森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

ワーキングメモリ容量の拡大による知恵の増大

2010年02月01日 22時49分02秒 | 過去ログ
今日はあまりの忙しさにパンを片手に昼飯をとりながら、
ワープロ打ちの世界。
忙しいときは昼食をとっていないことに夕方気づく時がある生活だが、
今日は気づきはしたが、もう時間がなさすぎる。
久しぶりに研究室で「あ~」という状態で、
このペースで3月までもつだろうかと不安になり、
そのまま逃亡者になろうかとも思った。

なんとか持ち直し、修士論文7本の審査日の決定を行い、
さまざまな院生の推薦書を作成した。

さらに来週の講演資料を2週間遅れで完成させ、
大学院生の研究費の関連仕事に時間をとられた。

木曜の定期試験を作成しないといけない。

それにしても腰痛が激しくなり、
立位でワープロ打ちという変則仕事になった。

毎週の移動にもう身体はそろそろ休めとサインを出し始めているのではないかと思うが、
まだまだ、自分を痛めたいと思う。

メールの返信がほとんどできない状態であり、
迷惑をかけているが、追って書きたい。
最優先課題を先にしている。

とにかく、この時期は学位審査がメインになる。

まだまだ仕事は終わらずだが、
時間は練習によって、さらに効率が上がる。
まだ私の脳は可能性に満ち溢れていると思っている。

私より若いものがこの業界にも増えてきたが、
可能性を自らの手で決めてしまっているものも多い。

とにかく努力・プロセスあるのみである。

一に勉強、二に勉強。

肉体休めても精神休むべからず。






龍馬が愛したロマンあふれる長崎

2010年02月01日 11時44分12秒 | 過去ログ
土曜日,本学の実習施設に対する講師派遣システムで長崎へ.
陸路で入ったため,久しぶりに白いかもめに乗る.
JR九州はどの列車も個性的で,きれいだ.
本革張りのシートに以前はあこがれがあったが,
腰痛の自分には滑ることで,機能的なシートがよいとも思った.
諫早を抜け,有明海を横目に眺めながらターミナルへ.

ターミナルの駅は旅を感じる.
ロンドンにいたとき,ビクトリア駅近くにすんでいたが,
そのターミナルの風情を楽しんでいた.
パリではもっぱらリヨン駅やモンパルナス駅界隈にすんでいたが.
ヨーロッパの大都市は原則間の駅であっても,
この終着スタイルをとる.
これがいい.
列車が数本並ぶのが.

関西では阪急梅田がよいかな.

長崎駅を降り立つと,旧正月を祝う祭りのお出迎え.







さらにどでかい福山龍馬に会う.
ホテルに入っても道をあるいても龍馬ばかり.
高知以上に盛り上がっている感がある.




長崎は龍馬のロマン.
岩崎弥太郎の関係で,三菱の巨大工場もある.

久しぶりではないが,12月ぶりに沖田実先生に会う.

一路,長崎記念病院に向かい,
山下先生に御挨拶し,
心休まるいつものメンバーたち(片岡,坂本,さち,なお)らと会い,
講義を進める.
講演スタイルでなく,資料を使った講義スタイルで行う.
理解の促進ができたようだが,逆に脳の評価の難しさを植え付けたかもしれない.
高次脳機能障害の症例が提示されたが,先入観をもたず,患者の行為を分析する.
まずはそれに徹してもらいたい.
症例に関しては私の分析思考を少し提示した.

今度は実技も交えて行っていきたいと思う.

科学と実践をつなげるのが臨床家の仕事である.
実践のみに夢中になれば,治療という視点,
すなわちセラピストを捨てなければならない.
誰でもできるなんていうキャッチフレーズにごまかされてはいけない.
技術は知識と知恵に裏付けられたものである.
技術なき治療者はただ単なる訓練士である.

懇親会に長崎の町に出て,卓袱料理を堪能し,
みなさんと患者の症状の熱い討議を行い,
大学病院の下迫先生に貴重な龍馬本をいただき,

さらに,みんなの配慮で,久しぶりのPsy Barにつれていってもらい,
マスターに御挨拶し,
覚えていただき・・音楽の話を少しした.





長崎記念病院のみなさんは真剣かつ明るい.
今後も付き合っていただきたいセラピスト仲間であると感じた.
人間とは知らず知らずに時代にほんろうされ,そして,適当さが生まれてくるが,
その適当さがなく,信念を貫こうとする意識がよい.



4月には学生がお世話になるが,安心して送り出せる施設である.
よろしくお願いします.

その時は続きの講義を行う予定です.

なんとか脳卒中の治療に役立ててもらえればと思います.




長崎では前日別にいただいた龍馬の湯を腰痛のために楽しんだ.