絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

絵で一番重要なこと。東京のFさん 静物画のモデル研究続き

2014-03-30 | 構図の研究
東京のFさんの静物がのモデル研究の続きです。

背景の布と壁の関係がおもわしくないので、変えてくれました。



背景の白壁を布で隠して、おとなしくしました。
果物のお皿が深いので、平らなお皿にしてみました。
筆立を置いてみました。

かなり落ち着きました。

そして、更に



これは、テーブルのラインより下の面積を増やしました。
少し、広く捕えた感じです。

こうなると、大きい絵のもでるになりますね。
20号から30でも良い感じです。

このようなモデル組の指導は受けたことがないそうです。

このモデルが良いかどうかで、絵のレベルがかなり上下します。

絵の指導者で、ここをやる人がほとんどいません。

絵は、ここが一番重要なのです。



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絵で一番重要なこと。東京のFさん 静物画のモデル研究

2014-03-29 | 構図の研究
東京のFさんが、静物画のモデル研究を始めました。

まず、この二つを比べてください。左を1番、右を2番とします。

 

どちらが良いでしょう?

私は、2番です。

1番は、布が下がってきた左端が、お皿の左端と立っているものとの間に丁度よく来ているのが気になります。

この構図は、主役がお皿と果物でしょう。それが明るいので、周りが暗い方が、主役がしっかり目立ちます。
そう考えると、紫の布が全体を占める方が良い気がします。

しかし、どちらも白い壁と布の暗さとが、対比が強すぎてそのカーブが気になりますね。
これは、スキーのジャンプ台のようなカーブです。富士山のラインかもしれません。

背景に丸いものがあるのも、一つの魅力つくりなのですが、その形がどのくらい目立つと良いのか、
目立ちすぎると、違和感がありますね。

この構図の良いところは、主役がわかることです。中央に近いところにメインを置いています。
明暗を使って、主役を目立たせています。横絵として物の配置がされています。
物が左右にはみ出しているので、横への広がりを感じます。


このアドバイスが終わらないうちに、次の写真が送られてきました。3番、4番とします。

 

もう、問題点はお分かりですね。どちらも私が不合格を出す材料がありますね。

ただ、3番の良いところは、右からの光がしっかり設定されました。
その分、雰囲気が良くなりました。
また、白いお皿に黄色い果物では、どちらも明るくて果物が目立ちません。
光を当てたことで、果物の陰影ができて、存在がはっきりしました。

4番は、ご本人も気づいていましたが、白い電気スタンドが目立ちすぎます。
大きさの問題と明るさの問題です。
また、傘の形が布の形と同じすぎます。テーブル面が押し付けられて、白い壁が広く見えますが、間が抜けてしまいました。

4番が一番問題があって、絵になりません。

3番は、テーブル面から手前に落ちる布のしわも明暗がはっきりして魅力がありますね。

上から落ちてくる布の形を工夫するか、背景に何かを置いて、もう少し白い壁を隠すか?
何か工夫をしたいところです。



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雪景色 撮影

2014-02-11 | 構図の研究
今日は、雪景色を撮影しました。
全部で、64枚撮りましたが、使えるのはわずかです。

しかし、なんとか絵になりそうなものをご紹介します。

 

 

 

 



どれも、そのままでは問題がありますが、おおむねこの構図で絵になりそうだなと思うものをご紹介しました。

ドラム缶のある風景は、なかなか良いテーマかなと思います。

もっと、ドラム缶に近づいて、大きくとらえても良かったかなと思いました。
それは、後で撮影しても、できますから、貼り付けで作ってみるつもりです。



 
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雪景色

2014-02-04 | 構図の研究
今年最初の雪景色撮影

 

 

たくさん撮りましたが、絵にしてみようかなと思う構図は、この4枚だけでした。

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構図の研究 牛小屋

2014-01-18 | 構図の研究
今日は、朝、突然MSさんから電話が来て、構図を見てほしいと言われました。
写真を撮ったので、それを見せるためにやってきました。

牛を飼っているので、その牛を描いてみたいということです。
この話は、ずっと以前から出ていましたが、デッサン力の問題で、まだ描けないのではないかと
思って、ブレーキをかけていました。

しかし、もう83歳です。描かないでいるといつ描けるかわかりません。
そこで、構図をしっかりさせれば描けるかもしれないと話しました。

ただ、見せてもらった写真には、今の力で良い絵にできそうな構図がありませんでした。

そこで、この方の牛小屋へ私が行って見てみることにしました。

今日、撮影したのは、20枚ほどでした。



これは、日当たりが良くて、牛が良く見えます。日陰に入ってしまうと、ただの黒いシルエットになってしまうので、
なんとか、これは上手くいきました。しかし、ちょっと気になるのは、柵の棒です。それが邪魔をして、なかなか顔がいい感じに見えません。

実は、いつもなら、何十枚も撮影します。それを20枚で止めたのは、ビデオを持って行ったからです。
ビデオに撮影すれば、後で、良い瞬間をストップして写真に起こすことができます。
シャッターチャンスを逃す心配がありません。

まだ、その作業はしていないので、また後で、やってみます。

帰り際、あれっと思ったのが、これです。



この構図も、絵にできるかなと思いました。

そして、更に、これなら、人がいたらどうだろうと思って、MSさんに入ってもらいました。



左手前などに、何か置いて、単調さをなくすという工夫が必要ですが、これも作品にできそうな気がしました。




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