岩倉使節団など Iwakura goodwill mission and so on.平成丁亥年水無月二十六日
アメリカ生活の長いG君ならではのコメントを頂いた。
岩倉使節団のことを書いたBLOG 拝見しました。
当時の人は 大変なカルチャー・ショックを受けたのでしょう。 今からは 想像もつきません。
1871年から2年間に アメリカで感じた事をつづった物だそうだ。 今から たった130数年前である。(たったの?) 今 こうやってオレゴンに住み始めて 日常生活に 何も違いが無い(以前にも 書きましたが 英語が通じない不自由さを 除き)。 永住権を持ち、SSL(social security number)も持っているので 家を買うのにも不自由は無い。 収入は無いが 年金で生活していく上で 特に不自由はない。 家を持ち(自分の家) 衣・食に大きく困る事は無い。むしろ 消費税がない分だけ 楽といえる。
しかし 130年以上昔は 社会が違った。 私のような日本人が アメリカで生活することは 非常に難しかったであろう。 アメリカで 他国の人間に永住権を付与し 不動産などの資産を持てるようにしたのも そんなに古い話ではない。 法律で 人種、宗教による差別を禁止したのも 1960年代になってからである。 見かけ上は 差別無く生活を送れるようになったのも ここ数十年である。 人種差別を禁止する公民権法が成立したのが 1964年である。 個人主義的自由主義を標榜している米国で 世界的に民主主義を広めようとしているが それは併せて個人の自由を広めようとするあまり 個人の宗教の自由も認める事にもなり 宗教と切り離せなくなっている民族の独立、自由も広げることになる。 かえって民族間の対立を助長するという面も出てくる。 今 アメリカでは イラク内紛を如何に収束させ 米軍の撤退を早めるかが ホットな話題である。 しかし 対立する2つの宗派がバックにおり 解決は容易ではない。 キリスト教を教義とする議会の政治家にとって イスラム教の対立は そう簡単には理解できないのではないか。
一方 今 アフリカが注目されている。 米国流の民主主義を広める最後の大陸からだろうか。 インターネットの普及は まだこれからだが 月の収入が $100にも満たない国が多い中で まだまだこれからだろうが 以外に大きな力を持つかもしれない。
アフリカも 民族の坩堝といわれるが どのような宗教が多いのであろうか。 中東と同じように 民族間の対立で 問題が起きる可能性が高い。 米国流の経済主導の民主主義が そう簡単に広がるであろうか。 インターネットも 光の面と 影の面を持つ。
光の面の力で うまく作用すればいいが。
地球環境の温暖化の問題は 今やグローバルな地球全体の問題として 西欧諸国では 関心が高いが 米国では アル・ゴアの書物に関心はあるが 米国政府の姿勢は 今ひとつ物足りない。 内心では 自分達の車社会を変えなくてはいけないと思ってはいるが 選挙のことを考えると 二の足を踏まざるを得ないと言うところか。
中国、インドも このままではいけないと思いつつ まだ経済成長が先だと言う事だろう。 アメリカでも 自分たちの生活レベルを下げてでも 社会を変えていかなくてはいけないという社会評論家もいるが 直ぐには変わらないだろう。
オレゴン州のポートランドは 環境問題に敏感な町で ストリートカーなどによる交通の変革に積極的で 私の家のそばから バスでポートランドへ行け、市内や その近郊は 電車で行ける。 しかし 経済の繁栄という意味では むしろ そんなにまでして繁栄する必要はない、 むしろ このまま自然を生かした環境にしておこう、という声が聞こえる気がする。 オレゴン州自体が 移民にあまり積極的でないこともあり カリフォルニア州に見られるアジア人、メキシコ人による移民の増加による問題も まだ 多くは無い。
今年の秋から 本格化する 次期大統領選が どんな動きを見せるか 興味がつきない。 そして 来年選ばれる新しい大統領の下 アメリカがどう変わっていくか 面白いところである。
では また お元気で。
***
いろいろ多岐にわたったコメントを有難うございます。
アメリカは歴史が浅い。すべてがつい最近となってしまう。
今、日本がこれから向かう問題には海外問題が密接にリンクしてしまっているから、解決が複雑になるだろう。 日本にいる外国人は約197万人と聞く。そのうち、岐阜県は約5万人である。そして、何とブラジル、中国からの外国人が多い。製造業が50%を超える。住みよい社会にしていかねばと思う。岐阜の八百津には杉原千畝記念館がある。
お読み下され、感謝します。
アメリカ生活の長いG君ならではのコメントを頂いた。
岩倉使節団のことを書いたBLOG 拝見しました。
当時の人は 大変なカルチャー・ショックを受けたのでしょう。 今からは 想像もつきません。
1871年から2年間に アメリカで感じた事をつづった物だそうだ。 今から たった130数年前である。(たったの?) 今 こうやってオレゴンに住み始めて 日常生活に 何も違いが無い(以前にも 書きましたが 英語が通じない不自由さを 除き)。 永住権を持ち、SSL(social security number)も持っているので 家を買うのにも不自由は無い。 収入は無いが 年金で生活していく上で 特に不自由はない。 家を持ち(自分の家) 衣・食に大きく困る事は無い。むしろ 消費税がない分だけ 楽といえる。
しかし 130年以上昔は 社会が違った。 私のような日本人が アメリカで生活することは 非常に難しかったであろう。 アメリカで 他国の人間に永住権を付与し 不動産などの資産を持てるようにしたのも そんなに古い話ではない。 法律で 人種、宗教による差別を禁止したのも 1960年代になってからである。 見かけ上は 差別無く生活を送れるようになったのも ここ数十年である。 人種差別を禁止する公民権法が成立したのが 1964年である。 個人主義的自由主義を標榜している米国で 世界的に民主主義を広めようとしているが それは併せて個人の自由を広めようとするあまり 個人の宗教の自由も認める事にもなり 宗教と切り離せなくなっている民族の独立、自由も広げることになる。 かえって民族間の対立を助長するという面も出てくる。 今 アメリカでは イラク内紛を如何に収束させ 米軍の撤退を早めるかが ホットな話題である。 しかし 対立する2つの宗派がバックにおり 解決は容易ではない。 キリスト教を教義とする議会の政治家にとって イスラム教の対立は そう簡単には理解できないのではないか。
一方 今 アフリカが注目されている。 米国流の民主主義を広める最後の大陸からだろうか。 インターネットの普及は まだこれからだが 月の収入が $100にも満たない国が多い中で まだまだこれからだろうが 以外に大きな力を持つかもしれない。
アフリカも 民族の坩堝といわれるが どのような宗教が多いのであろうか。 中東と同じように 民族間の対立で 問題が起きる可能性が高い。 米国流の経済主導の民主主義が そう簡単に広がるであろうか。 インターネットも 光の面と 影の面を持つ。
光の面の力で うまく作用すればいいが。
地球環境の温暖化の問題は 今やグローバルな地球全体の問題として 西欧諸国では 関心が高いが 米国では アル・ゴアの書物に関心はあるが 米国政府の姿勢は 今ひとつ物足りない。 内心では 自分達の車社会を変えなくてはいけないと思ってはいるが 選挙のことを考えると 二の足を踏まざるを得ないと言うところか。
中国、インドも このままではいけないと思いつつ まだ経済成長が先だと言う事だろう。 アメリカでも 自分たちの生活レベルを下げてでも 社会を変えていかなくてはいけないという社会評論家もいるが 直ぐには変わらないだろう。
オレゴン州のポートランドは 環境問題に敏感な町で ストリートカーなどによる交通の変革に積極的で 私の家のそばから バスでポートランドへ行け、市内や その近郊は 電車で行ける。 しかし 経済の繁栄という意味では むしろ そんなにまでして繁栄する必要はない、 むしろ このまま自然を生かした環境にしておこう、という声が聞こえる気がする。 オレゴン州自体が 移民にあまり積極的でないこともあり カリフォルニア州に見られるアジア人、メキシコ人による移民の増加による問題も まだ 多くは無い。
今年の秋から 本格化する 次期大統領選が どんな動きを見せるか 興味がつきない。 そして 来年選ばれる新しい大統領の下 アメリカがどう変わっていくか 面白いところである。
では また お元気で。
***
いろいろ多岐にわたったコメントを有難うございます。
アメリカは歴史が浅い。すべてがつい最近となってしまう。
今、日本がこれから向かう問題には海外問題が密接にリンクしてしまっているから、解決が複雑になるだろう。 日本にいる外国人は約197万人と聞く。そのうち、岐阜県は約5万人である。そして、何とブラジル、中国からの外国人が多い。製造業が50%を超える。住みよい社会にしていかねばと思う。岐阜の八百津には杉原千畝記念館がある。
お読み下され、感謝します。