「Uさん、時間ないですか ?」
歯の治療に出かけようと玄関を出たら
携帯が鳴った。
「治療が終わったら電話します、」
仕事の相談だったので、そう伝えた。
私の方も相続の手続きを頼んでいて、
大事な書類を渡さなければ為らなかった。
午後のある時刻ある馴染みの喫茶店で
会うことになった。
60代の男2人、昼間のデ-トである。
気心の合う男同士ほど、気楽な事はない、
お堅い役所のトップで定年を退 . . . 本文を読む
凡人とは相容れぬ性格の人間達の
為に、要らぬ時間と労力を取られて
しまった。
今回の市議会議員選挙に於いても
本来であれば懸命に応援できたのに
手間ひまを取られてしまって、
心ゆくまで応援が叶わなかった。
後悔
だけが残ってしまい痛恨の極みである。
人間は格別優秀である必要はないが ?
せめて一般常識を備えた見識だけは
身に着けて欲しいものである。
それと、人の痛みを知る為には
やはり人間 . . . 本文を読む
選挙を済ませて友とのお茶会の前に、
ある相談を受けているAさん宅を
調査結果のご報告を兼ねて訪問した。
電話での声よりも元気そうで安心した。
広い邸宅で息子さんとふたり住まい、
奥さんに先立たれた孤高が痛々しい。
本人は近年健康もすぐれず、
精神的にも弱気に為っている、
「Uさんいろいろ相談に乗っていな!」
「分っていますよ・・」と元気付ける。
裁判所に長年勤務して悠々自適だった
姉さんのご . . . 本文を読む
昨夜遅くメ-ルが入った、
Yっさん からである。
私のブログで、仕事を始め
その他、何事か事態が起きて
いる事を察したのか ?
骨休めをさせてやろうとの配慮
お茶会への誘いだった。
利害関係のない、それの皆無な
竹馬の友の優しさがありがたい。
早い時間に選挙を済ませて、
友との語らいの場へ行く。
東西南北に散らばっている
友への想い、
その他、噂話に花が咲くだろう。
そういえば、あの店 . . . 本文を読む
市会議員選挙の投票日が明日に迫った、
この一週間に渡った選挙活動は、
立候補者本人は勿論、運動員はじめ支持者の
ご苦労は大変だったと想像致します。
我が家の前も、必死な訴え、声をからしての
お願い等で終日賑やかだったが、
街宣活動も最終日、その時間さえも終わって、
辺りは静寂を取り戻している。
それぞれ熱意を込めて訴えられたこの期間の
ご苦労を決して忘れないで、市政運営に生かして
貰いたい。
. . . 本文を読む
「Uさん、お会いできませんか ?」
懇意にしている社長からの電話だった、
心持、声が弾んでいる。
「何時が良いですか ?」 既に午後は
予定が入っていた。
先約の時間を少しずらして貰って予定を
組ませてもらった。
重厚で腹の太い老舗二代目社長である、
60に手が届いたはずである。
大学を卒業すると同時に知り合った、
だから40年に渡っての交友である。
まず、朗らかで、ゆったりとしているが . . . 本文を読む
ある刑事が呟いた。
(仮に、あの世の天国・地獄の有様を見る事が
出来るなら、犯罪抑止力になるのではないか。)
(悪い事をして、例えば人を殺めた者が、地獄で
のた打ち回る姿をこの世から見ることが出来る
なら、)
(現世の人間は、特に悪いことをしょうと考える
者達は怖気づいて、悪い事が出来なくなるのでは
ないか) と言うのである。
なるほど一理あるなと思った、
じゃあ、どうするか ?
京都大 . . . 本文を読む
子供時代無口だった私は全てに損をした、
口の上手い友達が羨ましかった。
失敗すれば、傷口は何倍にも広がって
説明できぬ悲しさで胸が塞がれた。
口八丁の商売人には向かないと思って
いたのに
若い頃の出会いが運命を変えた。
人の出会いは、運命をも切り開く
幸せさえも手に入れることが出来る、
そう思っていた自分がいた・・・
ところが、一筋縄ではいかないのが
人間たる所以。
やはり人生は摩訶不思 . . . 本文を読む
「Y君 ! Yくんは 悩む事など有るの ?」
受け持ちのキタムラ先生がはにかむY君に
聞いてきました。
ぼんやりと聞いていたY君が
「先生、今 何云ったの ?」 と聞き返した。
クラスのみんなが帰った後
「Y君 話があるから少し待っていて・・?」
優しいキタムラ先生の言葉に胸を躍らせた。
広い校庭の陽だまりで、
校舎へ入る石段に並んで坐った。
「先生、ぼく学校へ来るのが嫌に為った ?」
Y . . . 本文を読む
友を含めて私の周囲で尖閣問題に危機感を
持つ人間が居ないのは何故だろうか。
沖縄オスプレイ、米兵による暴行事件の発生、
日本人は、物事を大局的に見られない人種に
成り果てたのか ?
ちまちまと我が身の周辺のことのみ 興味を
示さない、そこに在る危機が対岸の火事の
ごとくである。
中国の真剣度を読み誤ると、日本は2度と
帰らぬ後悔になる。
塗炭の苦しみ、チベット、ウイグル自治区の
悲劇に直面 . . . 本文を読む