七福神巡りTour of the Seven Deities of Good Fortune 平成癸巳廿五年睦月廿四日
今年はO先輩から「下谷七福神」の賀状を頂いた。
全国各地に「七福神」はあるみたいですね。
玄侑宗久、福島在住の作家、僧侶は、去年、講演会で「日本的な生活」はまさに「七福神」の信仰であるといってみえた。
日本には、八百万の神がいて、原始は神仏習合でした。
あの塩沼大阿闍梨によると、役行者以降、修験道というのは、仏教、神道、儒教、道教など、いろんな宗教が習合して成立し、時代の流れとともにずっと信仰されてきた。
純粋に自然の中で悟りを求めていく山岳宗教であり、神仏一体の宗教であった。
修験道の修行者は俗に山伏とも呼ばれてきた。武蔵坊弁慶もその一人ですね。(平18年12月2日「弁慶のひたむきさ」)
藤田庄市氏によると、修験道というより日本の伝統宗教は江戸時代まで基本的には神仏習合であった。それが、明治維新政府の神仏判然令、修験道廃止令により、神社 から仏教色は一掃され、吉野、熊野などの修験道は壊滅状態となった。吉野では百二十数カ寺あった塔頭(たっちゅう)寺院は数カ寺にすぎない。
しかし、「山川草木悉有(しつう)仏性」千年以上に渡り、山にも、川にも、草木にも、神仏がいますと感じ取り、神仏習合の信仰をつくりあげてきた先祖伝来の心は消えてはいない。 熊野本宮大社の神殿から、御神水と御神火を捧げ持った聖護院山伏と熊野本宮大社神職が並んで、神仏習合の採灯護摩がなされるという。(修験道2008年5月)
秋田のなまはげでも、明治より「天照大御神」となり、仏教は申し訳ないように奥まって建てられていた。
どっこい、都内でも、しっかり神仏習合が根付いていることは有り難いことである。
少し調べました。
下谷七福神の概要
下谷七福神は、下谷を冠していた旧下谷三の輪町、旧下谷金杉上町・下町、下谷竜泉寺町、下谷上根岸町付近にある七福神で、寿永寺の布袋尊、飛不動正宝院の恵比寿神、弁天院の朝日弁財天、法昌寺の毘沙門天、英信寺の三面大黒天、入谷鬼子母神真源寺の福禄寿、元三島神社の寿老神を参詣します。徒歩で約2時間で参詣できます。また、東京メトロ日比谷線三ノ輪駅、JR山手線鶯谷駅に下谷七福神巡りのパンフレットをいただけます。
布袋尊(清廉度量) 寿永寺 台東区三ノ輪1-22-15
恵比寿神(愛敬富財) 飛不動正宝院 台東区竜泉3-11-11
朝日弁財天(芸道富有) 弁天院 台東区竜泉1-15-9
毘沙門天(勇気授福) 法昌寺 台東区下谷2-10-6
三面大黒天(有富蓄財) 英信寺 台東区下谷2-5-14
福禄寿(人望福徳) 入谷鬼子母神真源寺 台東区下谷1-12-16
寿老神(延命長寿) 元三島神社 台東区根岸1-7-11
________________________________________
寿永寺の布袋尊• 飛不動正宝院の不動堂
弁天院本堂 法昌寺毘沙門堂
英信寺毘沙門堂 真源寺福禄寿堂
元三島神社拝殿
**同じガイド仲間のUさんから「名古屋の七福神」を頂いた。
名古屋七福神めぐり
①布 袋 尊 "Happy"(円満)中国五大聖人の一人です。弥勒菩薩の化身とも言われ、堪忍と和合を教えて くれる神様であり広く親しまれ尊敬されておられます。
名古屋市民には「大須の観音様」で有名です。
寶生院 名古屋市中区大須2-21-47 052-241-7670
②大 黒 天 "Rich,Wealthy"(裕福)インドの神様で有福を示し、有徳、財宝、闘戦の神様で二俵の米俵 に立ち糧食を司ります。頭巾を被り、右手には打ちでの小槌、肩には大きな袋を背負って 「打つ小小槌に宝の雨を降らし無福の民を救う御神」です。
毎月二十一日、二十八日には厄除け祈祷が行われます。
宝珠院 名古屋市中川j区中郷1-11 052-361-0638
③福 禄 寿 "Popularity"(人望)中国の道教の理想であります幸福、俸禄の意味から幸福、財、長寿を もたらす神様として慕われておられます。
萬福院 名古屋市中区栄5-26-24 052-241-7670
④弁 財 天 "Amiability"(威光愛嬌)七福神の中で唯一の女神であります。愛敬、音楽、弁舌、才智 水の神、芸術の神として古来日本では市来姫と同一神として信仰されております。 弓、矢、矛、鉄剣等を持ち白蛇の宝冠をかぶっておられます。
弁天寺 名古屋市港区多加良浦町4-278 052-381-2306
⑤恵比寿寿神 "Prosperity"(繁栄)釣竿とタイを抱えニッコリ笑うのはイザナギの尊の第三子蛭子尊と も言いまして大国主命の御子とも伝えられています。清廉、漁業、商売繁盛、交易の神 様と言われエビス顔と言われる様に尊顔しています。 七福神の中で唯一の日本の神様であらせられます。
笠覆寺 名古屋市南区笠寺町上新町 052-821-1367
⑥寿 老 人 "Longevity"(長寿)寿老神とも書き、長寿の神様で老子の化身とも言われております。
長命、富財、与宝、諸病平癒の神様であり人々の安全と健康を司どります。
毎月五日と十三日には「ご縁日」があります。又 真言宗尾張高野でも有名
であり、通称「ポックリさん」は名古屋市民に浸透しています。
興生寺 名古屋市昭和区八事本町 052-832-2801
⑦毘沙門天 "Prestige"(威光)インドの神様で多聞天とも言われ仏教四天王の一人。
左手の塔は八万四千の法蔵、右手の宝棒は悪霊を退散させ財宝を授けると言う。
勇ましい姿から「戦の神様」とも呼ばれます。唯一の石像です。
福生院 名古屋市中区錦2-5-22 052-231-5261
参考文献 ・「七福神」 ・名古屋ショッパー
今年はO先輩から「下谷七福神」の賀状を頂いた。
全国各地に「七福神」はあるみたいですね。
玄侑宗久、福島在住の作家、僧侶は、去年、講演会で「日本的な生活」はまさに「七福神」の信仰であるといってみえた。
日本には、八百万の神がいて、原始は神仏習合でした。
あの塩沼大阿闍梨によると、役行者以降、修験道というのは、仏教、神道、儒教、道教など、いろんな宗教が習合して成立し、時代の流れとともにずっと信仰されてきた。
純粋に自然の中で悟りを求めていく山岳宗教であり、神仏一体の宗教であった。
修験道の修行者は俗に山伏とも呼ばれてきた。武蔵坊弁慶もその一人ですね。(平18年12月2日「弁慶のひたむきさ」)
藤田庄市氏によると、修験道というより日本の伝統宗教は江戸時代まで基本的には神仏習合であった。それが、明治維新政府の神仏判然令、修験道廃止令により、神社 から仏教色は一掃され、吉野、熊野などの修験道は壊滅状態となった。吉野では百二十数カ寺あった塔頭(たっちゅう)寺院は数カ寺にすぎない。
しかし、「山川草木悉有(しつう)仏性」千年以上に渡り、山にも、川にも、草木にも、神仏がいますと感じ取り、神仏習合の信仰をつくりあげてきた先祖伝来の心は消えてはいない。 熊野本宮大社の神殿から、御神水と御神火を捧げ持った聖護院山伏と熊野本宮大社神職が並んで、神仏習合の採灯護摩がなされるという。(修験道2008年5月)
秋田のなまはげでも、明治より「天照大御神」となり、仏教は申し訳ないように奥まって建てられていた。
どっこい、都内でも、しっかり神仏習合が根付いていることは有り難いことである。
少し調べました。
下谷七福神の概要
下谷七福神は、下谷を冠していた旧下谷三の輪町、旧下谷金杉上町・下町、下谷竜泉寺町、下谷上根岸町付近にある七福神で、寿永寺の布袋尊、飛不動正宝院の恵比寿神、弁天院の朝日弁財天、法昌寺の毘沙門天、英信寺の三面大黒天、入谷鬼子母神真源寺の福禄寿、元三島神社の寿老神を参詣します。徒歩で約2時間で参詣できます。また、東京メトロ日比谷線三ノ輪駅、JR山手線鶯谷駅に下谷七福神巡りのパンフレットをいただけます。
布袋尊(清廉度量) 寿永寺 台東区三ノ輪1-22-15
恵比寿神(愛敬富財) 飛不動正宝院 台東区竜泉3-11-11
朝日弁財天(芸道富有) 弁天院 台東区竜泉1-15-9
毘沙門天(勇気授福) 法昌寺 台東区下谷2-10-6
三面大黒天(有富蓄財) 英信寺 台東区下谷2-5-14
福禄寿(人望福徳) 入谷鬼子母神真源寺 台東区下谷1-12-16
寿老神(延命長寿) 元三島神社 台東区根岸1-7-11
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寿永寺の布袋尊• 飛不動正宝院の不動堂
弁天院本堂 法昌寺毘沙門堂
英信寺毘沙門堂 真源寺福禄寿堂
元三島神社拝殿
**同じガイド仲間のUさんから「名古屋の七福神」を頂いた。
名古屋七福神めぐり
①布 袋 尊 "Happy"(円満)中国五大聖人の一人です。弥勒菩薩の化身とも言われ、堪忍と和合を教えて くれる神様であり広く親しまれ尊敬されておられます。
名古屋市民には「大須の観音様」で有名です。
寶生院 名古屋市中区大須2-21-47 052-241-7670
②大 黒 天 "Rich,Wealthy"(裕福)インドの神様で有福を示し、有徳、財宝、闘戦の神様で二俵の米俵 に立ち糧食を司ります。頭巾を被り、右手には打ちでの小槌、肩には大きな袋を背負って 「打つ小小槌に宝の雨を降らし無福の民を救う御神」です。
毎月二十一日、二十八日には厄除け祈祷が行われます。
宝珠院 名古屋市中川j区中郷1-11 052-361-0638
③福 禄 寿 "Popularity"(人望)中国の道教の理想であります幸福、俸禄の意味から幸福、財、長寿を もたらす神様として慕われておられます。
萬福院 名古屋市中区栄5-26-24 052-241-7670
④弁 財 天 "Amiability"(威光愛嬌)七福神の中で唯一の女神であります。愛敬、音楽、弁舌、才智 水の神、芸術の神として古来日本では市来姫と同一神として信仰されております。 弓、矢、矛、鉄剣等を持ち白蛇の宝冠をかぶっておられます。
弁天寺 名古屋市港区多加良浦町4-278 052-381-2306
⑤恵比寿寿神 "Prosperity"(繁栄)釣竿とタイを抱えニッコリ笑うのはイザナギの尊の第三子蛭子尊と も言いまして大国主命の御子とも伝えられています。清廉、漁業、商売繁盛、交易の神 様と言われエビス顔と言われる様に尊顔しています。 七福神の中で唯一の日本の神様であらせられます。
笠覆寺 名古屋市南区笠寺町上新町 052-821-1367
⑥寿 老 人 "Longevity"(長寿)寿老神とも書き、長寿の神様で老子の化身とも言われております。
長命、富財、与宝、諸病平癒の神様であり人々の安全と健康を司どります。
毎月五日と十三日には「ご縁日」があります。又 真言宗尾張高野でも有名
であり、通称「ポックリさん」は名古屋市民に浸透しています。
興生寺 名古屋市昭和区八事本町 052-832-2801
⑦毘沙門天 "Prestige"(威光)インドの神様で多聞天とも言われ仏教四天王の一人。
左手の塔は八万四千の法蔵、右手の宝棒は悪霊を退散させ財宝を授けると言う。
勇ましい姿から「戦の神様」とも呼ばれます。唯一の石像です。
福生院 名古屋市中区錦2-5-22 052-231-5261
参考文献 ・「七福神」 ・名古屋ショッパー