杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

母よ

2012年09月30日 | 日記
友とのお茶会は楽しい。 天使の館で懐かしい人に 出会ったような錯覚に陥った 初めてなのに誰かに似ている みなさんも こんな思いに 捉われたことは有りませんか 50代の清楚な女性である 何処だったかな 誰だったか 女友達と和やかに談笑されて いた 久しぶりの友との会話に 引き込まれて その女性の存在が視野から 消えた 午後のひととき 緩やかな たおやかな 音楽が奏でられている 女友達のUち . . . 本文を読む

物書き

2012年09月30日 | 日記
物書きではないが文字を書くことがこんなに 心豊になるという事は誠に仕合わせである。 今夜、矢沢の永ちゃんをテレビで見る、 ひとつの世界を創った偉大なミュ-ジシャン に感銘を受ける。 内面は、どうか分らないが、前向きな明るさ と負けじ魂に男のロマンを見る。 NHK有働由美子アナウンサ-のインタビュ- に答える姿勢と精神に脱帽である。 良き男は家庭でも尊敬されるお父さん ! 家族の話に知らず知 . . . 本文を読む

切ない恋

2012年09月29日 | 日記
男女の仲ほど予測できないものはない。 どんなに仲むつまじい夫婦で逢っても、 未来永劫、平穏が続くとは限らない。 逆に、毎日喧嘩の絶えない夫婦が案外 最後まで夫婦を全うする例が多い。 ええ! もう離婚しちゃったの ? 私には苦い経験がある。 ある時、先輩が馴染みの若奥さんを 連れてみえた。 3ケ月ほど前、結婚案内ではないが祝宴の ハガキが届いた。 私が尊敬する同業者が一席設けるとの 案内だ . . . 本文を読む

我慢

2012年09月28日 | 日記
有る男が呟いた、 「俺は今、健さんの心境よ !」 義憤を押さえて我慢していると云うのである。 どんな事が有るのか知らないが ? 普段冷静な男が言うのだから ? よほどの事があるのだろうと想像できた。 短気は損気だよ、我慢出来るものなら我慢 する事だと諭したばかりである。 「世の中、理不尽がまかり通って道理が引っ込む 矛盾だらけだ。」 横にいた友が付け足すように舌打ちした。 人間、それぞれ悩 . . . 本文を読む

日陰者

2012年09月27日 | 日記
日陰者とは何んと 悲しい言葉であろうか、 白昼堂々と歩けない事ほど空しいものはない。 闇夜に忍び寄る盗人じゃあるまいし、 何でお前さん、顔を隠しなさる。 心に引っかかるものが有るのだろうが ? 悲しいね ! 子供はどうするのよ ? 大手を振って 大道を歩かしておやりよ ! なに、子供がいないって、ええ! 嫁さんも そうかい、そうなのだ、侘しいね、 虚しいじゃないの・・・! 後の言葉が喉元に . . . 本文を読む

ほんに人生は

2012年09月26日 | 日記
人生に浮き沈みはつきもの、 明と暗が交互にやって来て、 山と谷を登ったり降りたり。 と言う事は、残念だが安定は 長続きしないと云う事でもある。 何んと 目まぐるしい事よ、 そういう訳で一種の開き直り 状態を呈している。 長年の経験で大体の周期が 分るようになった、 だから、どん底に居ても 慌てて 焦る事はない。 果報は寝て待て 心境には 為れないものの 焦って悲嘆に呉れる事はない。 い . . . 本文を読む

ナイスガイ

2012年09月25日 | 日記
ある夏の夕方、 私が結婚したばかりの頃のような気がするが、 何時ものように杉の子で接客していた時である。 入り口のドアが開いて目つきの鋭い男が、 彼女らしき女性を伴って入って来た。 目の焦点は私に向けられたままだが、一瞬軟らかな 笑顔を見せた。 私は、何者かすぐ判った ! 「〇〇君 ?」 思わず声が出た ! 懐かしい、やんちゃで愛くるしい男が立っていた。 「Uさん、元気でしたか ? 久しぶ . . . 本文を読む

陽光

2012年09月24日 | 日記
自動車はふたつ目のインタ-から高速道に乗った、 日曜日の晴天とも有って、珍しく混んでいた。 私を入れて3人での乗車である、 助手席に坐って冷たい缶コ-ヒ-を流し込んだ。 運転しない事がこんなに楽とは、歳が知れる。 楽しい語らいのドライブは身も心もリフレッシュ してくれる、 所要時間約1時間、魚の匂いのする港町へ到着した。 食堂でチャンポンでも食べようかと思ったが、 ちょうど昼時に重なったので . . . 本文を読む

その男 誰

2012年09月23日 | 日記
「Uさん、大変だ !」 「どうした!」 私がその寺へ行くと後輩のFが経緯を説明 し始めた ! その町で名前を知られているHも来て居た、 境内には3~4人の遊び仲間が集まっていた。 いきさつは、こう云うことである。 ある郊外の浜辺にあるお宮さんの境内で青年団の ダンスパ-ティが催されていた、 そこへ、二十歳前後の活きの良い若者達数名が 押し寄せて傍若無人な振る舞いをしていると云う。 私は早速 . . . 本文を読む

悲しい唄

2012年09月22日 | 日記
歌の上手い乙女だった 送別会で特別枠を貰って 全校生を魅了した。 美空ひばりの歌が会場に 響き渡った 心に沁みる熱唱だった。 高校1年生 恥らう青春の1ぺ-ジ 余韻を残して幕は下りた。 旅立ち巣立つ男の心に 感傷が生まれて 後ろ髪引かれて卒業した。 ヒマラヤ杉が 高いところから優しく 眺めて 送ってくれた。 青春は感傷への旅立ち 夢から現実に戻る 一里塚。 都会の雑踏に消えた純真は 幾 . . . 本文を読む