一昨夜、仲良しメンバ-5人で松山市内の蕎麦屋さんへ出向いた。
夕方と云うのに、早店は盛況でかろうじて予約していたため席が
確保できた。
落語家、林家きく翁師匠の一押しの店である。
まず、おでんを肴にビ-ル、熱燗、焼酎のお湯割りと、次々と喉に
消えていく、話しも盛り上がって楽しいことこの上ない。
気心の合った同士の酒席は、何ものにも変えがたく最高 !
私は、初めて馬刺しを食べた、若手の〇〇さん曰 . . . 本文を読む
低く垂れ込めた雨雲が空いっぱいに広がって来た。
少し雲間から差し込んでいた陽射しが遠慮がちに途絶えた。
川の向こう岸に何やら動くものが見える ?
散歩途中の私の足が止まった、風も強まって来て木々の梢が
泣いている。
「CCちゃん、何か見えるかい!」 私は足元のCCに尋ねた。
何か異変を感じたのだろう ? 首を伸ばしてCCが背伸びする。
私も、目を凝らして向こう岸に視線を這わした。
一匹、二匹 . . . 本文を読む
「悲しんでは、いけない。死は、こっちの世界では
誕生日だから。」
同僚K先生のブログの一説である。
私は、よく黄泉の国へ行かれた方々のことに触れることが
有るので、この一説は実感としてよく理解できる。
この言葉は、よく噛み締めてみると沢山の示唆を含んでいる。
「何も恐れることはありませんよ、昨日の続きが始まるのですよ」
朝が来て夢から醒める・・・?
又は、観念的には生前の思いを引き継いで生ま . . . 本文を読む
私にはこの歳になっても直らない癖がある。
弱い者が虐めに有っているのに毅然と対応できない人間を見ると、
人事ながら腹が立つ !
自分の事や身内のことに成ると、さすが必死になると思うが ?
たとえ仲間内であっても危機感がなく、真剣に弱者に手を貸さない。
それぞれの思惑があるのだろうが、私の性格とは相容れない。
その結果、私はせっかちに前面に出てしまうのである。
損な性分だと後悔するのだが ? . . . 本文を読む
ある手続きの依頼者宅を訪問した。
夕食の終わった頃を見計らってお訪ねした。
午後6時半、車は坂道を登ってその人の出迎えを受けた。
広い庭の平屋建て、ゆったりとした邸宅は静まり返っていた。
応接間に通されて二人だけの時間が始まった。
ある会社を3年前定年退職された温厚な紳士である。
ある著名な会社の重役を退かれたAさんの従兄Bさんである。
Aさんのご紹介でお会いする機会を頂いたのであるが、
初 . . . 本文を読む
児童虐待死、学校教師の不適切な授業、権力に在る者の驕り、
車の中で耳にした企業による就職内定の取り消し問題。
日本の国の根本が揺らいでいる。
我が国は、何故? このように節度の無い国民が蔓延するように
成ったのか ?
家庭の崩壊、教育の崩壊と云うだけで片付けてはならない !
上に立つ者の道徳観、規範が失われたら結果はどうなるか ?
国民全てが初心に帰って反省する必要がある。
幼児にとって親が . . . 本文を読む
私の同僚K先生の愛猫Hちゃんが亡くなった。
近日来の先生の悲しみがことのほか深いように見受けられる。
先生への慰めとエ-ルを送るために、私の胸に秘めたもうひとつ
の物語、「愛犬マキ」 を紐解いてみる。
今から16~17年前、我が家の庭のリビングの窓辺に一匹の柴犬
が迷い込んできた、愛らしい一才か二才ぐらいのメス犬だった。
それまでにも私の家には犬や猫が迷い込んでくることが多々有って、
今回もす . . . 本文を読む
雨の日曜日、青春時代のつわもの達を思い出している。
男伊達、強面で他を圧した者たちの末路は、これまた淋しい。
力で屈服させ、その後の情でのフォロ-を怠った者は、
屈辱の反撃が来ることを知らないのである。
人は、世の中は目に見えぬ渦の中で回っている誰人と云えども
大なり小なり同じと思って間違いは無い。
若い頃、腕力で他を押さえつけた強者が居た。
力と精神力が衰えた後日、その痛めた若い者に反撃さ . . . 本文を読む
朝晩寒くなりましたね、
懸案の申請書類を出したばかりですが、ゆっくりも出来ません。
ありがたいことに沢山の申請を控えて昨日も缶詰状態でした。
ようやく夕方、一段落したものですから訪問をお約束していた、
I社長をお訪ねして、経過報告と今後の取り組みについて助言
させていただきました。
愛国心、国際問題へのスタンスがまったく同じと判って、急速に
親近感が湧いたような次第です。
先日、社長ご夫妻の . . . 本文を読む
映画全盛の頃の話である。
ある男が繁華な街中の映画館へ久しぶりに足を運んだ。
後ろの席に腰を下ろして、映画に没頭していた。
東映映画全盛の映画館は活気に満ち溢れていた。
ところが、後ろの席のふたりの男たちが他の客の迷惑そっちのけで
騒がしいことこの上ない。
男は、随分我慢していたが、とうとう痺れを切らして注意した。
「静かにしてくれんかね !」 抑えて言ったつもりだったが ?
彼らにとっては虚 . . . 本文を読む