絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

同級生のHくん 水彩10号

2015-10-12 | 通信指導
同級生のHくんが、水彩で風景画を描いています。



よく描けています。
地平線の帯を感じる場所で、広々とした風景を描いています。
熊谷のTさんの奥様もこのような風景から始めましたが、これは、私が風景画を始めたときの勉強と同じです。私は初心者には、まずここから学んでもらうのが良いと思っています。

彼は描き込むということができる人です。キャベツと同じ問題というのは、そのことです。いきなり描き込んでしまう感じです。大きな組み立てをしっかりつかんだうえで、この描き込みをしてほしいのです。
そうでないと、場合によると、きちんとした遠近の組み立てができない絵になってしまうこともあるからです。

描き方はいろいろあるので、彼がこれからその大きな組み立てがわかるように、描けて来れば、この一つ一つを丁寧に描きこむ方法でも構いません。さて、どうなるでしょうか。

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同級生のHくん キャベツのデッサン続き

2015-10-12 | 通信指導
同級生のHくんがキャベツのデッサンを描き込んでいます。
かなり、ひつこく描いています。



この状態は、これ以上描けないくらい頑張ってくれたことがよくわかります。

ただ、大きな明暗ということからすると、まだ足りない感じです。

それで、私が彼のデッサンをプリントアウトして、それに鉛筆で描き込んでみました。

それがこれです。



違いがわかりますか?

暗い部分をもっと暗くして、中の葉脈が見えるか見えないかというくらいにしています。
また、新聞紙も思い切ってそれをやらないと、新聞紙の光が当たった部分の白さが感じられません。

彼が描いたデッサンをこのように少しいじるだけで、こんなにも変わります。

この違いをつかんでほしいのです。

実は、この話は、その前にもやりました。ただ、怖くて壊せないと言います。
気持ちはわかります。もっとほかのデッサンをして、練習していくうちに、壊さなければだめだということに気づいた時点で、
これをまた描き続ければいいかなとも思いますが、さあ、本人はどうするでしょうか。

実は、風景画も描き始めましたが、同じような問題が出てきているので、やはり、ここで思い切って暗く潰すことを教えた方がいいかなとも思います。
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