福井鉄道200形撮影会へ行ってきた。

珍しく青春18きっぷの使えない三連休に遠征してみれば、台風情報に怯えるわ、台風が去って安心した直後に地震に遭遇するわで疲れた。
それはさておき、途中で放り出した形になっている福井鉄道のイベントの話を整理しておかなければ、と思う。

福井鉄道のイベントは200形の三連続運転だけでは終わらない。
7月7日・8日の午後は西武生車庫に200形三編成を並べて撮影会を開催する。
・・・こんな具合にファン心理を掴んだ企画に乗らない手はない。

という次第で200形が武生新へ去った後、こちらも追いかけることにした。
乗車した880形の乗り心地は、まるでかつての名鉄揖斐線を彷彿とさせる揺れ具合で懐かしく思えた。

一度武生新に向かう。
ひょっとしたら西武生へ向かう200形が撮れるかも、と期待して行った。
が残念、こちらと入れ替わるように203号車は発車していった。
仕方ないので記念切符だけ購入して西武生へ移動する。

西武生に着くと、既に200形が三編成並べられていた。

ちなみに背景の検修庫だが、先日入手した「チンチン電車80年」の84ページを見ると殆ど変わっていない。
電車の塗装だけが変わっているのでは、と錯覚しかけた。

前標準色の201号車と新標準色の202号車は並んで展示されていた。

塗装一つで電車の印象は変わるものだが、こうやって並べて見ると201号車の方が目鼻立ちがくっきりと見えるように感じる。


201号車については側面も撮ることができた。
散々見慣れた塗装の筈なのに、場所が変わると受ける印象もまた変わる。
それにしても、他形式は検修庫の奧にしまい込まれていたり側線に置かれたりと今ひとつ存在感を感じなかった。
まぁイベントの目的を考えれば、無理もないところだが。


三本並んだ200形の内、一番注目を集めていたのは203号車だった。
やはり登場時の塗装というのは、今の視点から見れば新鮮に映るし、懐かしいものを感じる(といっても、この時の塗装は雑誌で見ただけなのだが)。

写真撮影も一通り終わり、さぁ移動するか・・・と思った所で記念乗車券の販売をやっていた。
記念乗車券そのものは武生新で購入済みなのだが、車内補充券を発行してくれるという。
記念に一枚発行して貰って会場を後にした。

結局、この日は200形三昧だった次第だが、考えてみれば朝ラッシュ時限定の200形が三連続で走ったり撮影会を開いたりする福井鉄道側の努力には頭が下がる。
こうしたイベントがまた実現することを望みたい。
いや、本当に。