森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

Human Movemet Science 掲載!

2009年09月03日 17時18分11秒 | 過去ログ
下記の学術論文が国際学術雑誌Human Movement Science(Impact Factor: 1.725
5-Year Impact Factor: 2.249 )に掲載されました.

現在,PubMedなどonline掲載です.



竹林先生おめでとう!
執念ともいえるこの研究は人間の動きを運動学的に知る上で意味あるものとなるでしょう.
一緒に運動学的かつ神経科学的の両面から継続していきましょう.


理学療法学掲載!

2009年09月03日 17時14分05秒 | 過去ログ
下記の論文が掲載されました.

山田 実, 樋口貴広, 森岡 周, 河内 崇 : 肩関節周囲炎患者における機能改善とメンタルローテーション能力の関連性.理学療法学 36: 281-286, 2009

山田先生おめでとう!
対象者数が半端ない先生との臨床研究は時代を動かす原動力になります.
これからも継続研究しましょう.

樋口先生紹介してくれています.



観察するという基本

2009年09月03日 12時33分14秒 | 過去ログ
大学は大学院入試・AO入試の準備や,大学院博士修了基準の検討,
そして,2年生の見学実習など,系統講義外の流れにのっている.
学部学生の卒論もみんな真摯に取り組んでいる.
時間的猶予がないなかの実験なので満足いくものとはなかなかいかないが,
この手続きを知ることだけでもよき経験となる.
自分のやりたいことを探し,そして,疑問に思い,
そして疑問を解決するための手順を考え,実行する.
そして生まれた情報に基づき考える.
この循環性は人生そのものである.
臨床がパスの導入など,考える必要がないロボット人間を生産している中,
そうでない演繹的かつ常にdecision makingが求められるこのプロセスはかけがえのないいプロセスになる.

小さな冒険というべき,こうした経験が
人生ず~と継続する人は若い.
冒険者になること.
大人になればなるほど忘れるが,
山あり谷あり冒険人生こそ,
自分を振り返る経験になる.
それをはなからしない防御線をはってしまえば,
大きな外的な山がせってきたとき,沈黙あるいはキレる.
大人でもそういう人は多い.

沈黙者や無茶な攻撃者にならないよう,
この論理的かつ情熱的プロセスを大事にしてもらいたい.

森岡研究室の合言葉は「自立」「自律」である.
手取り足取りな人生をいつまでも続けることはできないので.
担当教員が適当であれえば,子は育つ(と思う).
子がしっかりしないといけないと思えば,教育は成功である.
親が優れすぎても子は委縮してしまう.
ただでさえ威圧感のある私は,介入しすぎると委縮させてしまうことが多々ある.
経験則でしかないが,心のなかを振り返るとそういう客観的な事実に出会うだろう.




昨日は,院生の中間報告で,
河村民平君が「ワーキングメモリ容量の違いが音声情報処理およびその聴覚ラテラリティに及ぼす影響」そして平松祐一君が「言語情報の付与が上肢の運動制御に及ぼす影響」について自身の研究成果を報告してもらった.

テレビ会議で岐阜のこうむら君,名古屋の吉田君が入って意見交換した.

頂上が少し見えてきた6合目あたりかな.
徐々に良くなっている.
自分自身で成長が見え始めてきたときかもしれない.


今日は,残りM2の2名の院生報告会である.