「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」J・K・ローリング著(松岡佑子訳)静山社を再読しました。
思春期に差し掛かったハリーは常にいらだっていることが多く、家にとじこめられたシリウスのいらだちともあいまって全体的にナーバスな雰囲気の巻。
チョウとの初恋も天国と地獄をくりかえしなかなかハリーの心には平穏が訪れません。前巻ではハーマイオニー、今巻ではハリー、次巻ではロンと、順番に恋の話が訪れるのも面白い。ハーマイオニーは女の子だけあって、今回は少しお姉さん的にハリーにアドバイスをします。
そして今回登場するアンブリッジは最低最強の女。
ダーズリー一家を超える最低キャラがいようとは・・・。
ハリーに血で書き取りをさせ、磔の呪文を使おうとするなんて最低も最低。
しかしアンブリッジにきぜんとした姿勢で立ち向かうマグゴナガル先生はかっこいい。ふたごの沼の魔法を少しだけ残したフリットウィック先生といい、ホグワーツの先生は生徒に対して愛情深い先生が多いですね。
ネビルが聖マンゴ病院でハリーたちとばったり会う場面はもらい泣きしてしまいました。特にネビルのお母さんがお菓子の包み紙をネビルに渡し、それをそっと自分のポケットにしまう場面。病床にいる両親の姿を生まれてからずっと見続けていたネビル、辛いだろうなあ・・・。
今巻ではハリー以上にネビルの成長が著しく思えました。あと、ジニーも。
そして今巻は初めてのスネイプ先生とハリーの個人授業もあります。
ハリーがいじめられてきた過去をのぞいたスネイプ先生はどんな気持ちだったのか。セドリックが死んだ場面を実際にのぞいたスネイプ先生はいつもより感情的になります。きっと15歳にしてすでに背負っているハリーの重い試練を再認識したのではないでしょうか。
ハリーは今までもこれからも、誰も歩んだことのない運命を生きている。
それは死食い人であったけれどダンブルドアに与した唯一の人間であるスネイプ先生も同じことかも。
しかし、憂いの篩でのぞいたジェームズとシリウスがみんなの面前でスネイプ先生をつるし上げにした場面は本当にかわいそう。しかもリリーにかばわれることになって、みっともないパンツ見られて・・・どれだけみじめな想いだったのかと思うと胸が痛かったです。
今回胸がすいたのはロンが優勝杯をとったところと、ふたごが去った場面!
かっこよかった。
最後聖マンゴ病院から帰ってきたマグゴナガル先生に勢いよくすすみ出たスネイプ先生の姿がなんだか可愛いかった。
自分が学生時代に教わった先生は今は同僚という立場であっても、いつまでも頭の上がらない頼もしい恩師なのでしょう。
そんなマグゴナガル先生の信頼を失う立場にたたされることになったスネイプ先生、これはまた次巻へつづく・・・。
思春期に差し掛かったハリーは常にいらだっていることが多く、家にとじこめられたシリウスのいらだちともあいまって全体的にナーバスな雰囲気の巻。
チョウとの初恋も天国と地獄をくりかえしなかなかハリーの心には平穏が訪れません。前巻ではハーマイオニー、今巻ではハリー、次巻ではロンと、順番に恋の話が訪れるのも面白い。ハーマイオニーは女の子だけあって、今回は少しお姉さん的にハリーにアドバイスをします。
そして今回登場するアンブリッジは最低最強の女。
ダーズリー一家を超える最低キャラがいようとは・・・。
ハリーに血で書き取りをさせ、磔の呪文を使おうとするなんて最低も最低。
しかしアンブリッジにきぜんとした姿勢で立ち向かうマグゴナガル先生はかっこいい。ふたごの沼の魔法を少しだけ残したフリットウィック先生といい、ホグワーツの先生は生徒に対して愛情深い先生が多いですね。
ネビルが聖マンゴ病院でハリーたちとばったり会う場面はもらい泣きしてしまいました。特にネビルのお母さんがお菓子の包み紙をネビルに渡し、それをそっと自分のポケットにしまう場面。病床にいる両親の姿を生まれてからずっと見続けていたネビル、辛いだろうなあ・・・。
今巻ではハリー以上にネビルの成長が著しく思えました。あと、ジニーも。
そして今巻は初めてのスネイプ先生とハリーの個人授業もあります。
ハリーがいじめられてきた過去をのぞいたスネイプ先生はどんな気持ちだったのか。セドリックが死んだ場面を実際にのぞいたスネイプ先生はいつもより感情的になります。きっと15歳にしてすでに背負っているハリーの重い試練を再認識したのではないでしょうか。
ハリーは今までもこれからも、誰も歩んだことのない運命を生きている。
それは死食い人であったけれどダンブルドアに与した唯一の人間であるスネイプ先生も同じことかも。
しかし、憂いの篩でのぞいたジェームズとシリウスがみんなの面前でスネイプ先生をつるし上げにした場面は本当にかわいそう。しかもリリーにかばわれることになって、みっともないパンツ見られて・・・どれだけみじめな想いだったのかと思うと胸が痛かったです。
今回胸がすいたのはロンが優勝杯をとったところと、ふたごが去った場面!
かっこよかった。
最後聖マンゴ病院から帰ってきたマグゴナガル先生に勢いよくすすみ出たスネイプ先生の姿がなんだか可愛いかった。
自分が学生時代に教わった先生は今は同僚という立場であっても、いつまでも頭の上がらない頼もしい恩師なのでしょう。
そんなマグゴナガル先生の信頼を失う立場にたたされることになったスネイプ先生、これはまた次巻へつづく・・・。