やっと、今日はまた青空が戻って来ました。
しかし、風が冷たくて、体感的に寒く感じてしまいます。夕方になって、冷え込んで来たし...。
今回のブログ記事・・・今月の
ポール・マッカートニー記事です。
晩秋のもの寂しさを感じながら、ひんやり冷え込む部屋で昔(青春時代)に聴いた音楽ばかりを聴いて過ごしている、相変わらず後ろ向きの音楽生活をしている私です。
今流行っている楽曲に関心を持てないのは、やはり年齢的なものでしょうか?(汗)
「ビューティフル・ナイト/Beautiful Night」
今回取り上げた曲は、1997年に発表されたアルバム
『FLAMING PIE』の、収録曲ラスト前に収録されている曲です。
さすがにポールも、1990年代に入ると寡作に。
まあ、ビートルズのアンソロジー・プロジェクト等で忙しかったのだと思いますが、出したロック系のアルバムは、アンプラグド・ライヴ&ロックンロールのカヴァー盤以外では僅かに2枚。
そのいずれのアルバム、『OFF THE GROUND』『FLAMING PIE』ですが、世間的にはイマイチ人気がありません。(特に前者)
確かに、ポールの作品に求める平均点はクリアしているものの、突き抜けたものがない、そんな感じです。
そんなアルバムに位置付けられている『FLAMING PIE』(現時点までの、ポールの最後の傑作!とも言われていますが・・・)、私もあまり好きじゃないです。その内向的な雰囲気が・・・。
でも、その中に、とんでもなく好きでたまらない曲が2曲あって、1曲は以前記事にした「Young Boy」、そしてもう1曲が今回挙げる「ビューティフル・ナイト」なのです!
80年代に一度録音してみたものの、どうも気に入らずにお蔵入り・・・だったのを、ビートルズ時代の盟友であるリンゴ・スターのドラムだったら!と言うことで、再録音してみたら見事に上手くいった!とは、ポール自身の発言です。
歌詞は、いつものポールらしく、多少意味不明な面があります。まっ、ポールに歌詞の内容を求めたらあれですけどね。(苦笑)
でも、歌詞はともかく、曲は良いと思います。
ポールお得意のノーイントロの歌い出しで、その優しい歌声に導かれるように、リンゴのドラムがダンダダダンと入り、曲はゆったりと進んで行きます。
そしてオーケストラが加わり、その響きがサウンドにより彩りを与えて、どこか切ない雰囲気を醸し出しながらも、徐々に盛り上がっていき、最後には気持ちを高揚させる状態で最高潮に達します。
ポール・ファンの私としては、「あぁ、これこそがポール!!」と感動してしまいます。
本当に素晴らしい!!
これ以降のポールの楽曲には、ほぼ見られなくなった・感じられなくなった(と言ってもいい)、実にポールらしい曲です。
ドラムのリンゴ・スターと、オーケストラ・パートのスコアを手がけた、ビートルズ時代の“恩師”ジョージ・マーティンが参加しているのも、やはり大きいと思います。
また、共同プロデューサーのジェフ・リン(E.L.O.)も、ジョージ・ハリスンのアルバムをプロデュースした時と違い、彼の個性を強く出さずにポールのサポートに回っているのも良いですね。
そして。
このアルバム制作の模様を収めたドキュメンタリー番組の映像で、この「ビューティフル・ナイト」の録音場面があるのですけど、それがもう何というか、見ていてたまりません。
その翌年、癌のために他界する愛妻・リンダさんの姿が映るのですが、ポールと一緒のマイクでハーモニーをつける姿・・・否応なくジーンと来てしまい、決して大げさではなく目頭が熱くなってしまいます。(涙)
「ビューティフル・ナイト」ですが、今でも本当によく聴きます。
そして、聴くと、必ず繰り返して数回は続けて聴いてしまう・・・私にとっては、そんな魔力?を持った曲です。
個人的には、1990年代以降のポールの楽曲の中で、間違いなく1、2を争う大好きな曲で、かつ忘れられない曲でもあります。
ポールのソロ時代の曲の中でも、上位に入ります。
晩秋の、こんな夜に聴くと、よりいっそう心に響き渡ります...。