森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

クリントイーストウッドor北野武

2009年09月17日 12時00分45秒 | 過去ログ
昨日は「のどちんこ」がはれ上がったまま
東朋香芝病院の講演に向かう.
大塚製薬の方々とあいさつを交わし,
回復期リハビリテーションセンター長で脳外科医の今堀先生のfMRIに関する所見を聴く.
「わくわく」する展開が期待できる.
今堀先生も言われているように,人が人を呼び,そしてつながって新たな展開が生まれる,この人間関係の構築に基づいて,創造性やビジョンがわく.
奈良県あるいは香芝市周辺の高次脳機能障害の方々に対して
なんらかの形を示していきたいとも思う.
医師とコラボレーションすることは医療・サービスを展開する上でとても重要なことなので,私の脳科学からみたリハビリテーション(neuroscience based rehabilitation)というものが具現化していくことをなんとか夢でなく,せめて基盤だけでも生きているうちに形成したい.
人生は自分が思っている以上に長くはない.
生涯成長を自分自身が感じたいものだ.

講義は失行について系統講義のように,あるいはそれよりも丁寧に話した.
時間が1時間であるために高速展開による理解度の減退は否めないが,
今回はスライドを使用せず,資料と板書で進めることで,
その資料を見返し,勉強してもらうことで,その理解を深めてもらいたいと思う.

20時半より近くで懇親会をして,今堀先生の熱い思いを語ってもらい,
またセラピストのみなさんと,治療の話,評価の話,恋愛の話,生き方の話などを懇談した.

スタンダードとは何か?それは私の治療であるといえるよう,精進してもらいたい.

私がいつまで奈良にいるか?など踏み入った話にもいろんなところでいつもなるが,
「高知」出身なので,「奈良」にいる理由はないと答えつつ,
かといって,どこかに行く理由もないとも答える.

今の環境は気に入っているが,自己成長が止まった感を自らが感じれば,
どのように人生を演出していくか,を思考するときとなるであろう.

自分自身はアクターでもあれば,プロデューサーでもある.
それが大人である.