陸援隊 中岡慎太郎

陸援隊隊長　中岡慎太郎・・・ 文久元年（１８６１）９月、２４才の時、武市半平太の土佐勤王党に １７番目に血盟した。 大政奉還論を説き、龍馬とともに薩長同盟に奔走した、 信念と努力の人。 慶応３年（１８６７）１１月　京都の近江屋で龍馬と会談中 刺客に襲われて、２日後死亡。 信念と正義に生きた３０年の生涯だった。 今の時代の３０才、周囲の同年代の若者を見て・・・ どう思われるか　？ いかに、あ . . . 本文を読む

内藤と亀田

「すみません！　車のドアはどうすればロック出来ますか　？」 「ロックしてもらえませんか　？」 私が、広い駐車場で車を止めた時、少し間をおいて駐車している 車の持ち主が、申し訳なさそうに話しかけてきた　！ 「いいですよ　！」　私は答えて車の傍へ寄って行った。 「息子と来ているのですが、忘れ物を取りに来てドアの閉め方 が判りません？・・・」と云われる。 南国高知の空は青々と晴れ渡り、春日和を思わ . . . 本文を読む

坂の上は青空

今日（１１／２７）の愛媛新聞の門欄に、 私は目が釘付けになった。 私が感心した箇所を抜粋してみる。 ＊ 原作の小説「坂の上の雲」は戦争を肯定しているとの意見があるが、 それは当たらない。 明治維新で佐幕藩の憂き目にあった松山から、 ・・・・・ ◇明治の人々が目指した坂の上の雲は青空の中にあった。 　これを嵐となる黒雲にしたのは後世の人々である。 ＊ 松山市の自営業Ｙさん（５０才）の投稿である。 . . . 本文を読む

空手道と礼儀作法

私は、小さい頃はいじめられっ子だったので、 その反動か　？　学歴を鼻にかける者、弱い者いじめをする者に、 猛烈な反発心が湧く。 「義を見てせざるは勇なきなり」常に弱い者の味方でありたいと 願っており、そのつもりで対処している。 組織の執行部にある者は、権力を持ち得た強者であり・・・ 一般会員の席にある者は、いわば権力無き弱者である。 国会をはじめ政治の世界でもそうであろうと思っている。 だか . . . 本文を読む

うたたね

その美女の手捌きは、 まるで愛しい者を慈しむように包んで、 頬の辺りから耳たぶ部分まで満遍なく触れてくる、 私は、しばしウットリと成すがままに任せていた・・・ エステサロンの個室で、私は今エプロン姿の美女と ふたりだけの世界にいた・・・ 「ゴホン ！」　突然 静寂を破って咳払いがした ？ 「えっ ！」　私は我に返された・・・ 倒した椅子に仰向けに、胸いっぱいに前掛けを当てている。 （ああ . . . 本文を読む

秋山兄弟と龍馬

私は今、期待に胸膨らませている。 秋山好古、真之兄弟の坂の上の雲と坂本龍馬の竜馬伝・・ テレビドラマ－で、偉人たちの姿を見ることができる、 何んと、幸せなことか　! ? 幕末維新の英雄、明治の軍人、ともに四国で生を受けた偉人である。 坂本龍馬は、明治から此の近代への夜明けを造ってくれた恩人。 秋山兄弟は、明治の礎、ロシアの南下政策を防ぎ打破してくれた 日露戦争の英雄、 日本人はどうあるべきかを . . . 本文を読む

たまには映画を

久しぶりに映画館へ足を運んだ。 前から、ぜひ観たいと思っていた・・・ 渡辺　謙　主演の 「 沈まぬ太陽 」 間に１０分間の休憩があったが、 ３時間２２分が短く感じられたほど、 私は、スクリ－ンに魅入っていた。 日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事故を幹に・・・ 組織としての社員の悲喜こもごも、 自己保身、栄達・出世するために友をも裏切る 組織にある者のおぞましさと哀れさ　? 私は、渡辺　謙の役柄恩地 . . . 本文を読む

夢も楽し

私が、４０年以上も前に・・・ 親しくしていた同業の先輩がいた。 バ－テンダ－のプロで、其の業界では県下に名前の知れた、 プロ中のプロで、其の地方のお客さんに好かれた人だった。 ・・・・・ セピア色で霞む、なつかしい街の裏通り、 酒と女を求めて男たちが、そぞろ歩いている。 ある居酒屋で、数人の友と鍋を囲んでいる処へ、 彼がひょっこり顔を出してきた・・・ 「あれっ !　Ｋのさん、なつかしいな !」 . . . 本文を読む

カ－ナビ も

(あれっ !　おかしいな・・・ ?) 出発した札所で、へんろ道１２．９Kmと有ったので、 後、１時間ほどあるから大丈夫と思って、 勇んで出発したのだが　? 行けども行けども細く曲がりくねった山道が続く・・・ 頂上から更に下っていくが、 １台として対向車や後続車に出会わない　? 故障の直ったばかりのカ－ナビに従って走っているのだが　? 画面に見えるのは見事に曲がりくねった離合の出来ない山道ばか . . . 本文を読む

安らかに

私の事務所に毎月２０日・・・ コピ－機(ファックス兼用)の会社の技術社員が点検に見える。 先月、先々月は、こちらの都合で点検をお断りしたのだが、 今日は、昼前に来て点検してもらった。 技術社員のＵさんは、 この何年間、我が事務所の担当をしてもらっているが、 子供ふたりのパパちゃんである。 点検が終わると、恒例のようになった雑談がしばらく続く、 上が女の子、下が男の子・・・ お姉ちゃんは５歳で . . . 本文を読む