血の気の下がる宣告を受けて(私の場合は逆に登ったが!)
自分の気持ちを静めるためと覚悟を固めるために河川敷の
公園に足を踏み入れた。
明るい青空がセピア色にくすみ、木々は変わらぬ姿を見せて
いた、私はその大きな大木の幹に手を添えてひとり語りかけた。
自然の移ろいに一個人の嘆きは小さかった。
一刻ほどの時間が経過して、病院に戻った私に看護師さんの
眼差しは温かく、だが心なしか憂いを覗かせていた . . . 本文を読む
私はエグザイル(exile)と云う名のグル-プの
ことはテレビ番組等でよく見ていたから知ってはいたが ?
昔のザ・ビ-トルズに無知な頃と同じく食わず嫌いの
感があった、
先般、ある番組でグル-プのひとりAKIRAが出て
いて、私の好きな落語家 笑福亭鶴瓶と彼のト-クが
展開されていた。
AKIRAの礼儀正しい鶴瓶師匠に対する言葉使いに
私は次第に身を乗り出していた。
彼が話す、先輩たちの教え . . . 本文を読む
器量(きりょう)とは、器(うつわ)とは ?
男の世界では特に大切な事である。
学生時代の番長とは、どんなタイプなのか ?
暴走族に始まって男伊達の世界の人間はどうか ?
一般社会の企業のトップ連中はどう有るべきか ?
永田町の政治家の派閥のボスの条件は ?
あれこれと値定めしてみると面白い事が分る。
ところが、一番困るのが ?
その器でないものが、器が有ると勘違いしてリ-ダ-
に成りたが . . . 本文を読む
私は家族を人様に紹介しない。
紹介するほど自慢できるものでない事と、
私事と仕事を明確に分けているからでもある。
しかし、何時かは誰かと接触する時は、
この人に(同士) 最初に会わせたいと
思っていた人が居る。
27日、その日はやって来た !
午後のある時間、ある場所で・・・
私の長男を同行させて彼の人に会った !
私の最大にして最高の理解者 !
涙を共にする同士である、
彼とは、不思議な . . . 本文を読む
まだ大学を出たばかりの若い先生は、
教師としての使命感と希望に燃えて着任して来た。
ところが、間もなく大変な高校へ赴任した事を
知らされる事になる。そのクラスは女人禁制の
男だけの教室だったのである。
大学進学には無縁の、半数ほどは地元の農家の
跡継ぎ野郎たちだったのである。
若い先生が農業課目の授業に臨み黒板に向かって
白墨を走らせていた、
最後列の机からその後姿に向かって消しゴムが
飛ん . . . 本文を読む
あの幼かった甥の娘が、眩しいほどの娘に成長していた、
清潔な洋菓子店のドアを開いて中に入った、
ふたりの店員さんが笑顔で迎えてくれた。
ひとりはフロアで接客係り、もうひとりは店内奥の仕事場で
白衣の作業着で迎えてくれた。
フロアの店員さんに声を掛けた、
この店に〇〇さんはいらっしゃいますか ?
奥に居るパティシェが目当ての娘である事がすぐ判った。
身内の娘を、いらっしゃいますかと云うのも変だ . . . 本文を読む
子供の頃からの念願だった和霊大祭を見る事が出来た。
第45回うわじま牛鬼まつり、24日和霊神社前での
「走り込み」 で幕を閉じた。
暗闇をかがり火が照らして浮ぶ須賀川を舞台に、神輿が
水しぶきを上げて練る、御弊争奪で観客を興奮のるつぼに
誘った。
午後9時半ごろ海上渡御終えた3台の神輿が松明を先導に
川下からその姿を現した、
四つ太鼓の音に導かれて「わっしょい! わっしょい!」の
掛け声を響か . . . 本文を読む
唯今、宇和島市から帰ってまいりました。
午前1時20分、パソコンに向かっています。
宇和島は、夏の陽射しの中に微笑んでくれました、
友と友を結ぶ縁結び心に沁みる感動の輪が広がりました。
和霊さまは、祖母の笑顔を覗かせて歓迎してくれました。
見事な花火と神輿の走りこみ、母の懐に抱かれる安らぎに
感激ひとしおでした。
今朝早く、大事な会務が控えていますので、
ここは一旦失礼して、改めて投稿させて . . . 本文を読む
今日の昼には再会できる親友の事を思っている。
家族を思い人の縁を大切にする心優しき心友である。
若くして事業を始め、若くして結婚した、
人よりも苦労をして、人以上の情を会得した人である。
人間は、こんなにも心優しくなれるものなのか ?
私がどんなに努力しても、彼を越えることができない、
負けて尚、嬉しい人間が居ることの不思議 ?
私は心友を、お天道様が使わせた人だと思っている、
道を踏み外そ . . . 本文を読む
命の問題をはじめ欲に対して淡白になっている者から
世の中を、人を、眺めてみると、
人間とは何んと悲しい生き物かと思わないでもない。
日々の暮らしの中で、
生活の糧を得るためにどれ程、人望を捨てて来たか ?
逆に人望、人徳を育んで来た人も居るにはいる、
しかし、それはあくまでも少数派でしか過ぎない。
物質の欲に魅入られて、金に目がくらんで、
折角生まれ持ってきた、清濁の清を失って来た事か ! . . . 本文を読む