故日野原重明氏の言葉 the Mr.Hinohara Shigeaki 's words 平成丁酉廿九年長月一日
故日野原重明 聖路加病院長は先日、105歳で亡くなられた。
100歳の日野原さんが、1000人を超える聴衆に迫真の演説をおこなったそうです。
「生き方上手は死に方上手」である。
ご講演内容のほんの一部です。
●人間にとって一番いいことは 死ぬときに ほんとうに感謝するということ
It’s the best for human beings that they thank truly, appreciatorily, gratefully, deeply when they die, pass away.
●皆さんの環境.を皆さんがデザインすることによって、皆さんの運命が自然に生まれてくる
Your destiny is naturally born by your designing circumstances.
●あなたが環境を作り、 あなたが運命をつくる
You make circumstances and you make your destiny
一日一言を残してみえる。
お金や物がいくらあっても 足りないと思っている人には 幸福は来ませんよ。
Even if they have much money and a lot of thing, nobody that thinks lack gets happy.
少ないけれども これだけで十分といえる人は 幸福です。
Though not enough, everybody that can accept this feels happy.
だから幸福というのは 物ではなくて 自分のいる環境を 幸せと感じることなんですね。
So, happy is not a thing, but feeling happy in circumstances.
故日野原重明の語録
1、もつこととあること
人間には、色々たくさん持ちたいという欲求がある。財産も、指輪も、趣味も…。人間にはある程度持つことは必要であり。それで快適な思いに満たされるが「持つ」ということに対して、「ある」ことの意義をも考えるべきではないだろうか。ものを「持つ」ことで、果たしてその人が作られるだろうか。その人がどう「ある」かによって、自分が作られているのではないだろうか。
2.垂線を立てる
人生を深く生きようとするときに大切なのは、長さよりも質である。長く水平的に生きることは、近代医学の恩恵によってある程度を、本当の意味で天に積むためには、人生のどこかの時点で、自分の人生に垂線を立てられる考えのもとに、新しい次元の行動を開始しなければならない。
3.最も大切なもの
人間にとって最も大切なものは、命の長さだと思っている人は多い。しかし、私が出逢った人を振り返ってみて、その人のいのちが素晴らしかったと思える人においては、ごく少数の例外はあるにせよ、いのちの長さはあまり関係ない。
4.幸福とは
人間の夢見る幸福というのは、往々にして、貧乏するとか、仕事に失敗するとか、あるいは病気にかかるということによって一瞬にして不幸に変わってしまうような、儚いものである。病のなかにも心の幸福を得るためにはどうしたらよいかということを考えなくてはいけない。
5.生きがい
生きがいとは、自分を徹底に大事にすることから始まる
6.土の器
私たち体は土でできており、体は早晩土に還る。私たちは、この土の器の中に計りしれない宝を入れることが出来る。私たちの寿命は、土の体に何を容れるかを模索することで費やされる。器は器のためにあるのではなく、なかに何ものかを容れるためにあるからである。
7.問われるいのちの質
持っている「もの」は器とともに朽ちていくが、器に入れた魂の水はいつまでも家族のなかに、子孫のなかに、友のなかにしみこんでいく。大切なのは、一人の人間の体という器に容れる「水」なのであって、その水の「透明度」こそがいのちの質として問われるべきである。
8.心の眼
人間の心の眼は、宇宙の美をコスモスの花びらのなかに発見する。たとえ朽ちる器だとしても、体はその心のためにこそあるのだ。
9.考えて生きる
人間には、他の動物に欠けているもの、すなわち「考えて生きる」生き方を工夫する「よく」生きようとすると努力することができるという特権が与えられている。
10.選択の自由
鳥は飛び方を変えることはない。shかし、人間は、生き方を変えることができる。毎日の行動を変え、新しい習慣を形成することにより、新しい習慣の選択を人間は決意できる。人間には選択の自由がある。そして、意志と努力によって新しい行動を繰り返すことで、新しい自己を形成することができる。それは、人間と動物との根本的に区別するものと言える。
11.制約のなかの自由
制約の多い環境のなかで、自分の生き方に責任を持つ、あるいは責任のある行動を行うことは、人間に与えられた特権である。多くの人は、このような自立性、自発的な自己形成を、最初からまったく考えないか、途中で断念してしまう。
12.平等なのは
人間は自由・平等であるというが、体力・知力、寿命のどれをとっても平等はあり得ない。もしも平等がありうるならば、与えられた人生のなかで、各人の「宝」を最高度に社会のなかで活かす、あるいは社会に還元する機会が、全ての人に与えられているということである。
13.ヴィジョンを持つということ
ヴィジョンとは遠くにあるものではなく、私たちが踏んでいるその足元にある。遠くにあるものを見ながら、今この一瞬や現実の足場を直視しなければならない。それゆえに、私たちの生活は、理想主義的なものでありながら現実的でなくてはならない。今日にいきることが、明日に、あすいは、来年、さらにその先の将来につながる。
14.3つのV
私の父は「3つのV]というモットーを残してくれた。1つ目は、ヴィジョンをもたなければいけないということ。今ではなく、将来どうするかという方針を持ちながら、皆と一緒に行動しなくてはならない。先のことを理解できる人間は少ないが、勇気を持って行動しなさい。「勇気ある行動」を英語でヴェンチャーと言う。これが2つめ。3つめのVは、勝利のヴィクトリーが来る。時代に何を引き継ぐべきか吟味し、そのヴィジョンを次の世代に引き継いで、勇気ある行動を続けていくこと。このような言葉を遺してくれた父に、私は感謝している。
お読み下され感謝致します。
故日野原重明 聖路加病院長は先日、105歳で亡くなられた。
100歳の日野原さんが、1000人を超える聴衆に迫真の演説をおこなったそうです。
「生き方上手は死に方上手」である。
ご講演内容のほんの一部です。
●人間にとって一番いいことは 死ぬときに ほんとうに感謝するということ
It’s the best for human beings that they thank truly, appreciatorily, gratefully, deeply when they die, pass away.
●皆さんの環境.を皆さんがデザインすることによって、皆さんの運命が自然に生まれてくる
Your destiny is naturally born by your designing circumstances.
●あなたが環境を作り、 あなたが運命をつくる
You make circumstances and you make your destiny
一日一言を残してみえる。
お金や物がいくらあっても 足りないと思っている人には 幸福は来ませんよ。
Even if they have much money and a lot of thing, nobody that thinks lack gets happy.
少ないけれども これだけで十分といえる人は 幸福です。
Though not enough, everybody that can accept this feels happy.
だから幸福というのは 物ではなくて 自分のいる環境を 幸せと感じることなんですね。
So, happy is not a thing, but feeling happy in circumstances.
故日野原重明の語録
1、もつこととあること
人間には、色々たくさん持ちたいという欲求がある。財産も、指輪も、趣味も…。人間にはある程度持つことは必要であり。それで快適な思いに満たされるが「持つ」ということに対して、「ある」ことの意義をも考えるべきではないだろうか。ものを「持つ」ことで、果たしてその人が作られるだろうか。その人がどう「ある」かによって、自分が作られているのではないだろうか。
2.垂線を立てる
人生を深く生きようとするときに大切なのは、長さよりも質である。長く水平的に生きることは、近代医学の恩恵によってある程度を、本当の意味で天に積むためには、人生のどこかの時点で、自分の人生に垂線を立てられる考えのもとに、新しい次元の行動を開始しなければならない。
3.最も大切なもの
人間にとって最も大切なものは、命の長さだと思っている人は多い。しかし、私が出逢った人を振り返ってみて、その人のいのちが素晴らしかったと思える人においては、ごく少数の例外はあるにせよ、いのちの長さはあまり関係ない。
4.幸福とは
人間の夢見る幸福というのは、往々にして、貧乏するとか、仕事に失敗するとか、あるいは病気にかかるということによって一瞬にして不幸に変わってしまうような、儚いものである。病のなかにも心の幸福を得るためにはどうしたらよいかということを考えなくてはいけない。
5.生きがい
生きがいとは、自分を徹底に大事にすることから始まる
6.土の器
私たち体は土でできており、体は早晩土に還る。私たちは、この土の器の中に計りしれない宝を入れることが出来る。私たちの寿命は、土の体に何を容れるかを模索することで費やされる。器は器のためにあるのではなく、なかに何ものかを容れるためにあるからである。
7.問われるいのちの質
持っている「もの」は器とともに朽ちていくが、器に入れた魂の水はいつまでも家族のなかに、子孫のなかに、友のなかにしみこんでいく。大切なのは、一人の人間の体という器に容れる「水」なのであって、その水の「透明度」こそがいのちの質として問われるべきである。
8.心の眼
人間の心の眼は、宇宙の美をコスモスの花びらのなかに発見する。たとえ朽ちる器だとしても、体はその心のためにこそあるのだ。
9.考えて生きる
人間には、他の動物に欠けているもの、すなわち「考えて生きる」生き方を工夫する「よく」生きようとすると努力することができるという特権が与えられている。
10.選択の自由
鳥は飛び方を変えることはない。shかし、人間は、生き方を変えることができる。毎日の行動を変え、新しい習慣を形成することにより、新しい習慣の選択を人間は決意できる。人間には選択の自由がある。そして、意志と努力によって新しい行動を繰り返すことで、新しい自己を形成することができる。それは、人間と動物との根本的に区別するものと言える。
11.制約のなかの自由
制約の多い環境のなかで、自分の生き方に責任を持つ、あるいは責任のある行動を行うことは、人間に与えられた特権である。多くの人は、このような自立性、自発的な自己形成を、最初からまったく考えないか、途中で断念してしまう。
12.平等なのは
人間は自由・平等であるというが、体力・知力、寿命のどれをとっても平等はあり得ない。もしも平等がありうるならば、与えられた人生のなかで、各人の「宝」を最高度に社会のなかで活かす、あるいは社会に還元する機会が、全ての人に与えられているということである。
13.ヴィジョンを持つということ
ヴィジョンとは遠くにあるものではなく、私たちが踏んでいるその足元にある。遠くにあるものを見ながら、今この一瞬や現実の足場を直視しなければならない。それゆえに、私たちの生活は、理想主義的なものでありながら現実的でなくてはならない。今日にいきることが、明日に、あすいは、来年、さらにその先の将来につながる。
14.3つのV
私の父は「3つのV]というモットーを残してくれた。1つ目は、ヴィジョンをもたなければいけないということ。今ではなく、将来どうするかという方針を持ちながら、皆と一緒に行動しなくてはならない。先のことを理解できる人間は少ないが、勇気を持って行動しなさい。「勇気ある行動」を英語でヴェンチャーと言う。これが2つめ。3つめのVは、勝利のヴィクトリーが来る。時代に何を引き継ぐべきか吟味し、そのヴィジョンを次の世代に引き継いで、勇気ある行動を続けていくこと。このような言葉を遺してくれた父に、私は感謝している。
お読み下され感謝致します。