Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

都電荒川線・8800形登場。

2008-01-16 07:30:47 | 鉄道(路面電車)
去年12月に訪れた都電荒川線。
その荒川線に新車が登場することを知る。

「あなたが決める都電のデザイン 初の人気投票」(iza!、1/15)
「都電荒川線の新車デザイン投票を実施します。」(東京都交通局報道発表、1/15)

iza!の記事を見ると、今回の新車は「レトロ電車」9000形とは違い機能本位。
老朽化が進む7500系の置き換えを目的としており、来年3月を目処に2両を導入、その後平成22年度末までに10両を投入したいとしている。
2006年度末の時点で在籍する7500形は13両。
これを大部分置き換える形になる。

気になるスタイルだが、今回東京都交通局は大変ユニークな試みを行っている。
外観デザイン案を3案示し、これらの内から採用案を選定しようというものだ。
デザイン案は3案だが、共通しているのはローズピンクと白のツートンカラーが用いられていること。

個人的には低床式LRVを連想させる1案も捨てがたいが、長く飽きないデザインということを考えると、2案かなと思う。
欠点は8500形にデザインが似てしまうことだが。

一つ意外に思ったのは従来の荒川線のカラーである「ライトグリーン」を用いず、何故にローズピンクを用いてきたかということ。
イメージチェンジを図りたいだろうと思ったのは確かにあるが、先の記事を見ると沿線のバラを連想させる色だから採用したという。

かつて東京都内を闊歩した黄色に赤帯の「都電」は既に忘却の彼方にあるのだなと
改めて思わされた。
今更ノスタルジーは必要ないということなのだろう。

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1 コメント

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レトロがウリだったのに (551planning)
2008-01-16 09:54:21
今更ノスタルジーは…とされているところ、ご承知の通り都電荒川線の2007年は「レトロ」メインでのテコ入れがまず進められた分、今回の新車投入にはちょっとした違和感を感じたのも事実でして。
レトロ車9000形は貸切運用等も意識した車両(旧6000系一球さん号の代替)として次世代車とは別カウントで製造とのことですが、今年にももう1両増えます。加えて「都電おもいで広場」の整備や三ノ輪橋電停等のレトロ調整備などが進められたわけです。
日暮里・舎人ライナーやメトロ副都心線整備などで更なる観光流入が期待される中でなるほどの施策なのですが、だったらそれを推進するのもひとつの手かなと感じます。
既存車の老朽化からして新車投入自体に反対というわけではないのですが、池袋LRT構想などを踏まえつつ、連接車の投入等、抜本的な方向性模索も投資の前に必要だったのでは…と思う次第です。
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