杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

程度

2012年10月02日 | 日記
程度と言う言葉に何を連想しますか、

常識の範囲、怪我の程度、否定の為の
便宜言葉 stc 、

私は、この言葉を聞くと、格闘系の言葉
及び状態を思い浮かべる。

ずっと昔の事である・・・
ふたりの男がある揉め事で諍いとなった。

酒に酔った相手が、生憎酒癖が悪い事も
有って、もう一方が堪忍袋の緒を切った。

お定まりの喧嘩である、
そして殴った ! 打ち所が悪く肋骨が
折れてしまった。

救急車の手配となって即入院である、
酔いが醒めると普通の人である、穏やかな
好人物である。

やった方が、予想外の結果に驚き慄いた。
人を殴った経験のない者は、その効き目の
程度が分らない。

意気消沈していた、
私は、控えめに諭した !

「馬鹿が!カッとなって無我夢中でやるから、
程度が分るまいが ?」
彼は、小さくなって言葉もなかった。

そうなのです、殺人事件が起きると、
犯人が刑事に答えている ?

「まさか死ぬとは思いませんでした ?」

テレビ世代の若者は、教師に殴られた経験
がないから、その痛みの度合いが分らない、
結果がどうなるかさえ分らない。

だから、相手の怪我の割合が酷くなる。
皮膚の痛みを知る者は、相手の痛みも分る。
だから、むやみに人を傷めない。

精神的に於いても同じである、
苛めに廻る側が、追い込み追いつめる程度が
分らないから、とことんまで行ってしまう。

そこに同じサド系が交じると被害者は更に
精神的に追い詰められる、悲劇が増幅する。

それが時と場合に、窮鼠猫を噛む の例えの
ように、反撃されて逆に取り返しの付かない
被害を被る事になる。

ほどほど&程度もの、
この言葉は結構示唆に富んでいる。

「そんなに追い込んで、逃げ場を与えないで
大丈夫ですか、その結果は甚大ですよ。」

相手を侮らないこと。
いつかは程度の差あれ、あなたが被害者の
立場になることも有るかもしれない。
悪行に酔いしれる者は、それが分らない。

我が身にならないと気が付かない、
だからこそ、人間なのかも知れない ? 
リンリ(倫理)リンリ(倫理)も虚しい。・・・。。。

                        合掌






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