森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

要求される底力

2006年07月17日 20時01分27秒 | 過去ログ
会員による「意識の言語から経験の言語へ」は,病態解釈が未だに従来の方法で行っているのがあった。それだと,昔の土俵で相撲を取ることになる。
まったく違うパラダイムに向かわないといけない。

これから,底力を。
1000名を超える集団である。
一気に抜け出る人間が現れていいと思う。

認知の樹では,いろんな問題はあったが,ともあれ,安藤,園田,両準備委員を中心に構成された映像,音楽からは,なんらかな「心(感情)」「心(意識)」が生まれたことと思う。
いろんな「私(こころ)」に気づくことが,こうした文化的体験から生まれる。

また感想など,述べていきたい。

レセプション空間は素晴らしかった。
広さ,人数,シャンパン,ワインの洪水,食事のタイミングなどなど。
今まで体感したなかで,一番素晴らしいレセプション空間だったと思う。
本当に素晴らしかった。
決め細やかな手続き,準備がこのような空間,時間を表現したのだと思う。

そして,何よりも,それに花をさかせていただいた「ほりまり」のお二人に感謝。
ベルエポックのきわみを感じることができた,

Musique mignonne.
Elle était splendide.

今度は,ゆっくりとお話しましょう!!!
「ほりまり」さん。

レセプションに参加していただいた200数十名の皆さん,ありがとう。


二次会は,Black beryyで。
風邪がひどく,声が出ず,少し大変だったが,4曲をご披露。
僕にとって,よかったことは,演奏してくれた島根・高知の合同バンド3名。
そして,宮本会長のRockn roll music。
そして,何よりも安藤先生のジャズピアノ。
もうその世界に身体が入り込んだ。
私の脳に確実に。

「音」そして「音楽」

「脳」を考える上で大変ヒントになった。


いずれにせよ,すばらしい夜になった。


続く続く。

学問的思考と志向

2006年07月17日 17時07分04秒 | 過去ログ
金曜日,岡山で講義をした後,福岡・博多に。
いよいよだ。
理事会を3時間ほど行い,いくつかの継続議題が明らかに。

その後,前夜祭的に博多の街に。
風邪がひどくなる傾向で,喉を休める意味で12時ぐらいにホテルに帰り着く。
4時過ぎに起床。
テレビで祇園山笠の追い山をみながら,講演を考える。
やっと考える時間になった。

スライドなしの講演だが,背景画像には意味性を持たせているという,特異的な講演。
少しぶれたが,なんとか終わらせる。
一人称的なところと三人称的なところが混在する。
科学的というのはなんなんだという契機になればそれでよし。
いろいろな「批判的」な思考や感情が生まれてもそれでよし。
議論を進めて,進歩に気づく。
そういう間主観性がいい。
そのときは「論理的」に意見を戦わせましょう。

村田先生のミラーニューロンに関する講演。
神経生理学の繊細な研究手続きがわかってもらえればいい。
fMRIによるデータよりも,繊細にニューロン活動を追いかけている,その違いを知ってもらいたい。
生理学者は決して飛躍した考察はしない。
だから,科学的根拠を求めるためには,今の神経生理学でわかっていることを確かめ,そしてこれからの進むべき方向,視点はどこなのかを洞察する必要がある。

それが,今回は「自己」「他者」問題である。

このレベルで勉強するセラピストに会いたい。
少々,勉強不足だと思う。

続く。