森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

今この在ること自体が奇跡である。

2009年09月05日 22時56分06秒 | 過去ログ
今日明日はなんと空いている。
年末までスケジュールは満杯かと思っていたがなんのことはない。
この日を無意識にあけていた。
何を思ってかはわからないが、空いていたのである。

大学では就職セミナーというものが開催されていたようである。
少々無責任な表現かもしれないが、
役割がないものを敢えて自ら仕事をする必要はない。
協業とは大事なことであるが、生産性のある協業は意味を持つ。
概して、日本はそういう場合が多い。
越権行為的仕事は控えたほうがよいと最近つくづく思う。
これは己の仕事量が半端ない状態となると余計そう思う。

こうしたスケジュールの空白にささやかな喜びを感じる。
休みっていいものだと、当たり前に事実が当たり前でなくなっている昨今、
ささいなことが喜びに変わる人生こそ豊かだと思う。

今ここに、私が在ること自体が奇跡なのだから。
僕たちがこういう風に生きていること自体、奇跡なのである。

地球上に生命を与えられ、日本で育ち、そして平和の中生きている。
人生はある意味選べない。
日本に生まれたこと自体奇跡なのだから。
私の精神がこの地に存在しているとき、
そう見栄やわがままをいってられない。
仕事を与えられているということは実に幸せなことなのだから。

そういった平和がこれから先も続くのか?
それを当たり前と思ったとき、綻びはじめるのだろう。
もうスタートを切っている感がある。
循環は、何も体内だけでなく、社会も一緒である。
そうい循環を考えると人間の思考も回りまわって、
おろかな方向に行く可能性もある。
そういうことを、「よみがえる第二次世界大戦~カラー化された白黒フィルム~」を観ながら思う。
今の学生たちは、前を向いて人生を歩むことができるのか?
希望はある思うが、それは自らが彩りを与えられるように強いこころを持ちえているか?
などを思うと、今日の就職セミナーというものも「箱物」が与えられ、みに何不自由なく暮らしていると思う。

人生は自らが切り開き、栄光とは自らが勝ち取るものでもある。
他人の意見に惑わされず、自分がしたいことを具現化できるよう、切り開いてもらいたいもんだ。
概して、他人の意見を聴きたがり、それによって惑わされる人間が増えたようにも思える。
これも情報化の世の中の弊害なのかもしれない。


民主党に政権が変わりそうだ。
私は小学校のころからどちらかといえば右よりの考え方で。
ナショナリズムを強く持っていたほうである。
だから、中学校の先生方とはひどく意見がぶつかったもんだ。
特に「平和」の考え方が違っていた。

民主党の上層部は、菅さん以外(旧・社民連だったと思う)は旧・田中派のメンバー。
鳩山さんはなんか違う気がするが、弟に薦められてはいったという。

小沢さん、岡田さん(少しの間だが)は旧・田中派であった。

自民党内の角福戦争が党を別にして行われたようにも感じる。
旧・福田派は今の町村派である。
森、小泉、安部、福田さんらを出してきた派閥。


福田構想の都市一点集中型から、田中構想の日本列島改造論としての地方ばらまきへ。
有権者の選択は地方ばらまきを選択し、公共事業が進み、
今の日本を作った。
その理由で第1次産業は衰退し、第2次産業へ。
そのつけが今に回ったが、
池田、田中路線で景気は上向きに行った。

一方、民主党は育児支援、教育負担の軽減、雇用改善、
高齢者支援に特化した形で政権をとった。
雇用改善とはいうものの、第3次産業の建て直しや、第4次産業や第5次産業を展開する知恵がないと、
これらの施策は埋没する危険性がある。
なぜなら、そういう産業の整備が先で、雇用が生まれ、雇用が生まれることで他に連鎖する。
それには景気回復が潤滑油のように入り込まないといけない。
このようなものだけで、今の日本を支えている大手企業の景気が回復するとは思えない。
日本を支えている基盤を意識せずに、目先のことだけで、動いてしまえば。
結果的には有権者の目は自民党に戻るだろう。

日本の有権者は風見鶏みたいなものが多く、そういうことにならざる展開が恐い。
これは日本批判というものでなく、無宗教な日本人の文化でもある。

日本の経済が頭打ちになった今。
産業のスタイルが大きく変わるときでもある。

いよいよ、自然とは遠い産業へと向かうのかもしれない。
人間の身体性なんか言っている時代でもなくなりそうである。
リハビリテーションの世界も、新たな方向性に向かうのだろう・・・か・・・?
それはもう機能や脳や、の時代でもないような気がする。

なんか、色々自分がやっていること、かいていることも時代遅れの感が否めないのも事実だ。

それでも原稿依頼・講演依頼はやってくる。
断る勇気がない自分がいやだが、
あるラインで断らないと、仕事の質がひどく落ちてしまう。
量と質は反比例する場合もある。

質を向上させたいというのが人間の本質的精神である。

劣化したそして推敲不十分な原稿を読まれるのがつらいが、
それはそれで、すべてには全力投球できないおゆるしをいただきたい。
そのメルクマールは、私自身の「思い」である。
私が書きたいのは3つある。
それを棚上げして、依頼原稿を仕上げる年間スケジュールは今年を最後にしたいものだ。
ミュージシャンのように、2年後にアルバム的著書を完成するよう自らの手綱を引きたい。

さて、今から「機能障害科学入門」の高次脳機能障害の原稿60枚をフィニッシュさせたい。
この週末のこの休みに原稿を仕上げないと、
私自身のスケジュールが終末をむかえそうだ。

とにかくかかないといけない。
「書きたがる脳」を作動させたい(作動させてくれ~)。




第3回畿央大学健康科学研究所シンポジウム

2009年09月05日 15時48分02秒 | 過去ログ




第3回畿央大学健康科学研究所シンポジウム

日時 平成21年10月10日(土) 
【受付】12:30 【開始】13:00~16:30

場所 畿央大学 冬木記念ホール

プログラム/
特別講演
「食べ物の香りを知覚する脳神経経路」
東京大学大学院医学系研究科・教授  森 憲作氏
 
「企業における食・健康への取り組み」
サントリーウエルネス株式会社健康科学センター所長・常務取締役  平島 隆行氏

プログラム/
学内研究
報告会 「大豆の新加工利用:健康スイーツの創製」
健康科学部健康栄養学科・教授 森 友彦氏

「元気塾ー機能回復に及ぼす食生活の影響ー」
健康科学部健康栄養学科・教授  浅野 恭代氏 

「骨を脆くする原因とその過程」
健康科学部理学療法学科・准教授 峯松 亮氏

「ビフィズス菌の機能性について」
健康科学部健康栄養学科・助教 松村 羊子氏

参加対象 一般、外部研究者、畿央大学教員、大学院生、学部生
注) 学術シンポジウムのため専門的な内容になります。
参加費 無料
申込期限 平成21年9月30日(必着)

<応募方法>