森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

I amsterdam

2008年02月02日 14時40分46秒 | 過去ログ


やっとネットがつながる状況になり、UPできた。
アムステルダム到着するやいなや、ホテルがダブルブッキングのため、
初日は他のホテルで過ごさないといけなく、往生したが、
なんとかstayできた。
翌日、日本で予約していたホテルに戻り、
ついたときに、少しきつめにホテル側に申し出ていたせいか、
支配人まででてきて、部屋にはフルーツなど・・
手紙をよむと、VIP扱いしてもらっているようだ。
コミュニケーションがつながるといいこともある。
基本的にオランダは英語がOKだ。
ラテン系の言語とは違い、英語、ドイツ語、オランダ語は文法は同じようだ。

翌日、学会前に少し観ておきたいものがあり、
アムステルダムのレンブラントの家に。
レンブラントはもっとも自画像をこの世に残した画家で、
彼のagingに対する意識と、自我の意識は、おそらく執着があったのだろう。

そのまま、ハーグに行き、フェルメールの「真珠の首飾りの女」に出会う。
彼女の感情は、そして、能動的に私が目をみるから、見つめられているのか・・
と考え、視線を動かすが、どうも受動的にもみられているような気がする。

彼女の感情が読めない。
いろんな批評があるが、それは批評家の脳。
だれも知る由がない。
それを意図して描いているのかもしれない。

ハーグから列車でユトレヒトに。
台風並みの風だが、PUBでのどを潤し、
教会を経由し、川沿いを歩く、
きれいな町だ。
冬でこう思うのなら、夏は美しいだろう。
ベルギーのブルージュに少し似ている。



ブルーナ館に行き、ミッフィーに出会う。
男三人でミッフィーかと思うが、
この二次元、そして色使いにこだわったのは、
ピカソ、マチスへの尊敬の念だという。
それがわかってよかった。

目の前にはユトレヒト大学があり、
格子から研究室が眺められる。
パリのソルボンヌ付近に似ている。
閑静な通りだ。


と、観光ばかりはしていられないので、
学会に向かう。


初日はagingに対する芸術療法(ダンス療法)からスタートした。
まさに演出が芸術そのものであり、
知らないうちに、その世界に引き込まれた。
最初は会場の雰囲気がひいていたが、さすがにプレゼンがうまい。




そのまま会場で久しぶりに発表を聞く。
MalouinやDietzなどの演題を聞くが、
語学さえもっと堪能なら、・・・と思う。
Malouinはケベックなのでフランス語なまりの英語だった。
Motor imageryの研究はまだまだこれからと感じた。
Limitationがやはり脳をあつかっているので多すぎる。
また、今回の学会はapplication scienceであり、
Basicallyなもの弱い。
我々の脳イメージング研究でなんとか風穴を通したい気分だ。

自身、他のメンバーの発表も終え、資料のハケをみると
ある程度好評だった感じだ。



こんな小さい学会がいい。
500名規模の。
BerthozやHorakも近い。

ただいま現地時間は朝の7時、本日も学会兼アムス散策にいってまいる。