通知表の「愛国心」評価について 平成丙戌年文月二十四日
夏休みに入り、各家庭に通知表がお子様から親のもとに渡った。
先日、中部6県の公立小学校のうち、主に愛知県、77校の小学校で、昨年度の通知表に「わが国の歴史・政治・国際社会に関心をもち、意欲的に調べることを通して国を愛する心情をもつ」との評価項目を採用していたことが、中日新聞の調べで分かったと報道されていた(6月9日朝刊)。もともと強制すべきことでないものを、校長会という現場の管理する立場の方たちが早々と「通知表」という評価表をちらつかせて来てみえたとは、「強制」以外の何者でもないと思います。 先走りもひどい話であり、5月下旬には小泉首相は評価項目とするには否定的な答弁をしているが、実は基本法改正案前の5年前から、首相以下文部科学大臣の指示で進められて来たと思わざるを得ない。何のための教育基本法改正論議だったのか? 空恐ろしい事実です。これはおそらく全国の小学校にいえると思います。 通知表の雛型が上から来ているのではないでしょうか。指導要領は文部省が決める。そして載せられれば従わざるを得ない。 とこのように私のブログ(6月11日)に書いた。
この疑問に答えるかのように7月23日中日新聞の上田記者が、「ニュースを問う」の欄で、通知表の「愛国心」評価について、やはり「国の愛国心評価モデル」があった。と書いている。
私の心配した通知表の雛型である。
さらに 国立教育政策研究所の教育課程研究センターが2002年2月に公表した「「評価基準、評価方法等の研究開発」という報告文書がある。全国の学校現場が評価基準を作成し、評価方法を工夫改善する際の参考資料として提供されている。その内容を読むと、評価基準の具体例の文言が、今回問題となった愛知県海部・津島地方の通知表の評価項目の表現と酷似していることが分かる。と書いている。
小学校の中には「国を愛する心情」の評価項目が見直しの段階で消えた小学校もあるという。「生きた教育のかきまぜる現場力」の好例と評価されている。
この問題は一地方の保守的で横並び意識が強く、上意下達の土地柄が要因とされましたが、しかし、全国的と思います。そして、首相以下文部科学大臣の指示で進められて来たかどうかの調査結果を待ちたい。
なぜなら小泉首相は首相になったら靖国神社へ参拝すると公約してなった人です。 本当だとしたら小泉劇場の最終章に汚点がついたことになります。
「国を愛せざるを得ないように築かねばならない」という気持で書きました。
お読みくだされ感謝します。
夏休みに入り、各家庭に通知表がお子様から親のもとに渡った。
先日、中部6県の公立小学校のうち、主に愛知県、77校の小学校で、昨年度の通知表に「わが国の歴史・政治・国際社会に関心をもち、意欲的に調べることを通して国を愛する心情をもつ」との評価項目を採用していたことが、中日新聞の調べで分かったと報道されていた(6月9日朝刊)。もともと強制すべきことでないものを、校長会という現場の管理する立場の方たちが早々と「通知表」という評価表をちらつかせて来てみえたとは、「強制」以外の何者でもないと思います。 先走りもひどい話であり、5月下旬には小泉首相は評価項目とするには否定的な答弁をしているが、実は基本法改正案前の5年前から、首相以下文部科学大臣の指示で進められて来たと思わざるを得ない。何のための教育基本法改正論議だったのか? 空恐ろしい事実です。これはおそらく全国の小学校にいえると思います。 通知表の雛型が上から来ているのではないでしょうか。指導要領は文部省が決める。そして載せられれば従わざるを得ない。 とこのように私のブログ(6月11日)に書いた。
この疑問に答えるかのように7月23日中日新聞の上田記者が、「ニュースを問う」の欄で、通知表の「愛国心」評価について、やはり「国の愛国心評価モデル」があった。と書いている。
私の心配した通知表の雛型である。
さらに 国立教育政策研究所の教育課程研究センターが2002年2月に公表した「「評価基準、評価方法等の研究開発」という報告文書がある。全国の学校現場が評価基準を作成し、評価方法を工夫改善する際の参考資料として提供されている。その内容を読むと、評価基準の具体例の文言が、今回問題となった愛知県海部・津島地方の通知表の評価項目の表現と酷似していることが分かる。と書いている。
小学校の中には「国を愛する心情」の評価項目が見直しの段階で消えた小学校もあるという。「生きた教育のかきまぜる現場力」の好例と評価されている。
この問題は一地方の保守的で横並び意識が強く、上意下達の土地柄が要因とされましたが、しかし、全国的と思います。そして、首相以下文部科学大臣の指示で進められて来たかどうかの調査結果を待ちたい。
なぜなら小泉首相は首相になったら靖国神社へ参拝すると公約してなった人です。 本当だとしたら小泉劇場の最終章に汚点がついたことになります。
「国を愛せざるを得ないように築かねばならない」という気持で書きました。
お読みくだされ感謝します。