杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

生死の狭間で

2011年07月31日 | 日記
血の気の下がる宣告を受けて(私の場合は逆に登ったが!) 自分の気持ちを静めるためと覚悟を固めるために河川敷の 公園に足を踏み入れた。 明るい青空がセピア色にくすみ、木々は変わらぬ姿を見せて いた、私はその大きな大木の幹に手を添えてひとり語りかけた。 自然の移ろいに一個人の嘆きは小さかった。 一刻ほどの時間が経過して、病院に戻った私に看護師さんの 眼差しは温かく、だが心なしか憂いを覗かせていた . . . 本文を読む

自分のことよりも

2011年07月30日 | 日記
私はエグザイル(exile)と云う名のグル-プの ことはテレビ番組等でよく見ていたから知ってはいたが ? 昔のザ・ビ-トルズに無知な頃と同じく食わず嫌いの 感があった、 先般、ある番組でグル-プのひとりAKIRAが出て いて、私の好きな落語家 笑福亭鶴瓶と彼のト-クが 展開されていた。 AKIRAの礼儀正しい鶴瓶師匠に対する言葉使いに 私は次第に身を乗り出していた。 彼が話す、先輩たちの教え . . . 本文を読む

器量

2011年07月29日 | 日記
器量(きりょう)とは、器(うつわ)とは ? 男の世界では特に大切な事である。 学生時代の番長とは、どんなタイプなのか ? 暴走族に始まって男伊達の世界の人間はどうか ? 一般社会の企業のトップ連中はどう有るべきか ? 永田町の政治家の派閥のボスの条件は ? あれこれと値定めしてみると面白い事が分る。 ところが、一番困るのが ? その器でないものが、器が有ると勘違いしてリ-ダ- に成りたが . . . 本文を読む

不束者ですが

2011年07月28日 | 日記
私は家族を人様に紹介しない。 紹介するほど自慢できるものでない事と、 私事と仕事を明確に分けているからでもある。 しかし、何時かは誰かと接触する時は、 この人に(同士) 最初に会わせたいと 思っていた人が居る。 27日、その日はやって来た ! 午後のある時間、ある場所で・・・ 私の長男を同行させて彼の人に会った ! 私の最大にして最高の理解者 ! 涙を共にする同士である、 彼とは、不思議な . . . 本文を読む

橘 先生

2011年07月27日 | 日記
まだ大学を出たばかりの若い先生は、 教師としての使命感と希望に燃えて着任して来た。 ところが、間もなく大変な高校へ赴任した事を 知らされる事になる。そのクラスは女人禁制の 男だけの教室だったのである。 大学進学には無縁の、半数ほどは地元の農家の 跡継ぎ野郎たちだったのである。 若い先生が農業課目の授業に臨み黒板に向かって 白墨を走らせていた、 最後列の机からその後姿に向かって消しゴムが 飛ん . . . 本文を読む

追憶の彼方

2011年07月26日 | 日記
あの幼かった甥の娘が、眩しいほどの娘に成長していた、 清潔な洋菓子店のドアを開いて中に入った、 ふたりの店員さんが笑顔で迎えてくれた。 ひとりはフロアで接客係り、もうひとりは店内奥の仕事場で 白衣の作業着で迎えてくれた。 フロアの店員さんに声を掛けた、 この店に〇〇さんはいらっしゃいますか ? 奥に居るパティシェが目当ての娘である事がすぐ判った。 身内の娘を、いらっしゃいますかと云うのも変だ . . . 本文を読む

花火と神輿2

2011年07月25日 | 日記
子供の頃からの念願だった和霊大祭を見る事が出来た。 第45回うわじま牛鬼まつり、24日和霊神社前での 「走り込み」 で幕を閉じた。 暗闇をかがり火が照らして浮ぶ須賀川を舞台に、神輿が 水しぶきを上げて練る、御弊争奪で観客を興奮のるつぼに 誘った。 午後9時半ごろ海上渡御終えた3台の神輿が松明を先導に 川下からその姿を現した、 四つ太鼓の音に導かれて「わっしょい! わっしょい!」の 掛け声を響か . . . 本文を読む

花火と神輿

2011年07月25日 | 日記
唯今、宇和島市から帰ってまいりました。 午前1時20分、パソコンに向かっています。 宇和島は、夏の陽射しの中に微笑んでくれました、 友と友を結ぶ縁結び心に沁みる感動の輪が広がりました。 和霊さまは、祖母の笑顔を覗かせて歓迎してくれました。 見事な花火と神輿の走りこみ、母の懐に抱かれる安らぎに 感激ひとしおでした。 今朝早く、大事な会務が控えていますので、 ここは一旦失礼して、改めて投稿させて . . . 本文を読む

母さん

2011年07月24日 | 日記
今日の昼には再会できる親友の事を思っている。 家族を思い人の縁を大切にする心優しき心友である。 若くして事業を始め、若くして結婚した、 人よりも苦労をして、人以上の情を会得した人である。 人間は、こんなにも心優しくなれるものなのか ? 私がどんなに努力しても、彼を越えることができない、 負けて尚、嬉しい人間が居ることの不思議 ? 私は心友を、お天道様が使わせた人だと思っている、 道を踏み外そ . . . 本文を読む

わたしは

2011年07月23日 | 日記
命の問題をはじめ欲に対して淡白になっている者から 世の中を、人を、眺めてみると、 人間とは何んと悲しい生き物かと思わないでもない。 日々の暮らしの中で、 生活の糧を得るためにどれ程、人望を捨てて来たか ? 逆に人望、人徳を育んで来た人も居るにはいる、 しかし、それはあくまでも少数派でしか過ぎない。 物質の欲に魅入られて、金に目がくらんで、 折角生まれ持ってきた、清濁の清を失って来た事か ! . . . 本文を読む