豊橋のレトロ電車、ついに引退へ。

豊橋鉄道市内線の名物だった、「レトロ電車」こと3702号が引退することを豊橋鉄道HPで知る。
既に引退後の落ち着き先(豊橋市が建設する「こども関連施設(仮称)への保存が決定済)も決まり、後は引退まで秒読みという感じが強かった。
それだけに、今回の発表自体には驚きはあまり感じなかった。
「来るべきものが来た」という感じだ。

「レトロ電車「モ3702号」さようならイベント」(豊橋鉄道ホームページ)

主なイベントは次のとおり。
○「レトロ電車」ことモ3702号車は平成19年3月25日の「さようなら運行」をもって引退する。
○引退に合わせて3月17日から25日まで「さようなら」ヘッドマークを掲げて運行。
運行の概要はこちら(pdf)。
○運行最終日となる25日は赤岩口車庫でおわかれ撮影会　等など。

やはり個人的には「さようなら」ヘッドマークを掲げた運転が楽しみ、ということになるが、運行概要を見ると楽しみな要素が入っている。
3月18日には二代目「レトロ電車」になるのだろう、元名古屋市電の3102号及び最新鋭車のモ801号のすれ違いを駅前電停で行うという。
引退する3702号は元名古屋市電1200形、片や3102号はこちらも元名古屋市電1400形。
元名古屋市電同士でも異なる形式のすれ違い、というのは3702号の稼動機会が少なかったせいもあって、見た記憶が殆どない。
是非、これは見に行きたいと思っている。

また、モ801号とのすれ違いも市内線最新鋭車と市内線最古参車との顔合わせということで、こちらも楽しみだ。

残念なのは一日一往復～二往復と見られる本数が少ない点だが、見られるだけまだ有難い。
老朽化が進み、運行が難しくなっている点は理解できるし、その中で精一杯イベントを作ったという印象を受けた。
とにかくイベント期間中に、豊橋へ一度足を運んでみようかという気になった。