水が飲みたい、水道の栓もひねったであろう ?
腹がへったよ、 食べたい ! 冷蔵庫を開けて探し回ったことだろう ?
ひとつひとつの必死の行動が、涙なしでは語れない !?

暑さのあまり、ちっちゃい弟の衣服を脱がせてやったことだろう !
自分が泣き喚きたい、そうしたであろうが ? 弟の泣き顔、泣き声に
お姉ちゃんは、どう対応したであろうか !?
その中でも、母を待ち、母の顔を追った姉弟があまりに哀れである。

身体の小さな弟の命が、姉よりも早く弱まって行ったのではないか ?
そのいたいけな弟の衰弱して行く姿を、お姉ちゃんはどんな気持ちで
見送ったであろうか ?
想像することが、余りに苦しいが ! 人間として今後の警鐘のために
あえて触れてみたい。

仮にも弟の意識が弱まって、お姉ちゃんの問いかけに反応しなくなった時
姉の胸の内は、どんな想いがよぎったであろうか ?
泣き叫んだことだろう ? そして、その姉にも意識が薄れてゆく時が来る。
・・・・・・・・・・!?

その、余りにも切なくて、辛くて、悲しい・・・幼子の1ケ月間の姿を
可能なら、鬼畜の母親に見せてやりたいものである。
その横に、畜生にも劣るこの女の父親も、座らせて見せ付けたい。
子の親にして、この娘あり・・・?

テレビのアナウンサ-が伝えていたが ?
この幼子たちから見れば祖父にあたる、この人間は・・・
ある高校のラグビ-部の監督をやっているとのことであるが、
国内で事件が起きると、親族の結果責任に対する曖昧さを割り引いたと
しても、この人間に人を指導する、特にスポ-ツを指導する資格はない。

類似の被害を広げさせないためにも、連座制ではないが親族の責任は重く
受け止めさせる必要がある。

私は、機会があるたびに度々発言しているが ?
これは何も、何処かの話ではない、明日の日の我が身なのかも知れないと
云うことなのである。
加害者 ! 被害者ともに、我が身の身の上かもしれない・・・?

人ごとの話では・・・ない。
我が子、我が孫が ? と思ってみよ !

桜子ちゃん、楓ちゃん、ふたりの姉弟のご冥福をお祈りしたい。 ・・・。。。

                                     合掌




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