杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

歩いてみたい

2011年02月28日 | 日記
気候も穏やかで凌ぎやすい季節になりました。
爽やかな日和日、勿体無い事に家の中での仕事になった。

確定申告を初め許可申請案件が目白押し、
ありがたいと感謝しながらも寄る年波には堪えるように
成りました。

そろそろリタイアを考えなくちゃいけませんが当分開放
されそうに有りません。
これでは、世の中のサラリ-マンのように定年後の余暇を
過ごす事は、夢の又夢ですね。

三途の川を渡るまでには、ゆっくりとこの世の整理をする
時間ぐらいは欲しいものですが ?
陽射しの降り注ぐ縁側で・・・!
過去を振り返って、皆さんとの想い出を辿りたいと思って
いますが、そんな余裕をいただく事が出来ますかね ?

物心付いたら友と戯れていた、悪童たちに混じって海や
裏に在るお宮さん、時には山の上にまで遠出の遊びに
出向いた !

私の故郷は、前は大島へと続く海原がひらけ !
後ろには傾斜のある段端が天まで届くかと思わんばかりに
そびえている。
その故郷の、平地や山道を童心に帰って歩いてみたい。

エンコ (海の) 祭り、おふくろに豆ご飯のおにぎりを作って
もらって、新でん (地名) の向う側の浜に在る少し大きめの
岩に乗って、沖に見える大島を眺めながらおにぎりを食べた。

あの日夢見た故郷の空は、太陽が眩しく輝いて海の向こうの
未知なる世界に想いを飛ばしてくれた。
あの光景は変わっていない、あの浜に、石ころに、あの砂に
見た海辺の村は、昔のままの姿で待っているに違いない。

一度、ゆっくりと時間を取って、竹馬の友 じ~ん達と遊んだ
道をたどってみたい。

鎮守の森の住吉神社、春祭りの練り、私は子供の頃は頬に紅の
のの字を書いて、女の子の派手な着物を着て、頭には白い鉢巻を
巻いて、手には桐の木で作ったバチを持って、朝早くから太鼓を
叩いて回った。

僅かな人数しか選ばれない誇りある「唐獅子」の太鼓叩きだった。

大勢で石の臼に縄を巻いて、皆で掛け声をかけながら臼を地べた
に落としては上げ、落としては上げる・・・猪子(いのこ)
大声を上げて唄うものだから、声がかすれて言葉にならない !
それが自慢で登校したものである !?

昔の日本は、田舎には、そんな素朴な生業があった !
けっして豊かではなかったが、お互い同士の連帯感が有った。
いつの間にやら、豊かさと引き換えに純朴さが消えた !?

それが、良かったのか悪かったのか ?
日本人の活力が愛国心とともに廃れたように思う。

私は、この目でふるさとの今を眺めてみたい !
農家の家の角から、仲良しだった竹馬の友 堀田の福ちゃんが !
そして、山道の曲がり角から石田の甚 (じ~ん) の笑顔が
現われるような気がして成らない。

故郷は、何処に居ても消える事はない !
心の底で、想いの中で、手招いている !
私の故郷 真網代は、陽光に包まれて輝いているに違いない !?

大切な人の回復を願いながら、私の想いはそこに飛んでいる。
友を想い、友を偲ぶ ! 涙が頬を伝わって落ちた。・・・。。。

                                 合掌



私が生まれ育った故郷真網代(まあじろ) 父母兄姉の眠る愛しの里。






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