森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

心身連鎖

2009年09月24日 06時13分26秒 | 過去ログ
連休は2つの結婚式の関係で東京に向かい、
その間に首都大学で研究の打ち合わせをした。

1つは研究会の友人であり、
弟みたいなやつだ。
彼に仕事を任せていれば、
その倍の精度で返してくる「クオリティ」を持つやつだ。
少々ナイーブさがあるが、それはそれでいい味を出している。
クオリティをもっているからこそ味が出る。

ディズニーアンバサダーホテルでミッキー、ミニー、ドナルド、チップ&デールに祝福される結婚式であった。
チップ&デールに会えてよかった(デールの声が聞けずに残念)。

ディズニーリゾートはシーがはじめてのハロウィン開催でか、
人がごったがえし、10時にはもうすでに入場制限をしていた。

ちなみに私はディスニーのファンでもなんでもないんだが
アメリカ、フランス、東京になぜかいっている。
香港だけいっていないが、もう行く気はしない。
年齢なのか、疲労なのか・・興味なのか。
それらの感情が統合されているのだろう。

板場先生の久しぶりのスピーチを聞き、
そして久しぶりに感慨深くなった。
いつ聞いてもいい。
12月21日に還暦だそうである。
同級生・前後の期も含めて高知でお祝いしたい。

羽田空港はまさに戦場。
しかし、ハロウィンの袋をもった人が多い。
ディスニーランド一人勝ちである。

体調が優れないことから、連休中に済まさないといけない仕事が完結できなかった。
喉の腫れ・痛みは引かず、唾を飲み込むのも痛いし、常時息苦しい。
M2のこうむら君のsfnのポスターを見始め、
彼からのメッセージである、教員にとって「喉」は商売道具ですのでお大事にしてください。
という文章からやはり「身体」「健康」の尊さを感じる。
身体を知るためにはこのような違いがないと駄目なのか・・・
その逆もあるだろう。

喉からか、体全体が重いし、そして心まで連鎖する。


昨日は大学院入試のため大学に向かう。
通常通り、面接をした。

週末の講演資料を23日中に作成しないといけなかったが、
ずれこみ、深夜2時に送信できた。
今度は計測中心に話さないといけなく、
新規性な講演になりそうだ。
D1の信迫、藤田、谷口君らの協力を得た。


本日から後期の授業スタート。
終了次第、神経心理学会(東京)を経由して、講演に向かい、
日曜日に奈良に帰り、バンドのスタジオに入るが、
酷使する「喉」が心配だ。
おそらく口蓋垂炎には、しゃべらないというのが、一番の治療のはずだが。

大学院の入試のためだけに奈良に帰ったことになる。



クリントイーストウッドor北野武

2009年09月17日 12時00分45秒 | 過去ログ
昨日は「のどちんこ」がはれ上がったまま
東朋香芝病院の講演に向かう.
大塚製薬の方々とあいさつを交わし,
回復期リハビリテーションセンター長で脳外科医の今堀先生のfMRIに関する所見を聴く.
「わくわく」する展開が期待できる.
今堀先生も言われているように,人が人を呼び,そしてつながって新たな展開が生まれる,この人間関係の構築に基づいて,創造性やビジョンがわく.
奈良県あるいは香芝市周辺の高次脳機能障害の方々に対して
なんらかの形を示していきたいとも思う.
医師とコラボレーションすることは医療・サービスを展開する上でとても重要なことなので,私の脳科学からみたリハビリテーション(neuroscience based rehabilitation)というものが具現化していくことをなんとか夢でなく,せめて基盤だけでも生きているうちに形成したい.
人生は自分が思っている以上に長くはない.
生涯成長を自分自身が感じたいものだ.

講義は失行について系統講義のように,あるいはそれよりも丁寧に話した.
時間が1時間であるために高速展開による理解度の減退は否めないが,
今回はスライドを使用せず,資料と板書で進めることで,
その資料を見返し,勉強してもらうことで,その理解を深めてもらいたいと思う.

20時半より近くで懇親会をして,今堀先生の熱い思いを語ってもらい,
またセラピストのみなさんと,治療の話,評価の話,恋愛の話,生き方の話などを懇談した.

スタンダードとは何か?それは私の治療であるといえるよう,精進してもらいたい.

私がいつまで奈良にいるか?など踏み入った話にもいろんなところでいつもなるが,
「高知」出身なので,「奈良」にいる理由はないと答えつつ,
かといって,どこかに行く理由もないとも答える.

今の環境は気に入っているが,自己成長が止まった感を自らが感じれば,
どのように人生を演出していくか,を思考するときとなるであろう.

自分自身はアクターでもあれば,プロデューサーでもある.
それが大人である.

克己、そして勝負

2009年09月16日 07時22分55秒 | 過去ログ
昨日は13時より20時まで大学院中間発表会.
19名の健康科学研究科のM2の発表が進んだ.
金子研究科長をはじめ大学院教員のみなさんや
M2,一部のM1の参加のもと進んだ.

全般的にまずまず進んでいる様子である.
仕上がりの上下はあるが
3ヶ月を本気で臨めば,
その上下の差は縮まると思う.

仕上がりは相対的なエフォートの違いによると感じた.
どれだけ時間を作るか,それに尽きるし,
どれだけ情熱的かにもかかる.
社会人院生は時間がないが,時間を作るという努力と,
そして「注意」力である.
注意力がまだまだ不十分でもある.
研究への注意力は臨床への注意力でもある.
その精度をあげてもらいたい.


本研究室の7名の発表も無事終わった.
「人の振りみて我が振り直せ」
妥協はしてはならない.
己に勝つことも大事だが,他人に勝つことも大事である.
研究もスポーツと同じようにある面「勝負」である.
お遊びではない.


20時より,こうむら君,吉田君にfNIRSデータ解析手法をレクチャーしてもらい,
彼らの執念を感じた.
あとは原著論文として世にふれさせたい.
英語で書くことも大事だろう.

22時に終わり,体調が思わしくなく,
鏡で喉をみると,口蓋垂,いわゆるのどちんこが,他人の5倍以上にはれあがっており,
これは病院もんだなと思うが,あまりの肥大,炎症に一旦薬局に行くが,
朝起きて少々のことではひかないので,
今日は病院に行くことにする.


育つ・成長することを肌で感じるとき

2009年09月15日 08時29分57秒 | 過去ログ
実質的に火曜日以来のブログである.
少々,いや久しぶりに大いに体調が不良である.

木曜日は会議や博士課程審査の打ち合わせ,
さらにはリサーチミーティング,その後の大学院と深夜まで続く.
喉の調子が悪く,思うように話せないが,
D1の信迫君,藤田君がM2に対して適切かつ建設的な指導をしていた.
博士課程になると成長が見て取れる.
「すばらしい」

金曜日は東京に向かい,
18時過ぎより首都大学の網本先生,了徳寺大学の松田先生,植草学園大学の村上先生と懇親会を行う.
イタリアン+ワインであったが,
体調が悪く,味覚が麻痺し,あまり感じ取ることができない.
ワイン2杯ほどで酔い,飲酒から自分の体調を感じ取る.

22時にはホテルに戻り,準備もせずに休む.

翌日9時過ぎに首都大学に向かう.
以前は都電であったが,モノレールが出来ており便利になっている.

10時半より12時半まで講演を行う.
テンションを上げることができないが,無難に終わったと思う.
近接領域が難しい.

その後,網本先生,北里研究所の渡辺先生,健康科学大学の杉本先生と
脳の機能について談義し,
首都大学の池田先生と記憶症例のことに関して話した.

昼食をとり,すぐさま,モノレールで羽田空港まで向かう.
最近は京急ばかりであったが,久しぶりに東京モノレールにのる.
快速ができており,便利さを感じる.
途中,国際線ターミナルが急ピッチでつくられていた.
成田はどうなるのだろう?と思った.
あれだけ反対を押し切り出来た空港であるが.

15時の高知行きに乗り,16時過ぎに高知につく.
高知は大雨だったが着陸前にやんだらしい.

愛宕病院の岡村先生,西村先生に迎えにきてもらい,
そのまま,ホテルで着替え,宮田塾卒業式に向かう.

夏の衣装は少々寒さを感じる.
1ヶ月しか経過していないが,季節のかわりが早い.

19時より「本気の卒業式」

卒業証書を授与し,学長式辞,来賓祝辞,祝電披露,塾生答辞などが続く.

自分は仮想来賓祝辞を演じ,

「アナログ脳」「協調する脳」「変化を楽しむ脳(人生)」について述べた.

塾生答辞は,演出+みんなの愛情を感じた.
スタッフみんな感動していた.
人から感謝されるっていうのは教師だと普段の生活にあるが,
それ以外の仕事の人がこのような演出のなか,感謝を伝えられるというのは,
心底,うれしかったのだと思う.
こころはいつも新鮮にすべきと感じた.

その後,1時間半ほどビデオを見て,最後の踊りを見た.
音のシンクロって心を動かされる.
ビデオの出来栄えは,まさにプロフェッショナルの粋に入った.
塾長には頭が下がる思いである.

11時より遅い懇親会.
2時まで続く.
いつもなら2次会に行くが,体調がものすごく悪く,
ビールを飲むのもままならないので,ホテルにこっそり帰る.
翌日,身体にムチをいれ,高知空港まで.
久しぶりに帰った感がある.

昨日はこれまた7時代の電車にのって兵庫リハセンターに向かわないといけないので,
重い体を起こし,満員電車に乗り,明石へ.

2年生の見学実習であるが,兵庫リハセンターのPTの山本先生,河合先生,田中先生らと近況について話す.
今度,近畿学会でお世話になる.


兵庫リハセンターを出て,体調が戻らず,自分がいやになるが,
大学に戻り,院生の発表を聞く.
D1の谷口君のM2に対する指導は実に頼もしかった.
ここでも博士課程の面子の進化を思う.
博士課程っていうのは,研究活動の独り立ちプラスリーダーになる過程であるとも思った.

22時に帰るが,喉の調子は・・・とにかく,ライブまでには復調しないといけない.


身体はまさに商売道具である

2009年09月08日 23時34分56秒 | 過去ログ
昨日は、無理やり「機能障害科学入門」の原稿を終わりにさせた。
図表を入れると原稿用紙70枚越えになっているので、55枚程度に推敲しないといけないが、
どうもそれに対しても頸・肩いうことをきかず、上肢の操作がまばらになる。

大学院入学希望者とバンド仲間の乾先生と二重課題的に話す。

本日は院生の河石君の研究企画を修正する。
自分がやり残している「内部モデル」の研究を彼に一部託したい。
この事象が明らかになると、運動制御が少し明るくなる。
脳研究はできるだけ封印し、筋電図や眼球運動で知覚に対する制御系を確認したい。
長年やってきたものを一度棚上げし、再度その論文を引っ張り出してくると面白いもんだ。

今日は原稿に赤を入れ、博士課程の修了基準の草案を決め、
夕方からは千賀さんに入力を手伝ってもらい
院生の清水君のデータを確認し(これも仮説通りとなった)、
平松くんの統計検定結果を確認した。
22時過ぎになり、口から常時赤いものがでているが、
歯茎か喉か・・・喉がやばい状態であるのは間違いない。
ミッシェルなんかのコピーにしなければよかったとも思う。
喉が完治しなければ10月11日のライブは地声でうたう。

チケットを販売します。
ライブに来てくれる方は私までご連絡ください。
1000円です(4バンド出演です)。

上肢操作がままならないので、ブログを打つのに時間がかかる。
今日はこれまでにしたい。
身体はまさに商売道具である。