森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

Growth

2010年02月11日 05時39分36秒 | 過去ログ
昨日は朝5時に起き、人間発達学の採点を開始する。
なんとか、出勤前に終了する。
出勤後、院生のこうむら君が大学まで来る。
その顔はよい緊張感があふれている。
追って、河村君が来る。


2にそろって、今日は修士論文の最終試験。
15分のプレゼンはどちらも相当に評価が高かった。
2年間の集大成をここにぶつける。
河村民平君は、研究の精度があり、
一方、こうむら君は英語論文かつ独創性があり、
両者とも副査の金子章道研究科長・教授の関心を誘っていた。

その後、20分口頭試問に的確に答えていた。


つぎは、論文投稿やね。
英文投稿も。


その後、15時ごろ熊谷さんが大学に。
16時より熊谷さんの高機能自閉症に関する研究の修士論文の審査が始まる。
臨床研究であり、母集団のリクルートに苦慮したが、
ここまで来た。
副査の佐藤昌子教授の的確かつ丁寧な質問、指摘にこの研究のさらなる飛躍が確認できた。
まだやらないといけないことがある。
その解明作業にさっそく取り組んでもらいたい。
その評価は十分であり、胸を張ってもらいたい。


3名からは終了後、安堵の表情がみてとれ
そして、人生で最大の緊張だったということも。
とかく、年を重ねるにつれ、緊張感がなくなる。
このような場は、脳を鍛える意味でも重要である。

緊張を買ってでも、その際大学院はよいのかもしれない。
私も博士論文の審査の緊張は今でも忘れない。


その後、3名に入ってもらい、前岡先生とのpain に関する文献研究に入ってもらいたかった。
修士論文の癒しとともに、研究のレベル、そして研究は終わらないことを感じてもらうために。


3名の成長を垣間見る日であった。


30代のメンツに成長という表現は、逆に新鮮である。

人間はいつまでも成長することができる生物である。


今から富士に向かいます。


朝早いと、起きた時に相当にふらつく・・・年を感じ始める。