隻手の声(佐藤節夫)The voice of one hand clapping.

世の中の片手の声をココロで聴こう。

寛容tolerance

2016-02-19 22:25:11 | Weblog
白い万両
寛容tolerance   平成廿八丙申年如月十九日

一昨年、「こころの好縁会」姜先生、玄侑老師、小出社長の鼎談で、IS に対しては、中立で行こうだった。そして、去年の1,2月には、ジャーナリストの後藤さんと湯川さんが殺害されたというが、まだ遺体の返還はない。9月には、玄侑老師は思い切って中立宣言してはどうか、小出社長は「No More Warの精神」で、姜先生はtolerance 寛容の精神でいこうとなった。
Net のニュースから、去年1月「日本は 中立と見られていない」という記事に出会った。
 イギリスのイスラム教の指導者チョードリー氏は、NHKに対して「アメリカの政策によって多くのイスラム教徒が死んでおり、どんな形であれアメリカを支持するならば日本の市民やジャーナリストが捕らえられても驚きはしない」と述べ、また日本が難民支援など非軍事面で支援していることについては、「欧米を後方支援していることに変わりはない。日本の立場は中立とは思えない」と述べ、戦闘に参加していなくてもイスラム国側からは、日本が欧米に加担しているように映るとの見方を示した。
 最近のニュースでは、シリアで病院や学校が空爆され、50人が死亡した。これに関して政府やロシアは関与を否定している。(毎日)
 ドイツのメルケル首相は難民受け入れに上限を設けない考えを表明。寛容な政策に国民の支持が得られる自信が強まったのだろう。法的根拠に憲法で難民の保護請求権を認めていることを挙げている。
 首相は、「息の長い巨大な国家課題」と位置付けている。
ドイツにはドイツの暮らしがあり、多文化統合はただの理念ではなく、寛容とは互いに歩み寄る忍耐が要る。ドイツだけでなく欧州連合(EU)の試練でもある。 移民法(2005施行)で移住やドイツ国籍を望む外国人にドイツ語習得を義務付け、技術者就労を促している。
 日本では、東京オリンピック後に向けた多文化主義が必要となるだろう。何でも次世代に任せてしまうのでなく、移民社会が来ても知恵を出し合って生きていける社会にせねばならない。

お読み下され、感謝致します。


千日回峰行

2016-02-12 10:05:02 | Weblog
塩沼亮潤大阿闍梨 千日回峰行を語る

私は見れませんでしたが、Sさんがリポート下さいました。

UPさせていただきます。

佐藤様
昨日、塩沼亮潤大阿闍梨を見ました。
本を読んだ時と違い、肉声で語る内容は迫力がありました。
登山でも1,300mは大変ですが、午前0時に暗闇の中を出発、
8時間かけて昇り、7時間かけて降りる、それを毎日ですから
すごいものです。栄養不足で爪がボロボロになる話、下痢が
止まらないけれども行かなければならない話、幽霊に金縛り
に遭う話、など本では味わえない凄さを感じました。

四無行は断食をその2日前からやっていた、終わった後も
断食をしたので、合計13日間断食をした、驚きです。
それにあと2日ぐらいは出来そうだと思ったとはスゴイ。

それと四無行を終えて、お堂から出る時に、支えをするなら
私は出ない、と言って自分の足だけで出てきたことなど、
人間の矜持というか、美学が出ていました。

お知らせいただき有難うございました。
Sより

**四無行とは、
九日の間、「断食、断水、不眠、不臥」を続ける、非常に厳しく危険な行である。 これを行う前の「生き葬式」で「今日から生きるか死ぬかの四無行に入り、もし世のため人のために生きて帰ってきて、皆様方にお仕えしなさいというご神仏の判断がないならば、永遠の別れになります」と挨拶をされたという。
 お堂に入るとただ座っているばかりでなく、九日間のうちに、お不動様の御真言と蔵王権現の御真言を十万遍ずつ、合わせて、二十万遍を唱え、一日三回の修法と、一度のお水取りがあるという。