森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

認知の樹

2006年07月18日 09時44分18秒 | 過去ログ
認知の樹とはなんなんでしょう。
それは生命なのでしょうか、人生なのでしょうか。

認知の樹を表現することは、他者に向けた意識である。
そして、そのプロセスで起こる、あるいは結果を比較する、といったプロセスで内的に向かう自己言及的意識も生まれる。

「感覚」で生きる人。
「概念」で生きる人。

「学会」とは何なんでしょうか? 
「最初」に向かった学会で生じた「記憶」とは何なんでしょうか?
「目的」など、「意義」など勝手な便利な言葉で並べますが、その言葉は何なんでしょう?

「枠組み」とは「自分自身」が「経験」した、ある「記憶」に基づいた、自らの「基準」なのであり、それが、今の「リハビリテーション」のパラダイム転換を邪魔している。

「創ること」、そのプロセスを体感できたとき、はじめて「患者」「学生」に向かう姿勢が変わるのだと思う。

「リンゴ」とは何なんでしょうか?
赤い「リンゴ」とは何なんでしょうか?
おいしい「リンゴ」とは何なんでしょうか?

「行動主義」だけでは解明できないものです。



「予測」とは何なんでしょう?
「見当」とは何なんでしょう?
「見当」つかないという事象は何なんでしょう?
そこで生まれるのは「期待」「不安」?

あなたに生まれる現象的「意識」は?
そして、認知的「意識」は?




要求される底力

2006年07月17日 20時01分27秒 | 過去ログ
会員による「意識の言語から経験の言語へ」は,病態解釈が未だに従来の方法で行っているのがあった。それだと,昔の土俵で相撲を取ることになる。
まったく違うパラダイムに向かわないといけない。

これから,底力を。
1000名を超える集団である。
一気に抜け出る人間が現れていいと思う。

認知の樹では,いろんな問題はあったが,ともあれ,安藤,園田,両準備委員を中心に構成された映像,音楽からは,なんらかな「心(感情)」「心(意識)」が生まれたことと思う。
いろんな「私(こころ)」に気づくことが,こうした文化的体験から生まれる。

また感想など,述べていきたい。

レセプション空間は素晴らしかった。
広さ,人数,シャンパン,ワインの洪水,食事のタイミングなどなど。
今まで体感したなかで,一番素晴らしいレセプション空間だったと思う。
本当に素晴らしかった。
決め細やかな手続き,準備がこのような空間,時間を表現したのだと思う。

そして,何よりも,それに花をさかせていただいた「ほりまり」のお二人に感謝。
ベルエポックのきわみを感じることができた,

Musique mignonne.
Elle était splendide.

今度は,ゆっくりとお話しましょう!!!
「ほりまり」さん。

レセプションに参加していただいた200数十名の皆さん,ありがとう。


二次会は,Black beryyで。
風邪がひどく,声が出ず,少し大変だったが,4曲をご披露。
僕にとって,よかったことは,演奏してくれた島根・高知の合同バンド3名。
そして,宮本会長のRockn roll music。
そして,何よりも安藤先生のジャズピアノ。
もうその世界に身体が入り込んだ。
私の脳に確実に。

「音」そして「音楽」

「脳」を考える上で大変ヒントになった。


いずれにせよ,すばらしい夜になった。


続く続く。

学問的思考と志向

2006年07月17日 17時07分04秒 | 過去ログ
金曜日,岡山で講義をした後,福岡・博多に。
いよいよだ。
理事会を3時間ほど行い,いくつかの継続議題が明らかに。

その後,前夜祭的に博多の街に。
風邪がひどくなる傾向で,喉を休める意味で12時ぐらいにホテルに帰り着く。
4時過ぎに起床。
テレビで祇園山笠の追い山をみながら,講演を考える。
やっと考える時間になった。

スライドなしの講演だが,背景画像には意味性を持たせているという,特異的な講演。
少しぶれたが,なんとか終わらせる。
一人称的なところと三人称的なところが混在する。
科学的というのはなんなんだという契機になればそれでよし。
いろいろな「批判的」な思考や感情が生まれてもそれでよし。
議論を進めて,進歩に気づく。
そういう間主観性がいい。
そのときは「論理的」に意見を戦わせましょう。

村田先生のミラーニューロンに関する講演。
神経生理学の繊細な研究手続きがわかってもらえればいい。
fMRIによるデータよりも,繊細にニューロン活動を追いかけている,その違いを知ってもらいたい。
生理学者は決して飛躍した考察はしない。
だから,科学的根拠を求めるためには,今の神経生理学でわかっていることを確かめ,そしてこれからの進むべき方向,視点はどこなのかを洞察する必要がある。

それが,今回は「自己」「他者」問題である。

このレベルで勉強するセラピストに会いたい。
少々,勉強不足だと思う。

続く。

BLACK BEERY

2006年07月12日 20時58分27秒 | 過去ログ

第7回日本認知運動療法研究会学術集会後のレセプション、さらにその後の二次会はBLACK BEERY で行います。

いつもはJAZZが奏でるが、この日ばかりはUK ROCKが空間と時間を占領する。

Jumping' Jack Flash    The Rolling Stones

Brown Suger   The Rolling Stones

Stand by me   OASYS

間に合えばJanisのMove over男性版を??

スタジオにも入れず,リハもなし,ぶっつけ本番なのでご容赦を.

ホールでなく、ステージがないので、マイクパフォーマンスができないのが残念。

こんなときは、ベースを弾きながらボーカルをとるほうがいいな。Suziのように。決してPaulにはなれません。

The Beatles, Johnも登場するかも。ユニコーンもやるやつがいるらしいが・・・スターな男をやってほしい。以前にベースを弾きながらボーカルした。この途中のリズムが難しく、ベースを弾いているが、その音色とリズムは自分の脳には知覚せず、自分のボーカルの音だけを知覚するようにした思い出がある。ベースの操作、音、リズムは無意識に、そして自分の声を意識にのぼらす。この高度なテクニックを実施した。伊達に・・No.1ではない。

昔の自分に戻れるかな。一人称で、田舎者でヤンキーな暴れてたころに。

 

さてさて仕事仕事。

逃げたい感情の表れだな。

Rock談義はとまらずとまらず。

 

小鶴先生 Merci !

これだよね???

 

シェルブールの雨傘や.男と女、そして、イタリアン・オペラ~


神経系理学療法学A 7月13日

2006年07月12日 20時36分58秒 | 過去ログ
前回の続きで症例のビデオを観て、視覚的に片麻痺の病態を評価します。
なお、前回の内容を持参し、他者とその情報を共有し、違いを検出します。
準備をしてきてください。
代表者に内容を述べてもらい、その内容をもとにフィードバック情報を与えます。

試験に関する希望も述べてもらいます。
それも準備してきてください。

Amelie

2006年07月12日 19時35分19秒 | 過去ログ
今日は、いい一日だったような気がする。
つまり、余裕があるということ。
自己制御!!!時間に住み着くということはいいことだ。
最近、時間に制御されていた。

AM、共同研究計画を提出。
教育学部、デザイン学科の先生方とのコラボ。

子どもの身体表象と共感覚の発達を造形美術などから考察する予定。
身体イメージと言語、そして隠喩的表現、創造性!などに発展し、最終的には脳機能で考察するという理系や文系やら関係なし。

その後、同僚の共同研究計画書を目を通す。
こっちは、非言語コミュニケーション、身振り、手振り、心の理論、読心、などから現代教育のあり方を考察する壮大なテーマ。
医療者とは、そして社会的認知とは? 最終的には脳機能から考える。
理系-文系おかまいなし。

いわゆるソフトサイエンスである。
ハードは神経生理学者に任せておけばよいし、実践学は教師や臨床家に任せておけばよい。
その接着をわれわれの領域が行う。
広く浅い知識が求められる。
いや、システムとしての知識かな。
脳科学、生理学、発達心理学、教育心理学、教育学、芸術などなど・・・・

PMは、今度の冬木学園60周年記念行事のポスターに目を通す。
もう少しデザインをお願いします。
ほんとうに!!芸術ではないですよ。
もう少しすれば、朝日新聞の西日本版に広告が出ると思う。
テーマは「脳と身体が織りなす心のデザイン」である。
ある著名人の講演と、対談で構成しています。

5時に一旦家に帰り、有名な東京の美容室「Claude MONET」におられた元美容師の方に髪を切っていただき、再度、大学の研究室に。

今から、少し原稿を書きます。

またまた講演準備は明日に持ち越す。

準備しすぎるとよくないと思う。

経験がそういっているが、それは感情なのかもしれない。

しかし、今回はストレスにならない。

好きなことをやっているからだと思う。

5月とは大違い。
しかし、いつまでも受験生のようだ。
佐伯先生の日本人はいつまで修行を続けるんだ!という論が耳に突き刺さる。

Amelieのサウンドでも聴いて癒す。
小鶴準備委員長、サウンドトラックのアルバム、福岡で用意できないかい???

久しぶりの研究室

2006年07月12日 04時28分44秒 | 過去ログ
今日といっても昨日だが,久しぶりに研究室のデスクにきちんと座り,調査ができた.
いつも火曜は外に出張(実習訪問など)でこの前期はほとんど不在だった.
久しぶりに勉強というものができたような気がするが,エンジンのかかりが遅い.

講演依頼を受けた後,ある有名メディアから「小脳」の最新機能についての電話取材を受ける.
バウアーやパーソンズに関する研究成果を目にしたらしい.
「古い小脳の知見から新しい小脳の知見へ」

この認知の樹の役割は深い.
「意識的」認知でなく,「無意識的」認知機構なのか?それとも前頭葉の企画・思考領野との連結によりシステムとして作動しているのか?
空間解析のみではわからないし,時間解析が加えられてもその実体に迫るのは難しい.
研究パラダイム転換が必要だ.

さて,こんな時間からだが,時間がなく,今から研究計画書をかき,提出しないといけない.
15日の会長講演は,いよいよ迫るが,前日やっつけ思考になるだろう.
申し訳ない.

今年は会員外も多いので,アウトラインにとどめます.