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けっこういい加減になぐり書き!

主に1日の〈聴いた・読んだ・こんな事あった!〉を備忘録代わりに書いています。

五ヶ月ぶりの「第9」記事

2012-06-30 | クラシック音楽

6月も今日で終わりですね。
と言う事は、今年も半分が終わったという事ですね。あっという間だったな...。

今日の天気は、晴れたり曇ったり、雨が降ったり・・・と気忙しいです。
おまけに、昨日から急に蒸し暑くなり、さっき外出して駅から歩いて帰ったら、汗だくに。
やっとこの時期らしくなったということですかね。(汗)


さてさて。
2012年上半期の最後を飾る今回の記事。(大げさな)
随分と久しぶりの、ベートーヴェン/交響曲第九番「合唱」を聴いた感想です。
いや、ほんと、何ヶ月ぶりだろう?!今年の1月に書いた以来?!
そんなになるのか...。

あれほどハマった、ベートーヴェンの「第9」です!
現在でも、手持ちのCDは、それなりに聴いてはいます。
しかし、今年に入って、最近は廉価盤で手に入るCDが少なくなったのもあって、以前と比べたら明らかに新規開拓、探し求めて聴く頻度は少なくなっていますね・・・。
これは、クラシック音楽全体に言える事ですけど。(汗)

で、聴いてみたのが...

クルト・ザンデルリンク指揮/ベルリン交響楽団(1987)


Photo_2

久しぶりに購入して聴いたのが上記のCDです。
ネット通販でまとめ買いすると安く手に入るとわかり、他にも欲しいCDがあったついでに購入したCDです。1000円を切るのは、本当に有り難いです。(セコい男)

毎度毎度の事ですが、クルト・ザンデルリンクという指揮者に関しては全く知識がありません。
ただ、昨年に他界されたというのはニュースか新聞で知って、その記憶が残っていたのか名前だけは知っていました。


感想です。

うん、決して悪くは無かったです。割とメリハリがあって、聴いていて飽きはしなかったです。
ただ・・・〈ベルリン市制750周年記念演奏会ライヴ〉とあるように、ライヴ録音のためか、録音がイマイチなような気がしました。
録音の問題なのかも知れませんが、各楽器のバランスが悪く感じてしまい残念でした。特に第1楽章を聴いていて、バリバリと金管楽器?が突出した感じ(目立つ)がするのが、ちょっと耳障り気味でしたね。個人的な好みの問題もありますが。
ライヴらしい熱意、迫力は感じるものの、オーケストラの演奏は粗いような気がしました・・・。

個人的に最も楽しみな第4楽章は、それなりに聴けて、まあ可もなく不可もなくという感じでした。
オーケストラ・独唱者・合唱団との絡み(私にとって重要なポイント!)で、ガッカリする事が多い私ですけど、特に違和感を感じなかったです。
盛り上がり方も、それなりに良かったです。


ザンデルリンク指揮/ベルリン交響楽団
もう少し録音が良かったら、演奏のバランスが良かったら・・・と思いますが、充分に個性的な演奏だったし、聴いて満足したCDでした。
でも、愛聴盤にはならないなぁ...。

 

                                                       
                                                    

                                                                                                         
                                                        

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ラヴェルの「ボレロ」を久しぶりに聴く

2012-05-17 | クラシック音楽

どうもです。
昨日は最高気温28度を超える気温になり、今日はすっきりとしない天気だったものの、やはり暑くなりました。
5月も、もう半分が過ぎましたからね、暑く感じるようになりました。
そこまで夏が来ています。(まだ早いか)


さて。
先日、たまには外食を!と思い、外出したついでに久しぶりに外食しました。
パスタ屋に入ったのですが、夕食時間帯でもあってお客さんが多いこと多いこと。それも若いカップルばかり。
オッサン、その若さ&カップルが羨ましくて嫉妬してしまいました。(おいおい)

その若者ばかりの店内でBGMとして流れていたのが、クラシック音楽でした。
何気に耳を傾けていると、知っている作品が静かに流れてきました。
未だクラシック音楽に関して素人と言える私が、昔から知っていた数少ない作品、かつ好きな作品と言えるラヴェル「ボレロ」です。

そうしたら、急に「ボレロ」が聴きたくなって、以前から欲しいと思っていたCDが、たまたま入ったレコード店にあったので、迷った末に購入!
帰宅後、さっそく聴いてみました。
そんなわけで、久しぶりにクラシック音楽の記事です。


私、5~6年ほど前から、クラシック音楽を聴き始めましたが、このラヴェル「ボレロ」は、わりと早く図書館で借りてきて聴いた作品です。
けっこう有名な作品と思ったので、簡単に図書館で見つけられると思ったら、案の定置いてあり、借りてさっそく聴いてみました。
それが、私と「ボレロ」との出会いです。
いやぁ、当時は聴きまくりましたねぇ。

メインテーマがただただ延々と、次々と色んな楽器で繰り返されるだけですが、そこが良いのです!
イメージ的に平坦そうだけど、小太鼓のリズムに重ねて、それぞれの楽器の音色の独奏が続き、決して飽きさせない!それが凄い!
ゆったりと流れて、それぞれの楽器のソロが美しく聴こえ、それが後半に向かうにつれだんだんと音が重なっていって、感動的に盛り上がる様は実に圧巻!!それがたまりません。
「ボレロ」好きになって良かったなぁ~!と思う瞬間です。



Photo_2

そのような「ボレロ」・・・今回購入して聴いてみたのが、以前薦められていたものの、予算の関係でなかなか聴く機会が無かった(購入する機会が無かった)、
クラウディオ・アバド指揮/ロンドン交響楽団
の演奏です。
最後の数小節で、楽団員が楽譜にはない叫び声を出している!というのを聞いて、その部分がどのような事になっているのか興味津々だったのが、購入しようと思っていたきっかけです。(笑)

「ボレロ」を聴くのは随分と久しぶりだったので、ちょっとワクワクして聴き始めました。
しかし・・・「ん、こんなんだったっけか?!」と思ってしまい、その戸惑いの中終わってしまいました。
どうも昔聴いた「ボレロ」のイメージと違うのです。(汗)


指揮者とオーケストラが違えば、演奏も違うのは当然です。(多分)
最初に聴いた、それこそ嫌ってほど聴いたロリン・マゼール指揮/フランス国立管弦楽団の演奏(CD)のイメージが強く残っているので、今回このCDを聴いて、個人的には何かちょっと雰囲気が違うな・・・と感じています。
勿論、この私、指揮/演奏の善し悪しなどわからない男なので、聴いてみて自分のフィーリングに合うか合わないかで判断しているだけです。
その意味から、この演奏は好みとはちょっと違うかも、と思っている次第です。
違いがわからない人間にとって、良くも悪くも、やはり最初に聴いた演奏の影響は大きいです...。(汗)


でも、やはり「ボレロ」は良いです。
やはり聴いていてワクワクするものがあり、凄いです!盛り上がります!素敵です!


ちなみに、今回のアバド盤の、賛否両論あると言われる最後の楽団員が叫ぶ部分ですが・・・私は特に違和感を感じませんでした。
これ、確かに邪道と言えば邪道な行為なんでしょうけど。

                                                         
                                                       

 

                                                     
                                                            
                                                     
                                           

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「ジークフリート牧歌」を久しぶりに

2012-03-28 | クラシック音楽

3月28日、水曜日。

昨日、こちらでも桜の開花宣言が出ました!
でも、私が見る限り、桜はまだ蕾みのままですけどね。ニュースでも言っていましたが、来週が見頃になるでしょう。

週末の冷え込みは去り、暖かくなりました。
今日もいい天気でした。午後の陽射しの中、外出先から歩いて帰っていると、とても気持ち良いぐらい。
もうこのまま春になって欲しいものです。


今回は、久しぶりにクラシック音楽記事です。
何やかんや言っても、未だに一日に一度は何かしらのクラシック音楽を聴いている私。
そして、最近ハマっているのが、

ワーグナーの「ジークフリート牧歌」です。
初めて聴いたのはもう3年ぐらい前・・・そんな作品ですが、ふとしたきっかけで聴き直してみたらハマってしまいました。
最初聴いた時の印象はピンと来ませんでしたが。(汗)


聴いているのは、オットー・クレンペラー指揮/フィルハーモニア管弦楽団のCDです。これしか持っていないので。
ちなみに、他の作品目的でこのCDを購入したら、この作品がカップリングされていたという、今思えばとてもラッキー!な出会いでした。


Photo

最初は心に留まりませんでした。
なので、最近までほとんど聴かなかったのですが、改めて聴いてみたら...

これは良い!

前に聴いた時の感想同様に、派手さは全くありませんが、今回は聴けば聴くほど、その静かで美しい旋律が心にハマって離れられなくなりました。
確かに地味かもしれません。でも、とても優しさ(切なさ?)を感じさせる旋律です。そして、時々感じる神秘さにドキッとします。
心をそっと優しく包み込んでくれるのです。その雰囲気が、もの凄く心地好いです。


この作品。
私が読んだ本の中で、リラクゼーション効果がある、誰もが心癒される作品として書かれていました。
なるほど納得!と思った次第です。

好きになると、聴き比べをしたくなります。
やはりクラシック音楽は、やはり魔物です...。(笑)

                                                   

                                             

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今年最初のクラシック音楽記事は、また「第9」

2012-01-31 | クラシック音楽

今日で1月も終わり。
つい先日お正月だったような気がしますが、いやはや今年も月日が過ぎていくのが早いです。

で、今日もまだいい天気が続いたこちら。
しかし・・・2月に入り、明後日からは、また厳しい寒さが戻って来るらしいとの事。
ため息です。(涙)


さてさて。
新年最初のクラシック音楽を聴いた感想記事を書きたいと思います。
相変わらず、ワンパターンながらベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」です。
お前、それしかないんかい!という罵声が聞こえてきそうです。(苦笑)

先日試写会を観に行った際に、タワーレコードに立ち寄って、未聴の廉価盤を見つけてしまい、購入してしまいました。(ほんと、バカ・・・)


聴いてみました。


Photo

エーリヒ・ラインスドルフ指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団(1978年)

万年クラシック音楽ど素人男・・・いつものように、この指揮者に関しては、全く知りません。初めて名前を聞いた方です。
でも、CDの帯に書かれている紹介文がなかなか良かったので、1000円を切っているのもあり購入してしまいました。


聴いた感想ですが・・・それなりに良かった!
大して期待をしていなかったのもあるだろうけど、これがなかなか私好みというか、惹き付けられる演奏でした。
特に、第1楽章は良かったです。

ただ、個人的に、好き嫌いを第4楽章で判断してしまうのですが・・・その第4楽章に関しては、肝心の独唱・合唱部分がイマイチ気に入らなかったです。
最後の追い込み部分も「う~ん」だったし、後はティンパニの強打が、ちょっと目立ちすぎて多少耳障りだったですし・・・。
それでも、トータルとして考えれば、この指揮・演奏は私にとって満足出来るものでした。


このラインスドルフ/ベルリン・ドイツ交響楽のCD・・・ある程度個性を感じる演奏だったので、それなりに良かったと言えます。


こうして、今年もまた「第九」(61枚目か?)で始まってしまった、私のクラシック音楽探究の旅。(大げさな・・・)
今年も、時々、新たな「第九」を探し求めて行きたいと思います。

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昨年の音楽総括(と偉そうに言ってみる)

2012-01-09 | クラシック音楽

今日は成人の日
しかし・・・成人の日は15日だよなぁ~と思ってしまう、やっぱりオッサンの私。(笑)


さて。
ふと思えば、音楽に関して昨年の総括をしていませんでした。(いつもしていないか?)
なので、今回は、簡単に総括してみたいと思います。


まず。
昨年1年に購入したCDを見てみると・・・

洋楽・邦楽 31枚(中古11枚含む)
クラシック  13枚(全集2組は1枚として計算)

合計44枚という結果になりました。
個人的には、そんなに購入したかー?!という感じです。
昨年は、愛しのポール・マッカートニーが、6月に『McCARTNEY』『McCARTNEYⅡ』を再発して、ファン心理でいらんこと高価な商品を購入してしまったばかりに、金銭的に困窮してしまい、その分CD購入を自粛したのですが・・・。
上記の理由もあって購入を控えた下半期よりも、上半期に購入した枚数が圧倒的に多かったので、そんな感じなのでしょうね、きっと。

で、思ったこと。


〈クラシック音楽に関するCDの購入枚数が急激に減っていること〉
今でもしっかりクラシック音楽を聴いているので、クラシック離れを起こしているわけではありませんが、自分でも意外だと思ったほど購入していません。特に下半期は。
「第9」の単品で廉価盤が見つからなくなったのも、購入が減った原因の1つかも知れません。
でもまあ、ベートーヴェンの交響曲全集を2組購入していて、そのCDの合計枚数が11枚となるので、それらを加えると洋楽・邦楽の合計CD枚数に近づくので、そう変わりはないとも言えます。(苦笑)
しかし・・・相変わらずベートーヴェンばかりで、他の作曲家の作品を殆んど聴いていない、新規開拓出来ていない1年でした。(汗)
今年、ベートーヴェン以外の作品で新規開拓したといえば、マーラーの交響曲第4番と第8番「千人の交響曲」、バッハの「ブランデンブルク協奏曲」ぐらいでしたからね・・・。
ただ、いずれも大当たりでした!

〈洋楽・邦楽はますます時代に逆行...〉
洋楽・邦楽に関しては、最新のヒットチャートや話題のバンド等に関心がなく、毎年のようにくされ縁と言えるアーティストの新譜を購入するぐらいで、新規開拓どころか購入するCDは昔へ昔へと、ますます逆行した1年でした。
おかげで、プレスリーや、チャック・ベリー、バディ・ホリー等、1950年代のロックンロールの素晴らしさを実感した1年でしたね。(後、60年代~70年代のバンド&アーティストも)
金銭的余裕もないため、新品はもったいないからと、中古CDをよく購入したのも、昨年の特徴かも。


今年は、クラシック音楽に関しては、もっと視野を広げて、色んな作品を聴いてみたいと思います。(毎年そう思っているような気がする...)

楽に関しては・・・なおも時代逆行状態が続くと思います。(苦笑)
ほんと、聴きたいアルバムが大量にありますからね。金銭的余裕がないので、ボチボチと聴いていきたいと思います。


今年もまた、素晴らしい音楽に出会える事を楽しみにして過ごしていきたいと思います。
                                                      
(下の写真は、記事とは特に関係はありません)
                                                      
                              

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今年の「第9」の締めくくりは...

2011-12-25 | クラシック音楽

寒いクリスマス期間です。
雪が降り積もらないのが救いですが、もう昨日から、もう寒さに弱い私にしたら、とても耐え難い寒さ、真冬の厳しい寒さで、もうすべてにおいてやる気を失っています。(涙)


さて。
昨夜はクリスマス・イヴという事で、やはりベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」でしょう?!という事で、夜中聴きました。
手元に購入したCDがあったからです。
7月に書いて以来、「第9」を聴いた記事を書かない間に、何やかんやCDが増えていて、これで「第9」通算60枚目となります。(ほんとバカ・・・)


ジョルジュ・プレートル指揮/ウィーン交響楽団(2006年)


Photo最近は、キャンペーンを利用すれば安く買えるのもあって、ネット通販でCDを購入する機会が多い私。
先日外出した際に、久しぶりにTOWER RECORDSに立ち寄って物色していたら、このCDがセール価格890円で売っていたので、文句なく購入しました。

指揮者に関しては、当然ほとんど知りません。フランス人なのですね。
確か最近のニューイヤー・コンサートに登場していた方だったよな?・・・という程度の知識です。
値段的なものもあり、大して期待せずに聴いてみました。


これはいい!!

個人的に、21世紀に入ってからの「第9」の演奏(CD)には、数枚を除いてどれもどうもイマイチ・・・という思いがしていました。どれを聴いても個性がない・平均的という感じしかしなかったのです。
なので、今回のプレードル指揮/ウィーン交響楽団の演奏も、2006年の演奏とあって、きっとそうなんだろうと思っていましたが、いや、見事に裏切られました!

とにかく、聴いていて指揮者の情熱が感じられます。(クラシック素人が偉そうですが)
未だに私には、オーケストラの巧い・下手はわかりませんが、ここでの演奏は私にとって十分に満足出来る、私好みの演奏だったと言えます。
その指揮・演奏は豪快かつ緻密、といった感じでメリハリがあり、淡々と進み盛り上がりに欠ける事無く、久しぶりにハマリましたね。
個人的には、~80年代頃の指揮者/オーケストラによる、それぞれ個性を感じる演奏が好きなので、この演奏はそれに似た雰囲気があり、本当に良かったです。


ジョルジュ・プレートル、最後の巨匠と言われているらしいですね。
成る程!と納得した次第です。
(如何せん、録音状態がイマイチ良くないのが残念でした)


久しぶりに購入した「第9」が大当たりで、今年1年を締めくくる事が出来て、本当に良かったです。
今年は明らかに購入枚数が減りましたが(そうかぁ?)、「第9」自体にそんなに飽きが来ているわけではありませんので、来年も、時々、新たな「第9」を探し求めて行きたいと思います。

 

                                                    
                 



 

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ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」

2011-12-04 | クラシック音楽

アビスパ福岡がJ2降格、代わりにライバルのサガン鳥栖がJ1昇格!という現実に、めちゃめちゃ凹んでいる私。
1日すぎて、新聞なんかでその記事を見ていると、ますます凹んで来ました。
ハァ...。(涙)


そんな時には?クラシック音楽。その壮大な音楽に癒されたいと思います。

そして・・・今までベートーヴェンの交響曲の感想を書いてきましたが、やっと残っていた交響曲第3番「英雄」の感想に到達しました。
これで、ベートーヴェンの全交響曲の記事、達成です!(拍手)


ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」。
実は、聴いたのは、ベートーヴェンの交響曲の中でも、わりと早かった方でした。
当時、よくお邪魔していたブログで、この交響曲第3番の記事が載っていて、それをきっかけに聴いたのを覚えています。

ベートーヴェンの交響曲の中で、ちょっとだけでも聴いた事があって知っていたのは、有名な第5番「運命」の冒頭部分、と「第9」の第4楽章、そしてこの「英雄」の冒頭部分でした。
なので、とっつきやすいかな・・・と思って、じっくり聴いてみたわけですが、当然のようにど素人の私には「う~ん・・・」でした。
聴いた事がある第1楽章は気に入ったものの、どうものめり込めない作品で、積極的に聴きたいとは思わない作品と位置づけられたのでした。


しかし。
「第9」目当てで交響曲全集を購入し始めたおかげで、「英雄」も多く揃うようになり、(購入した以上聴かなければもったいないと)けっこう聴く機会も増えました。
世評で、名盤とか言われる指揮者/演奏のCDを進んで購入しているわけではないので、何とも言えませんが、クラシック音楽の楽しみ=聴き比べが出来て楽しくはあります。
おかげで、私なりにこの作品の良さもわかったつもりで、好みの演奏なども見つかったわけです。(聴いた限りのCDの中で、ですが)

そんな「英雄」ですが、私が持っているCDの中で、一番好きなものが、前回記事にした、交響曲第1番と同様に、


トスカニーニ指揮/NBC交響楽団(1953年)のCDです。


870

個人的にはゆったりとしたテンポの演奏が好みなのですが、この演奏は速めのテンポで、でもそれが気にならず演奏に引き込まれ、私が聴いた中では一番グッと来ました。
後は、お気に入りの指揮者・クレンペラーの演奏も、こちらはテンポ遅めでゆったりと重厚感があっていいのですが、演奏にもう少しメリハリがあったらなぁ・・・と思います。
初めて聴いた「英雄」のCDだった、ブリュッヘン指揮/18世紀オーケストラの演奏は、スポーティーでスカッとした聴き応えで気に入ったのですが、他のCDを聴いている内に、ちょっと違うかなと思うようになってしまいました。


さて、この「英雄」・・・好きかと言われれば、微妙です。(ベートーヴェンがわかっていない男)
第5番「運命」同様、緊張感を感じる作品だからか、全楽章聴くと疲れてしまいます。でも第1楽章は好きで、大音量で聴くとゾクゾクしてしまいます。

ベートーヴェンの「第9」や第7番といった他の交響曲に比べて、聴き込みが圧倒的に足りないので、これからはしっかり聴いていきたいと思っています。


ベートーヴェンの交響曲の全作品の感想、やっと終了です。長かった・・・。
でも、こうしてベートーヴェンの交響曲に出会えて、本当に良かったと思います。
特に、今や人生の一部?になった感がある「第9」と出会えた事は、最高の出来事だったと思います。


ふう。
これで、しばらくはクラシック音楽に関する記事は書かないで済みます。


 

 

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ベートーヴェン「交響曲第1番」

2011-11-09 | クラシック音楽

どうもです。
11月に入ってずっと高かった気温が、やっと平年並みに戻りましたが、それが寒く感じてしまう、ほんと寒いのがダメな男です。
秋の深まり、嫌だなぁ...。


さて。
「幻想交響曲」を聴いてから、ちょっとばかりクラシック音楽の勢いが戻って来ました。
秋の夜長、クラシック音楽を楽しんでいます。


この私、ずっとベートーヴェンの交響曲について感想らしきものを書いてきたわけですが、ついに!というか、やっとの事で、
ベートーヴェン/交響曲第1番
の感想に辿り着きました。
第6番「田園」について記事を書いてから、早や10ヶ月ぐらい?
ここまで来るのが、えらく遠かった・・・そんな思いがしています。(しみじみ)


その、ベートーヴェンの交響曲第1番。
正直言えば・・・あまりピンと来なかった作品でした。
クラシック音楽を聴き始めて、ベートーヴェンの交響曲を聴くようになって、当然のようにこの第1番も聴きたわけですが、どうも印象が薄かったのです。
もっとも、「第9」中心で、この第1番を目当てにCDを購入するわけではなく、そのため聴く機会がもの凄く少なかったのもあるのですけど・・・。

しかし、一昨年辺りから「第9」目当てで、ベートーヴェンの交響曲全集を購入し始めたおかげで、この第1番もわりと多く聴く事が出来るようになりました。(現在11枚かな?)
そのため聴き比べが出来て、未だにその違いがよくわからない男ながらも、それなりにこの作品の良さもわかり、好みの演奏なども見つかったわけです。


どこかモーツァルトの交響曲に似た雰囲気を感じます。だから、結構とっつきやすくて、聴きやすいです。
個人的には、第1楽章が最も好きです。もちろん全楽章通して聴きますが、一度聴いた後は、第1楽章をリピートして聴く事が多いですね。
(クラシック愛好家の皆様、こんな聴き方ですみません...)

そんな扱いの交響曲第1番ですが、私が持っているCDの中で、一番好きなものが、


トスカニーニ指揮/NBC交響楽団(1951)


870

モノラル録音ですが、それが逆に音の塊がまとまってドーン!と来る感じで、重厚感があっていいのです。
かつ、キビキビしたテンポで、かつ、激しさを感じる事が出来るその指揮/演奏は、私が聴いた中では一番しっくりと来ました。
この作品に関しては、ゆっくりじっくり演奏されるよりも、キビキビしたメリハリがあるテンポの方が不思議と好きですね。


ベートーヴェンの交響曲第1番・・・ちゃんと向き合えるようになりましたが、ベートーヴェンの交響曲の中で好きか?と言われたら、ちょっと考えてしまいます。
各楽章共それほど長くなくて、聴きやすいのですけどね。
そのため、よく聴く「第9」や第7番、第4番等と比べたら、聴く頻度はそれほど多くはありません。(「英雄」や「運命」に比べると多いけど・・・)
でも、第6番「田園」もそうですが、たまにふと聴きたくなる作品ではあります。



さてと、後は第3番「英雄」だけか!
いつになることやら...。(苦笑)


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ベルリオーズ「幻想交響曲」

2011-10-29 | クラシック音楽

11月が近づき、段々と寒くなって来て、おかげでどうにも気合いが乗らないというか、物事に対してイマイチ積極的にやる気が起きないようになって来ました。
寒い冬なんか来なければいいのにー!!と叫びたくなります。(大人気ない...)


さてさて。
久しぶりにクラシック音楽記事です。
クラシック音楽に関する記事を書く度に、いつも冒頭に書いていますが、最近はクラシック音楽を聴く頻度が下がり、本当に洋楽を聴く事の方が多くなりました。
ハッキリ言って、クラシック音楽を聴き始める前の状況に近くなってきた、そんな感がする今日この頃です。いかん、これじゃいかん!


そう思っている中。
珍しくパソコンのWindowsメディアプレイヤーで、パソコンに取り込んでいる音楽をランダムで聴いていたら、急にクラシック音楽が流れ始めました。
それが、ベルリオーズ「幻想交響曲」の第4楽章でした!
「おぉ、これは!」と、思わずボリュームをUP!してしまった私です。


実は。
クラシック音楽を聴き始めて、その楽しさに目覚めた頃、モーツァルト&ベートーヴェン以外の作品でもの凄くハマった作品の1つが、このベルリオーズ「幻想交響曲」でした。
図書館にあったCDを借りて、しばらくの間、聴きまくったのを覚えています。
特に、第4楽章・第5楽章にハマりました。
その盛り上がり方が、とてもたまりませんでした。特に短い第4楽章が、お気に入りで、繰り返し繰り返し聴いていました。
でも、さすがに集中して聴き過ぎたせいか飽きてきて、いつしか聴かなくなってしまった作品でした。

図書館には、4枚の「幻想交響曲」のCDがあって、そのすべてを借りて、パソコンへ取り込んで、CDーRに焼きました。
おかげで、色々と聴き比べも楽しめて、この作品に関してはCDを購入する事無く済んでいます。(いいのか、それで?)
その中でのお気に入りが、やはりと言ったらあれですが...


Photo

クレンペラー指揮/フィルハーモニア管弦楽団
(1963)の演奏です。
今回、持っているCDを全部聴きましたが、トータルで判断すると、やはり一番しっくりするのが、このクレンペラーのCDでした。
全体を通しての、ゆったりしたテンポでじっくりと演奏されていくのが心地好いのです。

他に聴いたCDは、けっこう刺激的な演奏で、テンポよくメリハリがあり、第4・5楽章などは迫力あります。
が・・・聴いていると、クレンペラーの指揮のものが一番心地好いのですよね。せかせか感が無いというか、どっしりと落ち着いているのが良いのです。(第4楽章などは、もっとスピーディーにやってくれ!と思ったりもしますが・・・)
どうも世評では、全然「幻想交響曲」らしくない、という評価らしいですけど、私はけっこう好きだったりします。
第5楽章とか、ゆっくり演奏されている分、どこか不気味な感じがしますしね。


こうして、ふとしたことから久しぶりに聴いた「幻想交響曲」でしたが、前とは違って色々と楽しんで聴く事が出来ました。
少しは成長?したのかも知れません。(笑)


ガイド本とかでよく推薦されているミュンシュ指揮/パリ管弦楽団の演奏とかは、図書館に置いて無かったので当然聴いた事がないわけですが、まあそれはそれでいいのかな~と思っている私です。
でも、こうして久しぶりに「幻想交響曲」を聴いて、ちょっと気持ちが盛り上がったのもあり、その“名盤”と言われるCDを聴いてみたい気がしないでもありません。


でもなぁ、最近は本当に洋楽回帰状態なので、金銭面からなかなか・・・。(苦笑)


                                                        
                                                     

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ベートーヴェン/劇音楽「エグモント」を聴く

2011-09-22 | クラシック音楽

今日は天気が回復しました。
午前中から青空が広がりましたが、その割に気温は平年より低いとか。
もう30度を超えるような暑さはないでしょう~このまま本格的な「秋」になっていくのでしょうね。


今回は久しぶりにクラシック音楽記事です。
この頃は、クラシック音楽のCDを購入しないようになり、記事を書く機会も激減しています。二ヶ月ぶりぐらい?

ちょっとばかりクラシック音楽離れが来ています...。(汗)

元々がクラシック音楽に詳しくない人間なので、聴いた事が無い新しい作品を聴こうにも、何を聴いていいものかわからない・・・というのもあります。
これまでは、余計な先入観を持たないためにも、ガイド本なんか読まない!と思っていたものの、こんな状況になって、図書館で借りてみた〈名盤ガイド本〉や〈クラシック音楽入門本〉などを読んでしまいましたが、それでもさっぱりわからないという状態。(汗)
やはりクラシック音楽、難しいものです。

そんな状況でしたが、久しぶりにCDを購入しました。
これまた、「第九」同様、もうしつこいぐらいに追いかけている、ベートーヴェン「合唱幻想曲」です。
聴いた事が無い演奏のCDを見つけたので、そう高くなかったのもあり購入しました。(ワンパターン男)


しかし!
今回は、「合唱幻想曲」よりも、一緒に収録されていた作品に惹かれました!
その作品は、

ベートヴェン/劇音楽「エグモント」op.84

その序曲は、これまでに購入したベートーヴェンの交響曲全集のCDの余白に収録されている事が多くて、今までに聴いた事があり結構好きでしたが、“劇音楽「エグモント」”として全曲を聴いた事はありませんでした。


最初は、演奏時間を見て何か長いな・・・と思っていましたが、いやいや長さを感じさせず、これが良かった!
ソプラノ歌手の独唱入り作品とは知らなかったので、驚いたのと同時に、それが妙に新鮮で、最後まで聴き通してしましました。

これは、久しぶりに自分の中でハマった、ヒットした作品です。
またベートーヴェンの作品というのが、相変わらず思い切り偏っていますけど。(笑)


Beethoven_in_berlin

ちなみに聴いたCDは、以下のもの。

クラウディオ・アバド指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
シェリル・ステューダー(ソプラノ)


後。
このCDの購入動機となった「合唱幻想曲」も、これまたなかなか良かったです。(ピアノ/エフゲニー・キーシン)
やはり、私、この作品が好きなんでしょうね。
ピアノとオーケストラ、そして独唱・合唱が見事に絡み合う素晴らしさ!楽曲に変化があって、楽しくて飽きさせません。
「第九」と共に、本当に飽きもせずよく聴いています。(苦笑)



秋の夜長は、クラシック音楽が似合います。
これでまた、自分の中でクラシック熱が盛り上がるといいのですけどね。(どーだろ?)


 

コメント
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