隻手の声(佐藤節夫)The voice of one hand clapping.

世の中の片手の声をココロで聴こう。

岩村城趾 Iwamura castle ruins 

2015-11-24 21:13:01 | Weblog


岩村城趾 Iwamura castle ruins 平成乙未廿七年霜月廿四日

 先日、10月末、岩村城趾へ白帝文庫の皆さんと行ってきたというより、登ってきた。
岩村城址へは2回来ているが、天守跡へはまだであった。
 日本3大山城の一つと言われるだけ、仲間の1/3はバスで登れることになったが、一汗かくことになった。下りは明日のガイドのことがありバスにした。

 佐藤一斎については、平成18年「親子で読む言志四録」と、平22年「儒教の葬式」について
で、このブログに発表しています。お読みくだされば幸甚です。

 今日は 仲間の方たちの半分が詩吟をやってみえる方たちがいて、世話役の方が,

『春夕(しゅんせき) 佳賓好主(かひんこうしゅ)』を吟じられた。
 なんとこれが、佐藤一斎先生作の詩吟で You Tube で盛んに吟じられていた。
 
月を佳賓・梅を好主に見立て、月と梅とで占める春の宵をうたった詩

 月は梅花を訪(と)うて 好主と為(な)し
 梅は月影(げつえい)をむかえて 佳賓と作(な)す
 佳賓好主 両(ふた)つながら  雙絶(そうぜつ)
 管領(かんりょう)す  黄昏(こうこん)一刻の春

(意味)
梅花を訪れて好い主人となし
梅は月影を迎えて好いお客とする
あでやかな月影と香り深い梅の花と二つ相並んで絶品で
一刻千金の春の夕をともに占め合っている

***吟詠教本より通釈
 おりから空に浮かんだ月は、梅の花に光を注いでよい客となり、梅はその月の光を迎えて良い
 主人となっている。両方ともまことに清らかそのものであり、春の黄昏の一時をすっかり占領
 してしまったかのようである。


(佳賓)好いお客
(好主)好い主人
(雙絶(そうぜつ))二つともそろって立派
(管領(かんりょう))支配する

 **有難い詩吟である。**

 佐藤一斎先生には座右の銘となるべき言葉を書にした扁額が多い。

 『自彊不息(じきょうふそく)』
    「自ら進んで努力し、それを怠らないこと」という意。「易経」出典

 『勿 欺』(あざむくなかれ)  「嘘をつかず正直に」という意。「論語」出典

 「老いて学べば、死しても 朽ちず」ですよね。

 お読みくだされ、感謝致します。

健康を保つ方法 way to keep health

2015-11-24 20:31:59 | Weblog
 金子教授

健康を保つ方法 way to keep health   平成乙未二十七年霜月廿五日

 先日11月3日 高校の記念講演が同窓会(約300名)で行われた。
金子周一という卒業生で金沢大学の内科教授であった。

近年は昔の医学のイメージを一変させる状況だという。
昔は、肺結核と感染症が主だったが、今は、癌と生活習慣病だという。

これから高齢化社会に向けて大事なことは
①「転ぶな」ということだそうだ。
   寝たっきりになる可能性が高いからだ。
② 「風邪をひくな」
③ 「義理を欠け」ということだそうだ。
  友人の葬儀に寒いときに頑張って参列しなくてもいいのだそうだ。慌てる原因で何が起きるか分からないから。

スポーツもやりすぎてはかえって不健康の元となる。先生は散歩だそうだ。

かいつまんでほんの触りでしたが、皆、元気にそれなりに歳を取ったという確認できた。

クラスでは2割の生徒が亡くなっている。当然昔の先生は参加ゼロでした。

お陰様で、10年その時のテーマを自分なりに解釈し、良き本に出会い纏めてきました。

月1本になるかもしれませんが、のんびりと最晩年を迎える準備をします。
有楽斎や良寛さんのような精神的に満ち足りた生活が目標です。

家にはまだまだ子供たちが頼って来てくれております。
ありがたいことです。
犬山城ガイドは5年目になり、如庵は2年です。まだまだ先はあります。

よろしくお願いします。